ロビン・ウィリアムズ追悼、彼の出演した映画作品いろいろ
享年63歳
米カリフォルニア州マリン郡保安官事務所は、俳優でコメディアンのロビン・ウィリアムズさんが11日、同州の自宅で死亡しているのが見つかったと明らかにした。自殺とみられるという。63歳だった。
以下はウィリアムズさんの訃報に寄せられた、オバマ米大統領やハリウッドからの追悼コメント。
<バラク・オバマ米大統領>
ロビン・ウィリアムズは空軍兵、魔人、医師、大統領、教師、ピーター・パンなど様々な役を演じたが、彼は類いまれな人物だった。
<スティーブン・スピルバーグ監督>
ロビンは嵐のようなコメディーの天才で、そしてわれわれの笑いは彼を支えた雷だった。友人である彼がいなくなったなんて信じられない。
<ウィリアムズさんのコメディー番組「クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店」を製作した20世紀フォックス・テレビジョンの担当者>
ロビン・ウィリアムズはコメディーの巨匠だった。われわれが彼と関わったのは1シーズンだけだったが、彼は温かく、ユーモアにあふれ、真のプロフェッショナルだった。
<ミュージシャンのジョン・メイヤー>
大人になったらなりたかったのは、ロビン・ウィリアムズが演じたポパイだった。
<俳優のニール・パトリック・ハリス>
ロビン・ウィリアムズの訃報に衝撃を受けている。彼は非常に多くの人たちに大きな喜びをもたらした。
<妻のスーザン・シュナイダーさん>
私は夫、そして親友を失った。世界は愛されるアーティストであり最も素晴らしい人物の一人を失った。胸が張り裂ける思い。
<俳優でコメディアンのスティーブ・マーティン>
ロビン・ウィリアムズがいなくなったことほどの驚きはない。彼は非常に有能で、偽りのない人だった。
<俳優のベン・スティラー>
大ファンだった13歳の時に彼に会った。とても親切に接してくれたし、全てのファンに優しかった。そして他の俳優に対して寛大だった。秀でた才能を持つのは彼なのに、皆に自分が特別な存在だと感じさせてくれた。
<俳優のジョン・トラボルタ>
ロビンよりも優しく、頭が切れ、思いやりのある人物に出会ったことはない。人々を明るく幸せにしようとする、アーティストとしての彼の努力は誰とも比較できない。
<俳優のスティーブ・カレル>
ロビン・ウィリアムズは世界を少しより良い場所にしてくれた。
<コメディアンのエレン・デジェネレス>
ロビン・ウィリアムズの訃報を信じられない。彼は沢山の人に多くを与えた。
<俳優のケビン・スペイシー>
ロビン・ウィリアムズは世界を笑わせ、物事について考えさせた。このことを心に留め、敬意を払っていく。人として、またアーティスト、友人として偉大な人物だった。彼がいなくなって本当にさみしくなるだろう。
via:ロイター
冒頭から長い引用になってしまいましたが、名優ロビン・ウィリアムズが亡くなりました。まだ63歳。
今年は大好きだったフィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなり、今度はロビン・ウィリアムズが亡くなり、ファンとしては辛く哀しい。これからもっともっと円熟した演技で、彼特有のホンワカした優しい笑顔で魅了してくれたはずなのに。
今回のエントリーは、彼の代表作や思い出に残る名作を紹介します。(2016年追記:彼の死後に劇場公開された作品を追加しました)
レナードの朝
レナードの朝
何回見ても泣きます。昨夜も見ました。元々はロバート・デ・ニーロが好きだったので見た作品。
慢性神経病で動くことも会話することも出来なかった患者に対し、赴任してきた医師が公式に認められていない新薬を投与した結果、患者が30年ぶりに回復。会話や歩行などの日常生活を取り戻すものの、副作用が徐々に現れ始め…という物語。
デ・ニーロが患者、ロビンは医師を演じてます。人生を取り戻した主人公を温かく見守り友情を育む姿。患者の体調が悪化し始め、新薬投与という判断を下した自分を責める姿。医師としての喜びや苦悩をロビンが熱演しています。
ミセス・ダウト
ミセス・ダウト
失業し、妻とも離婚してしまった元俳優が、愛する子供たちに会うため初老の女性に化けて元妻宅にて家政婦として働くという物語。コメディアンとしての地位を不動のものにした一作。
この作品でロビンはゴールデン・グローブの主演男優賞を獲得しています。
ジュマンジ
ジュマンジ
危険なゲーム「ジュマンジ」をプレイする人々がゲームのイベントで現実に襲われる作品。当時としては最先端のCG技術を駆使した作品として注目されました。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
当時まだ無名だったマット・デイモンが幼なじみのベン・アフレックと共に書き上げた脚本を映画化。マットは主演も務め、ベンも友人役で出演してますが、これが大ヒットし、なんとアカデミー賞の脚本賞を獲得してしまいました。
マットは今やハリウッドの大俳優。ベンも最近では映画監督として大成し昨年はアカデミー作品賞まで獲っちゃうし、もうすぐ公開の映画ではバットマンを演じるなど、こちらも超売れっ子状態。二人は現在も近所に住む仲良し同士だそうです。
ロビンは主人公ウィルのカウンセラー役を好演し、アカデミー賞で助演男優賞を獲得。情緒不安定なウィルの道しるべとなるべく見守り続けるロビンの温かな眼差しが印象的な、とても大好きな作品。
ナイト ミュージアム
ナイトミュージアム
夜の博物館で不思議なチカラにより展示物たちが生命を吹き込まれ動き出してしまう物語。主演は博物館の警備員を演じたベン・スティラー。ロビンは展示物の1つで、原住民の人形に恋心を抱くルーズベルト元大統領の人形を演じてます。
今年の夏休みに入ってすぐ、退屈そうにしていた次女と一緒に見ました。子供が見ても楽しめるコメディー作品です。
1作目が大ヒットしたため、続編も作られました。ロビンも同じ役で出演してます。3作目の『エジプト王の秘密』はロビンの死後に公開され、遺作となりました。
ナイトミュージアム2
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
大統領の執事の涙
大統領の執事の涙
ホワイトハウスでアメリカの歴代大統領7名に仕えた執事の物語。ロビンはアイゼンハワー元大統領を演じています。
余命90分の男
余命90分の男
生前最後に劇場公開された作品。ものすごく短気でかんしゃく持ちの男性と、彼に余命が90分だとウソをついてしまったストレス溜まりまくりの女医が繰り広げるドタバタ劇の物語。
基本的にコメディーなのですが、途中でロビン演じる男性が自殺しようとするシーンもあり、日本では彼が亡くなった後で公開されたこともあって正直とても哀しくなる描写でした。彼はどんな気持ちで演技していたのだろう。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
好きだった俳優が急逝してしまうのは本当に辛い。ご冥福を心からお祈りいたします。
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