ビートルズの各アルバム解説をまとめてみました
ビートルズは1962年にメジャーデビューし、1970年に解散しました。実質的には1969年に活動を終えていたようなものなので、活動期間は約8年間。したがってリリースされた公式アルバムもそれほど多くありません。
今回は簡単に公式アルバムの解説を書いてみます。詳しく書こうと思えば幾らでも書けるのですが、長くなり過ぎるのでなるべく簡潔に。
公式アルバム全紹介
簡単な解説と収録曲の情報を添えて紹介します。リリースされた年月順に並べています。
プリーズ・プリーズ・ミー
◆1963年3月リリース。
◆ジャケット写真は契約していたレコード会社・EMIの本部(ロンドン)にある吹き抜けで撮影したもの。
◆デビューシングルの「ラヴ・ミー・ドゥ」、このアルバムに収録されているバージョンはリンゴがドラムを叩いている。シングル・バージョンではリンゴではなくスタジオミュージシャンがドラムを叩いた(リンゴがビートルズ加入直後で、プロデューサーに信頼されてなかったため)
◆レコーディング当日はジョンが風邪を引いていたため、ノドに負担のかかる「ツイスト・アンド・シャウト」は最後に録音されている。最後の方ではジョンの声がヨレヨレになっている。
- アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
- ミズリー
- アンナ
- チェインズ
- ボーイズ
- アスク・ミー・ホワイ
- プリーズ・プリーズ・ミー
- ラヴ・ミー・ドゥ
- P.S.アイ・ラヴ・ユー
- ベイビー・イッツ・ユー
- ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
- 蜜の味(ア・テイスト・オブ・ハニー)
- ゼアズ・ア・プレイス
- ツイスト・アンド・シャウト
ウィズ・ザ・ビートルズ
◆1963年11月リリース。
◆アルバムジャケットの撮影手法「ハーフ・シャドウ」は、ビートルズがアマチュア時代に親しくしていた女性カメラマン、アストリッド・キルヒヘルのアイデア。アストリッドはビートルズの初期メンバー、スチュアート・サトクリフ(1961年脱退、1962年死去)の恋人。
◆アストリッドとスチュアートの恋愛やデビュー前のビートルズを描いた『バック・ビート』という映画がある(これ面白いですよ)。
◆「彼氏になりたい(アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン)」は、ジョンとポールが楽屋でローリング・ストーンズと一緒にいた際にチョチョイと書いてプレゼントした曲をセルフカバーしたもの。
- イット・ウォント・ビー・ロング
- オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ
- オール・マイ・ラヴィング
- ドント・バザー・ミー
- リトル・チャイルド
- ティル・ゼア・ウォズ・ユー
- プリーズ・ミスター・ポストマン
- ロール・オーヴァー・ベートーヴェン
- ホールド・ミー・タイト
- ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー
- 彼氏になりたい
- デヴィル・イン・ハー・ハート
- ナット・ア・セカンド・タイム
- マネー
ハード・デイズ・ナイト
◆1964年7月リリース。
◆ビートルズ初の主演映画『ア・ハード・デイズ・ナイト』のサントラも兼ねている。1~7曲は映画で使用された曲。8~13曲は映画と関係ない。
◆当初の邦題は映画・アルバムとも『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』だったが、2000年に再上映された際、現在の邦題で統一された。
◆ちなみに「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の邦題を付けたのは映画評論家の水野晴郎氏で、別の映画と勘違いして命名したという説が濃厚。
◆ビートルズのアルバムでは初の「全曲オリジナル」。全13曲のうち10曲をジョンが作っていて、ジョンが音楽的なリーダーシップを最も発揮していた頃。
- ハード・デイズ・ナイト
- 恋する二人
- 恋におちたら
- すてきなダンス
- アンド・アイ・ラヴ・ハー
- テル・ミー・ホワイ
- キャント・バイ・ミー・ラヴ
- エニー・タイム・アット・オール
- ぼくが泣く
- 今日の誓い
- 家に帰れば
- ユー・キャント・ドゥ・ザット
- アイル・ビー・バック
ビートルズ・フォー・セール
◆1964年12月リリース。
◆クリスマスシーズンを狙い、前作「ハード・デイズ・ナイト」から間髪入れずにリリースしている。
◆ジャケットはロンドンのハイド・パークで撮影。ビートルズが多忙を極めていた頃に撮られていて、4人とも疲れ切った表情をしている。
◆前作とは一変して今作ではカバー曲を多数採用している。(前作からの期間が短くて曲作りの時間がなかったから)
- ノー・リプライ
- アイム・ア・ルーザー
- ベイビーズ・イン・ブラック
- ロック・アンド・ロール・ミュージック
- アイル・フォロー・ザ・サン
- ミスター・ムーンライト
- メドレー:カンサス・シティ~ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ
- エイト・デイズ・ア・ウィーク
- ワーズ・オブ・ラヴ
- ハニー・ドント
- エヴリー・リトル・シング
- パーティーはそのままに
- ホワット・ユー・アー・ドゥーイング
- みんないい娘
4人はアイドル(ヘルプ)
◆1965年8月リリース。
◆ビートルズ2作目の主演映画サントラを兼ねている。1~7曲目が映画で使用された曲、8~14曲は映画と関係ない。
◆邦題の『4人はアイドル』は、映画の邦題がそれだったので合わせている。原題は『ヘルプ』。
◆ジャケットは4人が手旗信号で「HELP」の4文字を作ってるという説が昔からあるが、ガセ(ウソ)である。
- ヘルプ!
- ザ・ナイト・ビフォア
- 悲しみはぶっとばせ
- アイ・ニード・ユー
- アナザー・ガール
- 恋のアドバイス
- 涙の乗車券
- アクト・ナチュラリー
- イッツ・オンリー・ラヴ
- ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ
- テル・ミー・ホワット・ユー・シー
- 夢の人
- イエスタデイ
- ディジー・ミス・リジー
ラバー・ソウル
◆1965年12月リリース。
◆アルバム・ジャケットは、撮影した候補写真をスライドに映してチェックしている際、後ろに傾きビニョーンと伸びて映った様子をビートルズが見て面白がり「こんな風に撮って!」と提案して再撮影されたもの。
◆村上春樹の有名小説&映画で使用された「ノルウェーの森」が収録されている。ただ小説の方は「ノルウェイ」で、こちらオリジナルは「ノルウェー」。
- ドライヴ・マイ・カー
- ノルウェーの森
- ユー・ウォント・シー・ミー
- ひとりぼっちのあいつ
- 嘘つき女
- 愛のことば
- ミッシェル
- 消えた恋
- ガール
- 君はいずこへ
- イン・マイ・ライフ
- ウェイト
- 恋をするなら
- 浮気娘
リボルバー
◆1966年8月リリース。
◆ジャケット・デザインはアマチュア時代からの友人、クラウス・ボアマン(ヴアマンとかフォアマンとか読まれたりもする)。クラウスはジョンのソロ活動時にベーシストとして参加したミュージシャンでもある。
◆このアルバムあたりから高度な技術による録音が多用され、ライヴ演奏では実現不可能な曲が増えてくる。
◆上記に加え、メンバーがコンサートツアーで世界中を飛び回ることに疲れ切っていたこともあり、やがてビートルズはコンサート活動の停止を宣言する。
- タックスマン
- エリナー・リグビー
- アイム・オンリー・スリーピング
- ラヴ・ユー・トゥ
- ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
- イエロー・サブマリン
- シー・セッド・シー・セッド
- グッド・デイ・サンシャイン
- アンド・ユア・バード・キャン・シング
- フォー・ノー・ワン
- ドクター・ロバート
- アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
- ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
- トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
◆1967年6月リリース。
◆ビートルズがコンサート活動を停止し、スタジオに長期間篭って作成したアルバム。
◆世界初のコンセプト・アルバムと称されるが、ポールを始めメンバーは「そういうつもりで制作はしていない」と否定している。
◆ジャケットは各界の著名人がズラリとビートルズを囲むというコンセプト。マリリン・モンロー、元メンバーのスチュアート・サトクリフ、ビートルズ自身のロウ人形に加えて、左下には日本の「福助」の人形もある。
- サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
- ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
- ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
- ゲッティング・ベター
- フィクシング・ア・ホール
- シーズ・リーヴィング・ホーム
- ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト
- ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー
- ホエン・アイム・シックスティー・フォー
- ラヴリー・リタ
- グッド・モーニング・グッド・モーニング
- サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)
- ア・デイ・イン・ザ・ライフ
マジカル・ミステリー・ツアー
◆1967年12月、アメリカでリリース。イギリスではアルバムではなく「2枚組EP」という形式でリリースしている。
◆同名テレビ映画のサントラを兼ねている。1~6曲目がテレビ映画で使用された曲。7~11曲は映画と関係ない。
◆テレビ映画はカラフルでサイケデリックに製作されていたが、イギリスでは白黒(モノクロ)映像で放送されたこともあり、あまり良い評判を得られなかった(カラーで観ると面白い)。
- マジカル・ミステリー・ツアー
- フール・オン・ザ・ヒル
- フライング
- ブルー・ジェイ・ウェイ
- ユア・マザー・シュッド・ノウ
- アイ・アム・ザ・ウォルラス
- ハロー・グッドバイ
- ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
- ペニー・レイン
- ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン
- 愛こそはすべて
ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム)
◆1968年11月リリース。
◆ビートルズの公式版としては唯一の2枚組アルバム。ジャケットが真っ白なので「ホワイトアルバム」と呼ばれる。
◆この頃からメンバー間の仲がギクシャクし始め、自分の曲を自分だけで演奏し録音する楽曲が増えてくる。
◆「バック・イン・ザ U.S.S.R.」の録音中にポールから何度もドラムのダメ出しをされたリンゴがキレて、一時的にバンドを脱退。この曲はポールがドラムを叩いている。(その後リンゴは戻った)
◆「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」ではポールにイントロでのピアノ演奏を何度もダメ出しされたジョンが、ヤケクソになってチカラいっぱい弾いたテイクが採用されている。
◆バースディ(志村けん「バカ殿様」のテーマ)では、ジョージの奥さんパティと、当時まだジョンの愛人だったヨーコがコーラスで参加している。
◆「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」では、哀愁漂う「泣きのギター」をどうしても弾けなかったジョージが、友人のエリック・クラプトンにお願いして弾いてもらっている。
- バック・イン・ザ U.S.S.R.
- ディア・プルーデンス
- グラス・オニオン
- オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
- ワイルド・ハニー・パイ
- ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル
- ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
- ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン
- マーサ・マイ・ディア
- アイム・ソー・タイアード
- ブラックバード
- ピッギーズ
- ロッキー・ラクーン
- ドント・パス・ミー・バイ
- ホワイ・ドント・ウイ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード
- アイ・ウィル
- ジュリア
- バースディ
- ヤー・ブルース
- マザー・ネイチャーズ・サン
- エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
- セクシー・セディー
- ヘルター・スケルター
- ロング・ロング・ロング
- レヴォリューション1
- ハニー・パイ
- サヴォイ・トラッフル
- クライ・ベイビー・クライ
- レヴォリューション9
- グッド・ナイト
イエロー・サブマリン
◆1969年1月リリース。
◆同名アニメ映画のサントラ。7曲目以降はジョージ・マーティン・オーケストラによるインストゥルメンタル曲で、ビートルズは関与していない。
◆解散後の1975年にショーンが生まれて以降、音楽活動を休止し「主夫」に専念していたジョンは、そのショーンが映画『イエロー・サブマリン』を観て「パパはビートルズだったの?」とジョンに訊いた事から音楽活動の再開を決めた、と言われている。
- イエロー・サブマリン
- オンリー・ア・ノーザン・ソング
- オール・トゥゲザー・ナウ
- ヘイ・ブルドッグ
- イッツ・オール・トゥ・マッチ
- 愛こそはすべて
- ペパーランド
- シー・オブ・タイム
- シー・オブ・ホールズ
- シー・オブ・モンスターズ
- マーチ・オブ・ミーニーズ
- ペパーランド・レイド・ウエイスト
- イエロー・サブマリン・イン・ペパーランド
アビイ・ロード
◆1969年9月リリース。
◆次にリリースされた『レット・イット・ビー』よりも後にレコーディングされており、このアルバムが実質的には「ビートルズ最後のアルバム」。
◆「アビイ・ロード」とは、ビートルズが常に使用していたレコーディングスタジオのある地名。
◆ジャケットの横断歩道はレコーディングスタジオの近くにあり、観光名所となっている。
- カム・トゥゲザー
- サムシング
- マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー
- オー!ダーリン
- オクトパスズ・ガーデン
- アイ・ウォント・ユー
- ヒア・カムズ・ザ・サン
- ビコーズ
- ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー
- サン・キング
- ミーン・ミスター・マスタード
- ポリシーン・パン
- シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー
- ゴールデン・スランバーズ
- キャリー・ザット・ウェイト
- ジ・エンド
- ハー・マジェスティー
レット・イット・ビー
◆1970年5月リリース。
◆映画『レット・イット・ビー』のサントラ。映画は新アルバムのレコーディング風景などを撮影するドキュメンタリーで、2013年現在DVD化されていない(ピーター・ジャクソン監督により元の映像集を再編集されたものが2021年に公開される予定)。
◆この音源は一度ボツになり、次に録音した『アビー・ロード』が先に発売された。その後プロデューサーとして迎えられたフィル・スペクターがオーケストラ演奏などの新アレンジを加えてリリースしている。
◆自社ビルの屋上でゲリラライブ的に実行した通称「ルーフトップ・コンサート」の音源も多数使用されている。ちなみにライブは近隣住民が騒音を警察に通報し、駆け付けた警官に中止要請されたため強制終了となっている。
- トゥ・オブ・アス
- ディグ・ア・ポニー
- アクロス・ザ・ユニヴァース
- アイ・ミー・マイン
- ディグ・イット
- レット・イット・ビー
- マギー・メイ
- アイヴ・ガッタ・フィーリング
- ワン・アフター・909
- ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
- フォー・ユー・ブルー
- ゲット・バック
公式アルバム以外の主なアルバム
パスト・マスターズ Vol.1、Vol.2
◆公式アルバムに収録されていない全ての楽曲が収録されている。
◆初回発売時には「Vol.1」「Vol.2」の2枚が別々に発売されたが、CD化されてからは2枚が1つにまとめられて販売されているものもある。
◆「ラヴ・ミー・ドゥ」はシングルのヴァージョンで、リンゴはドラムを叩かせてもらえずタンバリンを担当している。ポールのヴォーカルは超緊張して声を震わせながら歌っている。
◆「アクロス・ザ・ユニヴァース」は『レット・イット・ビー』に収録されているヴァージョンとは違い、イントロで鳥の羽ばたく音が入っている。またコーラスを担当しているのはスタジオに来ていたファンの女の子たち。
- ラヴ・ミー・ドゥ
- フロム・ミー・トゥ・ユー
- サンキュー・ガール
- シー・ラヴズ・ユー
- アイル・ゲット・ユー
- 抱きしめたい
- ジス・ボーイ
- 抱きしめたい(ドイツ語)
- シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)
- ロング・トール・サリー
- アイ・コール・ユア・ネーム
- スロウ・ダウン
- マッチ・ボックス
- アイ・フィール・ファイン
- シーズ・ア・ウーマン
- バッド・ボーイ
- イエス・イット・イズ
- アイム・ダウン
【収録曲・Vol.2】
- デイ・トリッパー
- 恋を抱きしめよう
- ペイパーバック・ライター
- レイン
- レディ・マドンナ
- ジ・インナー・ライト
- ヘイ・ジュード
- レボリューション
- ゲット・バック
- ドント・レット・ミー・ダウン
- ジョンとヨーコのバラード
- オールド・ブラウン・シュー
- アクロス・ザ・ユニヴァース
- レット・イット・ビー
- ユー・ノウ・マイ・ネーム
ザ・ビートルズ・アンソロジー1
◆ビートルズ初期の未発表曲や不採用テイクなどを集めたレアテイク集。デビュー前の音源も多数収録されている。
◆ビートルズ結成前の楽曲では、デビュー前に脱退したスチュアート・サトクリフの演奏を聴くことが出来る。
◆ジョンが生前に録音していた未発表曲を基にポール、ジョージ、リンゴが新たにアレンジし、演奏やコーラスなどを追加して「ビートルズ25年ぶりの新曲」として1995年にリリースした「フリー・アズ・ア・バード」が収録されている。
ザ・ビートルズ・アンソロジー2
◆ビートルズ中期の未発表曲や採用されなかったテイクなどを集めたレアテイク集。
◆「フリー・アズ・ア・バード」と同じく、ジョンが生前に録音しており、他の3人がビートルズとして再録音した「リアル・ラヴ」が収録されている。
ザ・ビートルズ・アンソロジー3
◆ビートルズ後期の未発表曲や不採用テイクなどを集めたレアテイク集。
◆ジョージが解散後に発表した「オール・シングス・マスト・パス」が入っていたり、アカペラだけの「ビコーズ」もあったりと、ファンには興味深いレアテイクが多数収録されている。
レット・イット・ビー…ネイキッド
◆1970年リリースのオリジナルアルバム「レット・イット・ビー」の楽曲を、プロデューサーのフィル・スペクターがオーバーダビングしていない元々のバージョンで再編集、という触れ込みで発売された。
◆しかし実際はオリジナルと全然違う別バージョンが収録されていたりもする。
◆オリジナル「レット・イット・ビー」には収録されていなかった「ドント・レット・ミー・ダウン」の加工なしバージョンが収録されている。
◆フィル・スペクターが壮大なオーケストラをオーバーダビングしたことで当時ポールが激怒し他の3人は絶賛した「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の「本来ポールが発表したかったバージョン」も聴くことができる。
まとめ
入門編的な内容にしようと思いつつ、一部マニアックな内容も含めてしまいました。
結成から半世紀を超えた現在も世界中で愛されているビートルズ。一人でも多くの方々にビートルズの魅力を知ってもらえたら嬉しいなと思っております。
私自身がビートルズファンになって最初に買った3枚のアルバムについても別記事で紹介しています。その理由も含めて解説していますので、「ビートルズに興味あるんだけど、入門編として何から順番に聴けばいいの?」という方々には参考になると思います。
私が最初に買ったビートルズのアルバム3枚
ビートルズの曲で「大好きなのを3曲選べ」と言われたら絞れない私ですが、最初に買ったアルバム3枚なら問題なく回答できるぞ、ってことで記事を書いてみました。