
2026年2月にイタリアのミラノとコルティナダンペッツォで開催される冬季五輪「ミラノ・コルティナ冬季オリンピック」。
この記事では、日本時間の2026年2月19日夜〜2月20日早朝におこなわれた競技の結果と、2月20日夜〜2月21日早朝におこなわれる競技の放送予定を紹介します。
\ミラノ・コルティナ五輪の名場面を楽しもう/
ミラノ・コルティナ五輪 2月19日夜〜20日早朝の競技結果
ミラノ・コルティナ五輪で2月19日夜から2月20日早朝にかけておこなわれた競技の結果についてまとめました。
フィギュアスケート:女子シングル・フリーの結果

| 選手名 (敬称略) | SP 得点 | フリー 得点 | 最終 順位 |
|---|---|---|---|
| アリサ・リュウ (アメリカ) | 76.59 (3位) | 150.20 (1位) | 1位 金メダル |
| 坂本花織 | 77.23 (2位) | 147.67 (2位) | 2位 銀メダル |
| 中井亜美 | 78.71 (1位) | 140.45 (9位) | 3位 銅メダル |
| 千葉百音 | 74.00 (4位) | 143.88 (4位) | 4位 |

(画像引用:熊本日日新聞)
フィギュアスケート女子シングルは、坂本花織選手が銀メダル、初出場の中井亜美選手が銅メダルを獲得しました。
中井選手は「17歳298日」でメダルを獲得したことにより、浅田真央さんがバンクーバー五輪で銀メダルを獲得した「19歳153日」を抜き、フィギュアスケート競技における史上最年少記録を更新しました。
ちなみに冬のオリンピック全競技をとおしての女子最年少記録は、村瀬心椛選手の17歳100日です。(2022年北京五輪、スノーボード:ビッグエアで銅メダル)
日本人選手をベタ褒めする前に、金メダルのアリサ・リュウ選手ですよ。この人、スゴすぎるぞ。

(画像引用:産経新聞)
リュウ選手は2022年北京五輪の女子個人で6位入賞した後、現役を引退しました。
しかし2024年に復帰し、同年12月のグランプリファイナル(名古屋)でいきなり優勝して金メダルを獲得しているんです。
もっと驚いたのは、お父さんが中国人で、1989年に発生した天安門事件で抗議活動をおこなったことで中国政府に目を付けられ、身を守るためにアメリカへと亡命。
しかしアメリカ亡命後も中国から監視され続けたらしく、娘のリュウ選手も標的となり、FBIから「狙われてるので気をつけなさい」と警告を受けたりもしてたんだそうです。
そんなリュウ選手が2022年の北京五輪に選手として出場してるっていうんですからビックリですよ。
普通、行かないでしょ、自分の身に危険が及ぶかもしれない中国に。実際、北京五輪の期間中には中国国内で何者かに拉致されそうになったらしいです。怖っ!
とにかく「メンタルおばけ」なんですよ、リュウ選手って。
SPは3位だったリュウ選手ですが、フリーはとんでもなかった。ミス全然してないんじゃないですかね。
しかも、最初から最後までずーっと笑顔。上位2人をぶち抜いての金メダル獲得でした。すごいわ。

(画像引用:中日スポーツ)
笑顔といえば、中井亜美選手ですよ。私はSPの時から「中井ちゃん」と呼んでます。
SPを1位で通過した中井ちゃん。フリーでは連続のコンビネーションジャンプで2回目を軽く失敗。他にもいろいろミスが積み重なったのかもしれません。私は詳しくないので、何が加点で何が減点とか全然分かりません。
中井ちゃんもミスを自覚していたのか、演技を終えた直後は指を頬に当て、不思議な表情で首を傾げていました。
でも首を傾げたポーズが「かわいすぎる!」とネットでバズりまくっています。このポーズで5万人くらいファン増えたんじゃないですかね。
キス・アンド・クライで得点が表示された直後、中井ちゃんはフリーの得点が全体9位だったことに目がいったのか、少し落胆しつつもポカーン。
しばらくして突然、手で顔を覆って悲鳴。ここで「3」という最終順位の表示位置と、メダルを獲得したことに気付いた、とインタビューで語っていました。
銅メダルを獲得した中井ちゃんは、金メダルが確定したリュウ選手に向かって笑顔で喜びのガッツポーズ。
すぐ近くにいたリュウ選手も笑顔で駆け寄り、17歳のメダリストを抱き締めて称えました。

(画像引用:日刊スポーツ)
上の写真だけ見たら、どっちが金メダリストなのか分かんないよね。
リュウ選手、とてもイイ人でした。

(画像引用:サンスポ)
坂本選手は、中盤のコンビネーションジャンプで1回目は成功したものの、2回目を飛べず。1回目のジャンプが演技冒頭で飛んだジャンプと同じ種類だったため「くり返し」とみなされ、ダブルで減点されてしまいました。
このコンビネーションジャンプ2連続が普通に決まっていれば、坂本選手はリュウ選手を上回る金メダルの得点だったのだそうです。「たられば」ですけどね。
大きな減点に気付いていた坂本選手は、演技終了後も笑顔が乏しく、観客に「ごめん」と手を合わせて謝罪。
さらに、リンクサイドで中野園子コーチに出迎えられた時点で坂本選手は号泣。銀メダルが確定してからも号泣。リュウ選手や中井選手とハグして号泣。
表彰式では少し笑顔が戻って、中井選手とフザケ合ったりしてましたが、アメリカ国歌を聴きながら涙。インタビューでも泣いてました。
とにかく悔しかったのだそうです。それでも前回北京では「奇跡の銅メダル」だと語り、今回は銀メダルが悔しいと思えるから成長したのかな、と振り返っていました。
これで坂本花織選手は現役生活に別れを告げます。今後は指導者となるらしいです。
中野コーチは坂本選手に「あなたは銀になったから、今後あなたが五輪の金メダリストを育てていきなさい」と語りかけたのだそうです。
坂本選手自身もインタビューで「教え子を全力でサポートできたら、また五輪にふと現れるかもしれない」と語りました。
さすがにコーチの立場で爆笑キャラはできないでしょうね。坂本選手の明るいキャラ、大好きでした。

(画像引用:毎日新聞)
SP4位だった千葉百音選手は、最終順位も4位。かなり悔しかったそうです。
日本人選手が2位・3位・4位。これだけ見ると「日本めちゃくちゃスゴいやん!」となりますが、応援する側も油断してはいけません。
今回はリュウ選手が金メダル。さらにはSPで12位となり号泣していたアンバー・グレン選手(アメリカ)も、フリーはめちゃくちゃ素晴らしかった。
グレン選手はフリーだけだと全体3位。最終順位は5位まで上げてきました。アメリカはやっぱり強いんです。
さらにはANI(個人の中立選手)として出場し、SPで5位だったペトロシアン選手(ロシア)は4回転ジャンプを飛ぶと事前に申告しており、実際にトライしました。
4回転ジャンプは結果的に失敗して転倒し、最終順位は6位でしたが、4回転ジャンプを確実に決めてきたらメダル圏内でした。日本もアメリカも困ったことになってたということ。
さらに今後、日本は坂本選手を失います。中井選手も千葉選手も若いからますます期待できるけど、日本女子フィギュアの今後は大丈夫なのだろうか、坂本選手の穴は埋められるのか、と不安に思う人がいるかもしれない。
でもですね、日本女子フィギュアには島田麻央選手という期待の星がいるのです。

(画像引用:日テレNEWS)
島田選手は現在ジュニアのカテゴリーですが、今回銅メダルを獲得した中井選手と同じ17歳です。
しかし島田選手だけ年齢制限に引っ掛かって、ミラノ・コルティナ五輪には出場できませんでした。以前、最強だった頃に年齢制限のため五輪に出場できなかった浅田真央さんと全く同じパターンです。
ミラノ・コルティナ五輪の出場規定は「2025年6月30日時点での満17歳」となっていました。
中井選手は4月27日生まれなのでシニア扱いとなり条件をクリアしたのですが、島田選手は10月30日生まれのため年齢制限に引っかかってしまった。
島田選手の実績はというと、2025年12月におこなわれたジュニアGPファイナルで優勝し、史上初の4連覇を達成しました。
世界ジュニア選手権でも3連覇を達成していて、ジュニアのカテゴリーで島田選手は無敵なのです。中井亜美選手は、ジュニア時代の直接対決で島田選手に1度も勝っていません。
さらに島田選手は、カテゴリーをシニアに上げた直後の2025年12月に開催された全日本フィギュアで、優勝した坂本花織選手に次ぐ2位でした。ちなみに3位が千葉百音選手、4位が中井亜美選手です。
怪我やスランプなどがない限り、次回2030年のフランス・アルプス冬季五輪に島田選手は日本代表として出場するはずです。
過度な期待は本人にとってプレッシャーとなりますが、応援せずにはいられませんね。
ノルディック複合:団体スプリントの結果

団体スプリント:前半ジャンプの結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 渡部暁斗 山本涼太 | 3位 |
団体スプリント:後半クロスカントリーおよび最終結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 山本涼太 渡部暁斗 | 6位 |

(画像引用:スポニチ)
ノルディック複合の最終種目は団体スプリント。今までの団体戦は4人1組でしたが、今回のスプリントは2人1組です。
日本からは山本涼太選手と渡部暁斗選手が出場しました。
大雪が舞う悪天候の中、ジャンプを得意とする山本選手が見事に決め、渡部選手も揃えてきたことで、前半ジャンプを日本は全体3位の好発進。
後半クロスカントリーでもしばらくは先頭グループの5番目として食らいついていたのですが、全10周の8周目でドイツ選手が転倒。
それに巻き込まれて山本選手も転倒してしまい、先頭グループから大きく離されてしまいました。
その後イタリア選手に抜かれたものの、最後は6位でフィニッシュ。大健闘でした。
今大会が最後の五輪であると明言していた渡部暁斗選手は、3月15日のワールドカップを最後に現役引退するそうです。
3大会連続メダル獲得の偉業を達成し、ノルディック複合の第一人者として日本を牽引してきた渡部選手、お疲れさまでした。
カーリング:女子予選の結果

フォルティウス、最終戦でようやく勝利。連敗を脱出できました。良かった良かった。
とは言うものの完勝とは呼べず、一進一退ではありました。
第4エンドまでに3点差をつけて、「お、今日はいけるぞ」と思った矢先に第5エンドで大量3点を奪われるし。
お互いに逆転する展開をくり返していましたが、第9エンドと第10エンドにフォルティウスは連続でスチールに成功し、逆転勝利となりました。

(画像引用:日刊スポーツ)
試合が終わった後、フォルティウスの皆さん泣いてました。
いろんな想いがあったと思います。よく知りもしない人々にギャーギャー文句を言われまくったし。
「メンバーの仲が悪い」とか、やかましいっちゅうねん。どのクチが言ってるのか。稚拙な想像だけで他人の心を大きく傷付ける自覚を持てない人たちには辟易します。
しかし、五輪で2勝7敗というのは厳しい現実として受け止めなければならない。これからも戦い続けてください。
ロコ・ソラーレも応援するけど、フォルティウスも応援しますよ。お疲れさまでした。
| 順位 | 国名 | 試合数 | 勝 | 負 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | スウェーデン | 9 | 7 | 2 |
| 2位 | アメリカ | 9 | 6 | 3 |
| 3位 | スイス | 9 | 6 | 3 |
| 4位 | カナダ | 9 | 6 | 3 |
| 5位 | 韓国 | 9 | 5 | 4 |
| 6位 | イギリス | 9 | 5 | 4 |
| 7位 | デンマーク | 9 | 4 | 5 |
| 8位 | 日本 | 9 | 2 | 7 |
| 9位 | イタリア | 9 | 2 | 7 |
| 10位 | 中国 | 9 | 2 | 7 |
予選の全試合が終了し、スウェーデン、アメリカ、スイス、カナダの4チームが準決勝進出を決めました。
予選突破をかけて最終戦に直接対決したカナダと韓国の試合はカナダが勝利。韓国は惜しかった。
日本は2勝7敗で、イタリア&中国と勝ち数で並びましたが、DSC(ドローショットチャレンジ)で2チームを上回った日本が8位となりました。
フリースタイルスキー:男子ハーフパイプ予選の結果

| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 松浦透磨 | 延期 |
男子ハーフパイプ予選は、悪天候のため20日に延期となりました。
フリースタイルスキー:女子ハーフパイプ予選の結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 桐山菜々穂 | 予選19位 予選敗退 |
スピードスケート:男子1500mの結果

| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 山田和哉 | 12位 |
| 野々村太陽 | 18位 |
| 蟻戸一永 | 26位 |
ミラノ・コルティナ五輪 2月20日夜〜21日早朝の放送予定
| 日時 | 種目 |
|---|---|
| 2月20日(金) 17:55 | 【フリースタイルスキー】 女子スキークロス |
| 2月20日(金) 18:30 | 【フリースタイルスキー】 男子エアリアル |
| 2月20日(金) 18:30 | 【フリースタイルスキー】 男子ハーフパイプ |
| 2月21日(土) 00:05 | 【スピードスケート】 女子1500m |
| 2月21日(土) 04:10 | 【ショートトラック】 女子1500m 男子5000mリレー |
スピードスケートは、高木美帆選手が本命の1500m。4つめのメダル獲得に挑みます。
以上、今日のミラノ・コルティナ五輪ハイライトでした。
ミラノ・コルティナ五輪 デイリーハイライト
- ハイライト15日目:坂本花織選手と中井亜美選手が銀・銅メダル
- ハイライト14日目:スノーボード強い!スロープスタイルで金銀銅
- ハイライト13日目:17歳の中井亜美選手がSPを1位で好発進
- ハイライト12日目:りくりゅうペア歴代最高得点で涙の大逆転金メダル
- ハイライト11日目:堀島行真選手はアクシデント連続でも銀メダル
- ハイライト10日目:二階堂蓮選手は悔しさと涙の銀メダル
- ハイライト9日目:男子ハーフパイプと男子フィギュアでメダル4個
- ハイライト8日目:女子ハーフパイプと男子モーグルでメダル獲得
- ハイライト7日目:ハーフパイプは男女全員が予選突破
- ハイライト6日目:ジャンプ混合団体で悲願のメダル獲得
- ハイライト5日目:女子ビッグエアで村瀬心椛選手が金メダル
- ハイライト4日目:フィギュア団体が2大会連続の銀メダル
- ハイライト3日目:木村葵来選手が今大会初の金メダル
- ハイライト2日目:フィギュア団体SPは2位の好発進
- ハイライト1日目:男子ビッグエアは全員が予選通過









