義父と義母が眠る町・桂川

↑ JR桂川(けいせん)駅。来たのは昨年6月に福北ゆたか線沿線ウォークをして以来。
ウォーキング大会としては2011年以来だから久しぶり。あの時は義父の命日の数日後だった。今回は義母の命日の数日後。二人のお墓は桂川町にある。不思議な縁。

↑ 国道200号線上の歩道橋を渡る。

↑ 豆田天満宮(天神山古墳)。歩道橋を渡ってすぐのところにある。

↑ 泉河内川(いずみこうちがわ)を渡る。

↑ 比較的最近できた道なのだろう。車道も歩道もずいぶん広い。地方の道で歩道がこんなに広いのは珍しい。

↑ ちょうど5km辺りのところで嘉穂郡を抜け嘉麻市に入る。右足に感じていた靴ズレのような痛みがいよいよ耐えきれなくなり、この場所で休憩しつつ治療。でもあんまり意味なかった。
予期せぬ人に驚きの再会

↑ 千手川。知らない名前の川が連続する。

↑ 「道の駅うすい」。敷地内でイベントを開催してた。
ウォーキングの正式ルートはここから右折して寄り道するのだけど、気付いてないのか無視してるのか、大半の参加者が続々と直進している。そんな人たちを無視して私だけ右折。

↑ 嘉麻市役所。
ここの横を通過中、「○○さん……?」と名前を呼ばれた。一瞬誰か分からず凝視してから気付く。前の職場の後輩だった。数年ぶりの再会でビックリするやら笑うやら。しばし談笑。

↑ 碓井琴平文化館という敷地内にある、織田廣喜美術館。

↑ 同じく、碓井図書館。前述した通り大半がこっちに寄り道してないので、周囲に人が全然いない。

↑ 道の駅うすいの近く、光代新橋というところでイカダレースが開催されてた。毎年開催されてるイベントなんだって。
ひたすら遠賀川沿いを進む

↑ 大きな川沿いの土手に出た。今度は何て名前の川かな? と思ったら、遠賀川だった。こんなとこまで伸びてるのか。遠賀川って長い。

↑ 金八先生のオープニングみたいな風景。若い人には分かるまい。

↑ 黒田二十四騎・後藤又兵衛ゆかりの地、と書かれてる。

↑ 川沿いを歩くのは好きなんだけど、さすがに何kmも続くと景色に飽きる。

↑ 橋を渡って反対岸に行くらしい。ここまで4kmほど、ほとんど同じ景色を眺めながら歩いた。

↑ 河川敷に大きな木。その隣りに鯉のぼりが泳いでた。これは素敵な風景。

↑ 反対岸から鯉のぼりを眺める。ずっと同じ景色で飽きてたから、心が和らいだ。
酒好きには楽しそうなコース

↑ 酒蔵らしき建物と煙突が土手から見えた。梅ヶ谷酒造といって、こちらも有名らしい。今回のコースからは外れてたので寄らなかった。

↑ 5km近く続いた遠賀川の河川敷もようやく終了。左に曲がって市街地に入る。

↑ 寒北斗酒造。享保14年(1729年)創業なんだって。享保といったら徳川吉宗の時代じゃないか。すごいな。
嘉麻市役所近くで再会した後輩が「有名なお店ですよ」と教えてくれてた。彼は酒豪で、私は下戸。
「寒北斗酒造のお酒、めちゃくちゃ美味しいです!オススメですよ!」と言われたので、俺はお酒飲まねえけどな、と伝えたら「あ!そうでした!すいません!」と慌ててた。昔から礼儀正しい男なのだけど、そこまで慌てる必要はない。

↑ 寒北斗酒造の中に入る。お酒まったく飲めないのに入る理由はただ一つ。奈良漬けを求めているのだ。

↑ あった! お酒飲めないのに大好物の奈良漬け。ウォーキング大会で酒蔵を訪問するとき、これが楽しみの一つ。奈良漬けがない時は超ガッカリする。

↑ 奈良漬けを幸せな表情で頬張ってたら、温和で優しそうなお店の人から「お水飲んでください」と勧められた。とってもまろやかな軟水。ちょっと感動した。
「このお水でうちはお酒を作ってるんですよ」と説明され、下戸だからお酒の味は想像できないけど、これは確かに後輩が言う通り相当美味しいお酒なんだろうと理解できた。
寺社巡りの最後に過酷な試練

↑ 寒北斗酒造を過ぎると、しばらく寺社巡りが続く。最初は光圓寺。

↑ 麟翁寺(りんのうじ)。鳥取県民だった私でも知ってる「酒は飲め飲め、飲むならば〜」で始まる福岡県の民謡「黒田節」の主人公で、槍の名手としても有名な母里太兵衛友信(もりたへいとものぶ)の菩提寺と書かれてた。母里太兵衛のお墓もある。

↑ 福円寺。

↑ 後藤又兵衛と母里太兵衛(いずれも黒田官兵衛に仕えた黒田二十四騎)、それぞれの母のお墓がある。

↑ 寺社巡りの最後、北斗宮。

↑ 賽銭箱の向こうに階段が見えてるのだけど、これは?

↑ 階段を上り終えたら本堂があるってことなんだろうな。それにしても階段長いぞ。どうしよう。

↑ 水ぶくれで右足が痛かったけど、ここまで来たんだから上っちゃおう。体力的にもまだ大丈夫。なんとかなる。

↑ 前言撤回! バテた!!

↑ 上り終えた…。ものすごく疲れた。

↑ 今回のウォーキングコースは距離こそ長かったけどアップダウンがほとんどない平坦コースで歩きやすかったし、足が痛くてもなんとかなった。しかしここの階段で8割ほど体力を奪われた。

↑ 息が切れてゼエゼエ言いながら本堂で参拝。これだけ苦労したんだからご利益あるだろう。綾瀬はるかと付き合えますように…。

↑ 本堂の横手に比較的緩やかな坂があった。もしかして、こっち上った方がラクだった?

↑ 坂を下る途中にあった見事な大楠。

↑ 樹齢600年。素晴らしい。苦労して上った甲斐があった。

↑ かほラーメン。有名なお店だと聞いたが、食べに来たことはない。

↑ 今回のゴール地点、大里酒造。清酒「黒田武士」を作ってる酒蔵。
大里酒造からJR桂川駅まで臨時バスが運行していた。しかし今回、せっかく桂川に行くんだから義父母のお墓参りに行こうってことで、嫁と子供たちも車で大里酒造に来てもらい、待ってもらってた。

↑ 歩行時間は2時間26分。歩行距離は14.60km。
初めての道ばかりで楽しかったけど、右足を怪我したのと、北斗宮の階段でバテたのもあって疲れ切った。痛かった右足の靴下を脱ぐと、水ぶくれが裂けて靴の中が血まみれになってた。やけに痛いと思ったら流血かいな、と痛みを忘れて笑ってしまった。
