【当サイトはアフィリエイト広告を利用しています】

鴨と葱 淀水二行:福岡グルメの新定番、絶品鴨肉料理の美味しさに唸りまくる

テレビで見て「絶対行かなきゃ!」

今回紹介するのは福岡市中央区春吉にある「鴨と葱 淀水二行」。読みは「かもとねぎ・よどみずにぎょう」。

「鴨しゃぶ」など鴨肉料理を提供している、2017年8月に移転オープンしたばかりのお店。以前は福岡市城南区にて10年以上営業されていたそうです。

場所は天神にある「西鉄天神駅(西鉄天神バスセンター)」と、東方向にある「キャナルシティ博多」を直線で結んだ、ちょうどその中間地点あたり。

福岡市中央区春吉

▲ 国体道路の「春吉」交差点を南側に曲がるとすぐ、右側に緑色のお薬やさんが見えます。

福岡市中央区春吉

▲ お薬やさんの交差点を右折し、細い路地に入ります。

鴨と葱 淀水二行

鴨しゃぶ提灯

▲ 50メートルほど進めば「鴨しゃぶ」という白い提灯が見えるはず。

鴨と葱 淀水二行

▲ 細長い建物の手前が店舗入口。

鴨と葱 淀水二行

▲ 平日の夜にもかかわらず、予約が埋まって満席になっていました。最近テレビや雑誌、Web記事などメディアで多く取り上げられており、当日訪問や直前予約などは実質不可能な人気店。1ヶ月前でも予約が取れないことがあるんだとか。

それを聞いてたので今回私は1ヶ月前に電話で予約を済ませていました。

サイン色紙

▲ 2階席へと続く階段の壁にサイン色紙が飾られていました。

2018年2月25日(日)にFBS福岡放送で放送された「福岡すっぴんツアー!8」という番組でこちらのお店が紹介され、たまたま私もその番組をリアルタイムで見てまして、「うわあ、ここ行きたい!」と速攻メモしておりました。

出演していた今田耕司さん(写真一番左)、博多華丸大吉のお二人(写真一番右)のサイン色紙も飾られています。

お二人で切り盛りされてる

2階テーブル席

▲ 2階テーブル席。私は一番乗りだったため、他にお客さんは誰もいません。これ幸いと写真を撮りまくってました。

2階テーブル席は6つ。それぞれ4名まで座ることができます。大人数の飲み会などには向きませんが、貸し切りには対応しているそうです(要予約)。私は確認していないのですが、同行者によれば「奥に6人席がある」とのこと。

食べ物メニュー

▲ 今回は「京鴨しゃぶしゃぶ」と「溶岩鴨焼き」を含むコースを予約しておきました。コースのみで3,900円(税抜・飲み物別)。

締めとして「日本そば」と「おじや」のどちらか。テレビ番組では「両方頼まれる人も多い」と紹介されていたので、せっかくだから両方注文しました(別途料金必要)。

メニュー

▲ 飲み物も充実。私はお酒一切飲まないのでよく分からないのですが、日本酒好きなら結構嬉しいラインアップだそうです。

鴨しゃぶの美味しい食べ方

▲ 壁には「鴨しゃぶの美味しい食べ方」が貼られています。これテレビでもやってました。「鴨は10秒、葱は15秒」ですよ。必ず覚えておきましょう。

お二人で切り盛りされてる

お通し

▲ 最初に運ばれてきたお通し。「うに乗せ湯葉」と「くず豆腐」。どちらも優しい味わいで、もうこの時点で満足。

淀水二行の女将さん

▲ 女将の淀水奈美子さん。お名前から分かる通り、店名の「淀水二行」は大将と女将、お二人の苗字から取られています。

テレビで拝見した時も感じましたが、とにかく常に笑顔でにこやか。コミュニケーションスキルも高く、食べ方や調理の説明も分かりやすいし、冗談もポンポン出てくるし、接客の鏡。

これだけ明るく気持ち良く接遇されたら料理の美味しさが何倍にも上昇するというもの。

うちのテーブル専属? ってくらい質問攻めにしたり雑談したりと長く留まらせてしまったのですが(すいませんでした)、女将さんは次から次へとテーブルを移動し、お客さんの大半を独りでさばいてました。

こちらの店舗は他に店員がおらず、ご夫婦2人だけで切り盛りされてるのだそうです。めちゃくちゃ忙しそうなのに2人? とビックリ。

つみれ団子

▲ まずは鍋に鴨肉のつみれ団子を投入。全て女将さんがやってくれます。

それなりの時間で食べられるそうなのですが、「お鍋の出汁(だし)に鴨のうまみを加える」ため、次の料理が終わるまで敢えて放置するんだとか。了解しました。

まずはアツアツの溶岩焼き

溶岩焼き

▲ 続いてやって来たのは「鴨肉の溶岩焼き」用の調理器具。

長年にわたっていろんな石焼きを試行錯誤した結果、焼き具合として桜島(鹿児島県)の溶岩が最適だったそうです。まさにチェスト!(意味無し)。

京鴨

▲ 遂にお目見えしました。鴨のお肉(焼き用)。こちらのお店では合鴨の有名高級ブランド「京鴨」を取り寄せ、提供されています。

実は私、そもそも鴨のお肉を食べたことが人生で(たぶん)1回しかありません。20年以上も前、鴨肉を誰かから頂いて、それを鍋料理にして食べたはず。今回食べた京鴨のような高級ブランドではなかったはず。

溶岩焼き

▲ 熱した板の上で鴨肉を焼きます。これも最初は女将さんが説明しながら人数分を焼いてくれます。

鴨肉の溶岩焼き

▲ レアとミディアムの中間くらいで焼き、

溶岩焼き用の塩と酢醤油

▲ 山椒トリュフ塩(写真右)、酢醤油(同左)のどちらかにつけて食べます。

ウマイっ! ありがとさげもす(薩摩弁)

塩が抜群に美味しくて感動。写真には入れてませんが、レモンもついていて、絞りかけて食べるとサッパリ爽快な味。

鴨肉は低カロリーなのに高たんぱく。中性脂肪を分解するなどメタボなオッサンの私にも優しく、また鉄分やビタミンB2など女性の美容にありがたい成分が多く含まれていることから「ビューティーミート」と呼ばれているそうです。

鴨肉と葱の感動的なハーモニー

鴨しゃぶと白ネギ

▲ 溶岩焼きの美味しい余韻に浸っていると、すぐに次の料理がやってきました。メインディッシュである「鴨肉しゃぶしゃぶ」。その上には巨大に盛り付けられた白ネギ。

鴨しゃぶと白ネギ

▲ 料理を持ってきてくれたのは大将。写真を撮り忘れましたが、女将さんと同じく大将も大変明るく朗らか、ジョークもバンバン飛び出ます。

上の写真は、それまでもバンバン異様なほど写真を撮りまくってた我々を見て、

「あ、インスタ栄えさせましょうね」

と大将が葱をトングでつまんで持ち上げてくれてるところ。すいません、我々はインスタじゃなくてブログに載せちゃってます。

鴨しゃぶのお鍋

▲ いよいよ鴨しゃぶ開始。大将がお手本として最初に葱を投入。それから鴨肉に移行します。

鴨しゃぶの美味しい食べ方

▲ さっきも言いましたが「鴨は10秒、葱は15秒」ですよ。忘れてませんよね。忘れてしまったというあなたは人間失格です。すいません言い過ぎました。

鴨しゃぶ

▲ 大将が小皿に入れてくれた最初の鴨しゃぶ(しゃーぶしゃーぶしてる所を撮り忘れた)。

白葱と一緒に食べると、もう言葉を失います。おいしくて絶句。これは凄まじくウマい。

鴨肉の赤身が適度に柔らかく、脂身の部分は心地良い歯ごたえがあって、さらに白葱がものすごくシャキシャキしてるけど臭味や苦みは一切なくてサッパリしてる。

さらに、それら全てを包んでる出汁(だし)の旨さたるや。これは文字だけで表現など到底できるものではありません。

敢えて表現するなら「なんじゃこりゃ!」としか。

ちなみに鴨しゃぶは「出汁につけて食べる」以外にも、ポン酢につけて山椒をかけて食べる選択肢もあります。こちらも美味しかった! 写真撮り忘れたけど。

あと前述したテレビ番組では「味噌だれ」で食べてる様子も映ってました。今田耕司さんが話を遮るように「味噌うまっ!!」と絶叫し、博多華丸さんも目を(いつも以上に)まん丸にして絶賛してた味噌だれ。

その味噌だれを楽しみにしてたのですが、今回はありませんでした。テーブルのどこかにあったけど気付かなかったのか。それとも別コースになるのかは不明。

鴨しゃぶ

▲ 人数分のトングが用意されてるので、皆が自分のペースで次々と鴨&葱を鍋に投入して食べていきます。私、食べ過ぎたかもしれないな。

同行者と談笑してる間も、とにかく出汁(だし)が美味しくて美味しくて、ひたすら飲み続けてました。福岡産の甘めな味わいの醤油をベースとした特製出汁で、当然ながら無添加、無化調(化学調味料なし)です。

水炊きの時もそうなのですが、福岡で鍋料理を食べると出汁がとにかく美味しい。毎回飲み続けて止まらなくなります。

今回も「出汁が足りなくなったら補充します」という女将さんの言葉に気を良くして、たぶん大サイズのどんぶり2杯分くらいは楽勝で飲んだんじゃないかな。

あとで気付いたのですが、お店の出汁がなくなったら閉店になっちゃうんですね。私がこの日の閉店時間を早めてしまったかもしれません。謝る気はありません。

締めの蕎麦とおじやで昇天

おじや用のお米

▲ テーブルには石釜が用意されていて、締めのおじや用のお米が入っていました。

おじや用のお米

▲ 溶岩焼きの時なのか鴨しゃぶの時なのか忘れましたが(おいしくて夢中で食べてたから気にしてられない)、どこかのタイミングで点火され、炊飯開始。

鴨肉つみれ団子

▲ 溶岩焼きを食べる前から鍋に投入されていた鴨肉つみれ団子は、うまみを存分に発散してくれてから我々の小皿にやってきてくれました。

見て下さいよ、この出汁のつや、そして脂分を。うまくない訳がないんです。

溶岩焼きと鴨しゃぶ、結構ボリュームありました。私、けっこう食事量が多いほうなんですけど、この時点でイイ感じにお腹が満たされてました

日本そば

▲ 鴨しゃぶも全員完食し、次は締め。まずは蕎麦から。

私を筆頭に出汁を飲みすぎてしまったため、調理前に補充してもらってるところ。

締めの蕎麦

▲ 蕎麦の麺を投入。

締めの蕎麦

▲ 女将さんがチャチャっと調理してくれてます。具材は京都の九条ねぎ。

締めの蕎麦

▲ 調理完了。女将さんがそれぞれの小皿に取り分けてくれました。一味を振りかけて早速麺をすすり、「うわあ!」と叫びました。

これ、締めの蕎麦というレベルを遥かに超越してました。実際に食べないと分かってもらえないんですけど、もうスゴいとしか。

まず、それまで鴨しゃぶ&つみれ団子で鴨のおいしいエキスが存分に混じってる、という前提の絶品出汁があるんですよ。「これ、持ち帰って何かの料理に使いたいよね!」と全員一致するくらいの美味しい出汁。

もう出汁だけで気絶するほど美味しいのですが、さらに麺がめちゃくちゃウマいんですよ。食感や喉ごしが高級蕎麦みたい。麺をズズズとすすったらみんな「うはあ〜」とシミジミ唸ること必至。

以前、岩手県盛岡市で名物「椀子蕎麦(わんこそば)」の美味しいお店に連れて行ってもらった時や、島根県松江市で「出雲蕎麦」の美味しい店に行った時、どちらも美味しすぎて衝撃を受けたのですが、今回はそれに匹敵する衝撃でした。

テレビ番組で華丸大吉のお二人も、この蕎麦を「締めのそばでは過去最強!」と大絶賛してました。あれだけ福岡県内のグルメを食べ尽くしてるお二人がそう認めるんだから間違いありません。

これ、蕎麦だけで商売として成立するんじゃないかってくらい美味しいです。

おじや用のお米

▲ 蕎麦で感動しているところに、いい感じでお米が炊きあがりました。感動は終わりません。続いて「締めのおじや」もあるんです。何て幸せなんだろう。

お米に「蕎麦の実」が混ぜてあるらしく、炊きあがって釜のフタを取った時はプーンと良い香りがしました。小さい頃から山陰で「出雲蕎麦」ばかり食べて育ってきたので、蕎麦大好き人間なんです。

おじや調理

▲ 釜で炊きあがったお米を絶品出汁の中に投入。

締めのおじや

▲ 調理しながら女将さんが語ってくれました。料理は全然しないのだけど、おじやの作り方だけは年月をかけて研究しまくったのだそうです。旦那さんである大将も「お前のおじやは美味しいなあ」と褒めてくれるのだとか。

とても微笑ましいエピソード。照れ隠しなのか、

「よく『おしどり夫婦』と言いますけど、私たちは『鴨夫婦』です(笑)」

と笑いながら女将さん。1日1回限定のジョークなんだそうです。貴重な切り札を我々に、ありがとさげもす。

締めのおじや

▲ 青ネギ、それから福岡・糸島産の卵を最後に投入し、おじや完成。何回も書きますが、あの絶品出汁で作ったおじやですからね。同行者も私も

「これ、食べる前から間違いなく美味しいの分かる」

と既に満足感。

締めのおじや

▲ 山椒を少しふりかけてから頂きました。卵が実にフンワリと柔らかい食感で、炊きたてのお米が適度に歯ごたえあり、そしてやっぱり絶品出汁ですよ。

もうあまりにも幸せでボキャブラリーが消失してしまい、「うわあああ」と唸るばかり。この日、福岡県内で最も「うわあ」という感嘆詞を発したのは私だという自負があります。

その場では「すごい高級な親子丼みたい!」という感想しか出てこず、「親子丼って!」とツッコミ入った。

もう全てにおいて満足。全員が満腹になって(特に私は出汁を飲みすぎてお腹タプンタプン)、これだけのボリュームに加え、鴨肉は相当高級そうだし(だって京鴨ですからね)、これで3,900円ってめちゃくちゃコスパいいよね、と語り合ってました。

さあて、じゃあお会計を、と思ったら

「最後にデザートありますので〜」

と女将さん。

デザート

▲ 持ってきてもらったデザートがこれですよ。ぶったまげましたよ。なんと豪華な!

皆さん分かってるとは思いますが念のため。これ、一人分ですからね。全員分じゃないのよ。

言い方悪いですが、てっきり「アイスクリームだけ」とか「メロンだけ」とか単品のデザートを予想してました。でもデザートのオールスターみたいなの来ちゃった。「これだけで1,000円超えるんじゃないか!」と同行者も驚愕。

最後の最後まで実に美味しく頂きました。抹茶も美味しかったなあ〜。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

福岡はグルメの街。美味しい食べ物がたくさんあります。

このブログを書き始めてから福岡市内の有名なお店に幾つも連れていってもらい、いろんな味覚を知ることが出来てるのですが、今回伺った「淀水二行」さんは、美味しさの衝撃度が過去全店でトップ3に入ります

いろんな店を知ると同時に、美味しさと幸せを提供してくれるお店には何度も足を運びたいですよね。こちらのお店には今後も通うつもりです。人気が大爆発しているのも頷ける素敵なお店でした。

店名 鴨と葱 淀水二行
住所 福岡市中央区春吉3-23-22
icco nico sanco-ICCO号室
電話 092-732-7718
営業 17:30〜出汁終了まで
定休 日曜(他に不定休あり)

-グルメ
-