雪景色の福岡を歩けるチャンスなんて滅多にない【ウォーキング門松編】
2012年開幕戦は大雪ウォーキング
前回のししぶ・古賀ウォーキングが2011年の11月20日だったので、あれから3ヶ月。いよいよ2012年もウォーキング大会が開幕。
↑ 前日から日本海側を中心に大寒波が到来。福岡県も今年初めて本格的に雪が積もった。高速道路の九州道や福岡都市高速も当然のように朝から通行止め。
ウォーキング大会も中止だろうなと思いつつ早朝から公式サイトをチェックしてたが、いつまで経っても「中止」の文字が表示されない。大会やるのか。やるなら当然行くわ。
だって大雪の中をウォーキングなんて、こんなおいしいネタないだろ。
↑ 今回のスタート地点、JR門松駅は快速列車が停車しない駅なので、篠栗駅から普通列車で1駅戻る方法を選択。篠栗駅のホームに下りた時点ですでに積雪あり。滅多に雪が降らない福岡なので、なんだか新鮮な景色。
スタートからいきなり吹雪
↑ JR門松駅に到着。新年最初のウォーキング、スタート地点が「門松」っていうんだから何だか縁起良さげじゃない?
↑ 小さい駅だったが、下りる人はウォーキング参加者以外にもそこそこ多かった。ちなみに今回、さすがに大雪だったせいか、今まで経験したことがないほどウォーキング参加者は少なかった。
↑ 門松駅を出発。
↑ 県道35号線の高架に出る。
↑ 雪の坂道は上りも下りも慎重に歩かねばスベってコケる。
↑ 大隈橋交差点を渡ってすぐのところにある、農産物直売所「なのみの里」。営業してたのか休みなのか開店前なのかすら、雪のため判別できない。立ち寄ることもなくスルー。
↑ 「なのみの里」を通過したあたりから、雪の降り方が激しくなってきた。
↑ 写真を撮るのも一苦労。でもすごく楽しい。福岡でこんな景色はなかなか見られないからテンションも上がる。
↑ 民家の間にある細い路地を進む。
↑ ウォーキング参加者の足跡がまだ少ない。
雪山を登る
↑ 御霊神社。
↑ 寒かったのに門松駅でトイレに行かなかったので、ここでトイレを見つけてひと安心。ちょっと危なかった。新年早々漏らしたら縁起悪い。
↑ ここで参拝してUターンする参加者が多かったのだけど、これどう見ても本堂じゃねえだろ。
↑ この階段を上れ、と案内板が示している。
↑ 階段を上ったところに本堂があった。「すべってコケませんように」と神様にお願い。
↑ 本堂の右側を抜けると、城山への登山道入口がある。ウォーキング参加者はみんな本堂でUターンしてたが、せっかく来たからには登っておきたいじゃない。雪だし。
↑ ふむ。看板の指示にしたがって後ろを振り返ってみる。
↑ おお、これはステキだ。晴れてたら全然違う景色なのだろう。
↑ しかしこんな雪景色は滅多に見られない。得した。
↑ 登るにつれてどんどん雪が深くなる。まさか遭難しないよな。
↑ 「大隈丸山古墳」ってのがあるらしい。どこかにあるんだろうけど、周囲を見回しても雪が深すぎて何も見えん。
↑ まだまだ山道は続く。雪は深くなかったけど泥がツルツルすべって歩きにくく、すごく体力を奪われた。
↑ 延々と階段を上り続けると前方に看板が見える。そろそろ山頂か?
↑ 丸山城の解説が書いてある。室町時代に築城されたんだって。
↑ ようやく山頂の丸山城跡に到着。ここに天守閣があったってことか。
↑ 「わたしたちの粕屋町」の案内板。地図が読めねえ。
↑ 「わたしたちの粕屋町」が雪で完全に消えている。吹雪と積雪のせいで完全に真っ白。見事に何も見えない。山頂で一人爆笑してしまった。
↑ 下りも慎重に、コケないようにゆっくり歩く。
↑ 神社の境内に到着。すべってコケて怪我することもなかった。
福岡の子供たちにとって雪は「天からの贈り物」
↑ 国道201号線の下をくぐる。
↑ 公園の木々も遊具も雪が積もっている。
↑ 公園の奥にあるすべり台で二人ほど子供が、ものすごく楽しそうな歓声を上げながら遊んでいるのが微笑ましかった。
雪が滅多に降らない福岡県の子供たちにとって雪は「天からの贈り物」。楽しい遊び道具であり、時間に限りのある宝物になる。
私自身、雪の多い鳥取県から雪の全く降らない和歌山県に引っ越した際、雪を一度も見たことがないという級友ばかりだった。7年間和歌山県に住んで雪が降ったのはたったの1回。その1回の時、級友たちがどれほど雪に歓喜し興奮してたかを見てるので、気持ちがとても分かる。
↑ 県道35号線に再び進入。
↑ 道路の様子を見た感じ、凍結はしてないみたい。
↑ 「谷がに」交差点。珍しい名前。
↑ 松浦台団地という住宅街に入る。
↑ 日曜の朝で人気も無く、積雪のため車もまったく走っておらず、ウォーキング参加者も私の前後に誰も歩いていない。私が雪を踏みしめるザクッザクッという音だけが響く住宅街。不気味なほどの静寂。
生きてここを出られるのか
住宅街を抜け、「篠栗九大の森」の南口というところに到着。
↑ ここは九州大学と篠栗町が共同で整備し管理もしている、蒲田池の周囲を散策できる約2kmのコース。2010年7月にオープンしたんだって。
↑ 全長2kmなら全然たいしたことないだろ、と考えつつ南口から突入。
↑ 整備されたって言うけど、自然道と変わらんな。道は細いし、気を付けないと池に落ちる。
↑ アップダウンも多いし、森の散策どころじゃなくて「雪山で遭難した気分」になってくる。前方からクマがギャオーって出てくる予感までしてくるし。生きてここを出られるんだろうか。
↑ この看板はビックリした。もう半分の1kmくらいは歩いた気分でいたのに、まだ300メートルしか進んでないとは。道に積もる雪も深いし、想像をはるかに超えてキツイ。
↑ 池が見えた。ベンチに座って休憩する気にはならない。
↑ 「こなら広場」と書いてある。広場というには狭い。雪のせいか。
↑ いま池に入ったら冷凍保存されるんだろうか。
↑ うぎゃーー! まだ半分も来てないのか。泣きそう。考えが甘かった。
↑ 「さくら広場」と書かれた大雪原。
↑ 「はんのき広場」と書かれた小雪原。雪がなかったらどんな場所なんだろ。
↑ ようやく残り200メートル。想像以上に雪が深かったので進むのが大変だった。丸山城跡よりもこっちの方がはるかに体力消耗した。積雪さえなければ2kmなんて全然たいしたことない距離なのに。ものっすご疲れた。
↑ 北口に到着。やっと森を出た。
我が家の料理でもお世話になってた名店
しばらく工業地帯の中を歩く。交通量が多い道路だけど歩道がなく、走り去る車に何度も泥水をかけられる。
↑ 雪原の中に一本だけまっすぐ延びる道。北海道や東北じゃなくて福岡の景色だぞ。この写真が撮れただけで今回来て良かったと思った。
↑ 「北の国から」みたいな。
↑ 雪に埋もれた田畑の道を延々と進んだ先に、何やら店舗が。
↑ 「椒房庵 久山本店(しょぼうあん・ひさやまほんてん)」というお店。
↑ お茶のサービスがあると係員に言われたが、行列できてたので並ぶのキライな私はスルー。
何を売ってるお店なのかウォーキングの最中は知らなかったのだけど、帰宅して嫁に話したら知ってた。それどころか商品が我が家にもあって驚いた。
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ほんとだ。裏に椒房庵って書いてる。この「だし」がとても評判なんだって。今は政治家やってる元柔道家の女性が福岡ローカルの番組で椒房庵の商品を大絶賛して、それでさらに知名度が上がったらしいよ、と嫁の情報。
残り4km、ラストスパート
↑ あと4kmの表示。雪があるとないでは4kmの疲労感がずいぶん違ってくる。
↑ 井手前橋という赤い橋。
↑ 橋の下を流れる川は「新建川」というらしい。
↑ 県道547号線に入る。ここの歩道は雪が溶け始めていてベチョベチョ濡れ、一気にクツの中がベショベショになった。
↑ ゴールまで残り3km。この写真を撮る直前、歩行者の近くで徐行もせず走り去る車に大量の泥水をぶっかけられた。頭にきたので犯行車両も撮っておいた。
↑ 県道からいったん逸れて池の周囲を歩く。
↑ 人に慣れてるらしく近寄っても逃げない。
↑ 大半がどこかへ移動しようとする中、1羽だけピクリとも動かず池の一点を見つめながら物思いにふけっている。
↑ ひさやまヘルスC&Cセンター。
↑ 久山温泉の入口。
↑ 寒い日の温泉って天国だよねー。
↑ 奥に見えるのがレイクサイドホテル久山。
↑ 「久山温泉」と書かれた看板のすぐ横にあった案内板。残りあと2km。
↑ 九州大学の敷地入口。地図で見たけどやたら広い。
↑ ニトリの九州DC。DCは物流センター(Distribution Center)のことらしい。
↑ ニトリの横で残り1km。もう少し。
↑ 国道201号線の「篠栗北」交差点。緑の歩道橋は名前が「ささぐりーん」。おもわず噴いた勢いで鼻水出てしまった。
↑ 新田中橋の歩道にあった雪ダルマ。夜中か朝早くに作ったんだろうな。雪国でもないのにすごい上手。ビックリした。これだけ大きいのを作るのって大変だったろう。
↑ いよいよゴールのJR篠栗駅が見えてきた。手前に線路があるので、歩道橋を渡って駅に行かねばならない。
↑ 歩道橋の上から駅のホームを撮影。ちょうど電車が到着したところみたい。
↑ 篠栗駅にゴール。いやあ~、今回は疲れた!
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歩行時間は2時間21分。歩行距離は11.4km(四捨五入)。平均歩行ペースは1kmあたり12.25分。めちゃくちゃ遅い。
ウォーキングを終え、参加特典に久山温泉の入浴割引券があったので、せっかくだから温泉に入ってきた。そこでまたまたトラブル発生したのだけど。
ウォーキングで使用したiPhoneアプリ
今回のコースマップ
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