久々の田川伊田駅から伊田商店街へ
今回のスタート地点、JR田川伊田駅。
田川伊田駅に来るのは久しぶりなのだが、今年は何かと縁があって田川市によく来ている。
仕事でもつながりが出来たし、ウォーキング自体も今年だけで4回目。
田川伊田駅をスタートし、西側の狭い路地に入る。
田川伊田駅を出発するウォーキングといえば、大半の場合は最初に石炭記念公園へと直行するコース設定なのだが、今回は初めて歩く道。こういうのは楽しい。
伊田商店街に入る。それほど長くはないアーケード商店街。
彦山川沿いの県道に出る。川の反対側に見える白い建物は福岡県立大学。
この日、福岡県立大学は学園祭だったらしく、電車で移動していた際に学生らしき若者が話しているのを耳にした。お笑いコンビのノンスタイル(NON STYLE)がゲストで来ていたのだとか。
上半分が水平に途切れていることで有名な香春岳。今日もスパッと斬られている。
因縁の「貴乃花部屋」、今回は誰もおらず
平成筑豊鉄道・下伊田駅。前方に見えている橋みたいなのは国道201号線。
国道201号線に沿って進路を西へ。
ちゃんこ鍋が食べられる飲食店「相撲茶屋 貴ノ花」。
店名から分かる通り、元大関・貴ノ花の四股名が店名に付いている。「貴乃花」ではなく「貴ノ花」なので、元横綱・貴乃花のお父さんの代から応援されていたのだろう。
ここは貴乃花親方の「貴乃花部屋」が九州場所の拠点にしている場所。
貴乃花部屋に所属する2人の幕内力士、貴ノ岩と貴景勝のノボリが立っている。
貴乃花部屋の敷地内に相撲関係者の姿は一人も見えず、土俵がある小屋の入口はシャッターで閉鎖されていた。
3年前、今回と同じくウォーキング大会の途中でここに立ち寄り、若い力士たちのあまりにも無礼千万な態度にブチギレたことがあった。
あれから2年間、九州場所が近付く季節になると貴乃花部屋を見学するウォーキング大会が毎年のように開催されていたのだが、頭に来ていたので1回も参加しなかった。
今回3年ぶりにここへ来たのは、3年経って力士たちの礼儀作法は変化したのか、それとも相変わらずなのかを確認したかったから。
でも誰もいないのなら確かめようがない。早々に立ち去る。
この記事を公開した直後、モンゴル人力士が集まった宴会の場において、横綱・日馬富士が貴乃花部屋の力士・貴ノ岩をビール瓶で殴打するという事件が勃発。
テレビのワイドショー番組で毎日のように取り上げられ、日馬富士と伊勢ヶ浜親方が「相撲茶屋 貴ノ花」に謝罪に来たものの、貴乃花親方が無視して車で去るシーンなども放送されました。
その後、日馬富士は不祥事の責任を取って現役を引退しています。
松原団地を経由し、石炭記念公園へ
平成筑豊鉄道・大藪駅。線路が単線になっていて、写真の手前側にはホームが存在しない。
数百メートルほど進むと踏切がある。踏切から大藪駅がギリギリ見えるか見えないかくらいの距離。Uターンして駅から乗車するには遠くて大変そう。
踏切を渡ってすぐ、大藪小学校の横にある上り坂が始まる。
坂を上り終えると「松原団地」の建物が並ぶエリア。
国道322号線でJR日田彦山線の踏切に引っ掛かる。滅多に電車が通らない路線なのに、踏切に引っ掛かるなんてラッキーなのかアンラッキーなのか。
石炭記念公園に到着。いつもならウォーキングの最初に訪れる場所だが、今回は公園の周囲をグルリと遠回りするように歩いてからの訪問。
この辺りは「月が出た出た、月が出た」の歌詞でお馴染み、炭坑節の発祥地として有名。
歌詞の中に登場する二本煙突は石炭記念公園に現存している。
前日は夕方まで晴れていたのに夜から雷雨になった北九州地方。北九州だけかと思ったら、田川市も前夜は大雨だったらしい。
この日は朝から天気が回復したのだが、途中急に空が暗くなり怪しい雲が広がり始めた時間帯があった。
傘を持参しなかったので少々焦ったが、結局最後まで雨は落ちなかった。
風鈴で彩られる三井寺
坂を上っていると突然現れた三井寺。Googleマップでは「平等寺」と記載されている場所。
細道の両脇に大量の風鈴が並んでいて、チリンチリーン、チリンチリーンと一斉に鳴りまくっていた。
風鈴や紅葉がとても風情のあるお寺だったが、夜にここ通ったら怖いかもしれない。闇夜にチリンチリーンって。
三井寺の横にある坂を更に上ると、田川市民球場のレフト側に出た。
少年野球の大会なのか、選手たちが大きな声でプレイしているのをしばらく眺めていた。
後藤寺エリアを進み、田川後藤寺駅でゴール
後藤寺西団地横の歩道は黄金色に染まった銀杏の並木道と化していた。
今回歩いたコースの半分くらいは初めて歩いた道。景色が新鮮で楽しかったのだが、中には上のような歩道がない狭い道もあった。
新しいコースは楽しくて良いのだけど、安全面をもう少し考慮して欲しいなとも思う。
再び日田彦山線の踏切を渡る。
上本町商店街に入る。
結構長いアーケードの終点。こちら側の出口には田川後藤寺銀天街と書かれていた。2つの商店街が連結しているということなのかな。
「サンシャイン通り」と名付けられた路地へと続く。
JR田川後藤寺駅でゴール。
この駅からはJR後藤寺線(飯塚に向かう)、JR日田彦山線(日田や小倉に向かう)、そして平成筑豊鉄道(直方に向かう)の3路線に乗ることができる。
本日の歩行時間は1時間50分。歩行距離は9.49km。