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筑豊電鉄の端から端まで歩いてきた・後編(中間→木屋瀬→直方)

2013年2月22日

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常に大混乱の通谷駅前三叉路

→前編からの続き

筑豊鉄道ウォーク・前編
筑豊電鉄
筑豊電鉄の端から端まで歩いてきた・前編(八幡西区黒崎→西山)

鉄道の沿線を端から端まで歩いてみようシリーズ第3弾。今回は北九州市八幡西区、中間市、そして直方市までを走る筑豊電鉄を始点から終点まで歩いてきました。前編は黒崎駅から八幡西区の西山駅まで。

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iPhoneの地図アプリが示す通りに進むと、道というよりも「民家の敷地内」みたいな路地に来た。

右側の畑ではオジサンが農作業をしている。なんだか私有地に侵入したかのような申し訳ない気持ちで通過。

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急勾配の下り坂を進む。坂が終わると線路に戻った。

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踏切を超えると、どうやら北九州市を抜け、中間市に突入したらしい。

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休日・平日に関係なく、いつでもどこでも渋滞してるイメージの中間市。その中でも特にヒドイのがここ、通谷電停前の三叉路

信号もなく、しかもすぐ横が踏切。遮断機が下りたら上の写真のように地獄絵図と化す。ここまで常時大混乱する三叉路は見たことがない。

11個めの駅、通谷駅

中間市の駅を練り歩く

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ダイエー系列の「ショッパーズモールなかま」。

まだイオンが建設されてなかった頃、近隣ではココが最も巨大な商業施設だった。しかもダイエー全盛の頃は週末になると物凄い来客数だったのを覚えている。

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ダイエーの立体駐車場横を通過。

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12個めの駅、東中間駅

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13個めの駅、筑豊中間駅。ショッパーズモールからここまでは一本道なので分かりやすい。

駅の向こうにはスーパー「にしてつストア」、さらに少し進むとTSUTAYA中間店がある。まだゲオが本格的に進出してない頃、北九州西部エリアではTSUTAYA中間店が最大のレンタルショップだった。

歩行者用の橋を渡る。

少し離れたところには筑豊電鉄の鉄橋も架かっている。

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橋の下を流れていた川は黒川。あとで再び登場する。

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14個めの駅、希望が丘高校前駅。以前は「土手ノ内駅」という駅名だったが、2008年に現在の駅名へと変更されている。

駅名のとおり、近くには希望が丘高校がある。部活動が有名で、卓球部と相撲部がとても強いらしい。

線路沿いの小路は続く。

楠橋駅にも「おっぱいバレー」のロケ地がある

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線路沿いから離れる。住所表記を見ると、いつの間にか八幡西区になってた。中間市を抜け、再び北九州市に入ったらしい。

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15個めの駅、筑豊香月駅。黒川に架かる橋のすぐ近くにある。

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再び黒川に沿って歩く。この黒川はホタルの名所として有名。毎年5月下旬から6月上旬にかけてホタル祭りが開催されている。

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楠橋駅のすぐ近くにある車両倉庫。

筑豊電鉄ウォーク・前編で書いたが、北九州市及び近隣エリアで全編ロケが敢行された映画『おっぱいバレー』での1シーン、バレー部の男たちが後輩を守るため、怖いOBに向かっていくが返り討ちにあってしまう喧嘩シーンはここで撮影された。

出演:綾瀬はるか, 青木崇高, 仲村トオル, 石田卓也, 大後寿々花, 福士誠治, 光石研, 田口浩正, 市毛良枝, Writer:岡田惠和, 監督:羽住英一郎
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16個めの駅、楠橋駅

江戸時代に宿場町として栄えた木屋瀬

山陽新幹線の高架をくぐる。福岡県内ではあるが、新幹線の小倉駅と博多駅は山陽新幹線である。博多駅よりも南からが九州新幹線となる。

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17個めの駅、新木屋瀬駅。2004年に新設された駅だが、次の駅とはわずか500メートルしか離れてない。

サンリブ木屋瀬店の横に、次の駅まで続く細い路地がある。

18個めの駅、木屋瀬駅。サンリブ木屋瀬店のすぐ隣りにある。

徒歩で5分ほどの場所には、旧長崎街道・木屋瀬宿記念館がある。江戸時代に木屋瀬は宿場町として栄えていた。

いよいよ最後の街・直方市へ

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線路沿いを離れ、住宅街をグネグネ進む。

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再び線路沿いに戻る。住所表記は「直方市」に変わっていた。いよいよ今回のウォーキングも終盤、最後の自治体に突入である。

周囲にあまり建物がない平野部に筑豊鉄道の線路がまっすぐ伸びている。その脇にある細い道路をひたすら歩いていると、ときどき筑豊鉄道の車両がやってくる。カタンコトンという通行音が心地良い。

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19個めの駅、遠賀野駅

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旧長崎街道の感田村という史跡エリア。

20個めの駅、感田駅

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次の駅までは直線距離で約800メートル。線路はまっすぐ北に進み、遠賀川に架かる鉄橋を渡る。

しかし歩道はないため、回り道をするしかない。電車以外の歩行者や車は、踏切を渡って左の道路へ進む。

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遠賀川沿いに出た。右手には筑豊電鉄の鉄橋。

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人が渡ることのできる「日の出橋」へと向かう。

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日の出橋に到達。

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日の出橋の上から撮影。筑豊鉄道の鉄橋がものすごく遠い。

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鉄橋を筑豊鉄道の電車が走っている。でも遠くてよく分からない。iPhoneカメラのズームアップ性能の限界を知る。

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橋の上がめちゃくちゃ寒かった。

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「津田町」交差点。ここを直進するとJR直方駅。しかし、筑豊電鉄の終点駅は右折。JRと筑豊鉄道は連結していないのだ。

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筑豊鉄道の駅まで結構な距離がある。

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21個めの駅、そして終点の筑豊直方駅に到着。

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筑豊電鉄、終点の車止め。達成感が心地よい。

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少し待ったら黒崎行きの電車が到着したので、帰りは電車に乗った。

さっきまで黙々と歩いている時に眺めた風景が、電車の窓外で次々と巻き戻しのように流れていく。ゆっくりしたスピードで走る筑豊電鉄が、まるで新幹線並みに速くなったのかと錯覚する。

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スタートの黒崎駅からゴールの筑豊直方駅まで、歩行時間が約4時間4分。歩行総距離が20.66km。

3日後に25kmウォーキング大会が控えている。いい準備運動になった。

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