3連戦の第2戦はウォーキング原点の地
↑JR東郷駅を出発。前日の下関編に続き、3連休ウォーキング3連戦の2日目。
今回歩く東郷編は、2年前、初めてウォーキング大会に参加したコースで、特別な思い入れがある。2年前、そして昨年に続き3年連続での参戦。
↑昨年歩いた時は建築中だった住宅が全て完成していた。そりゃそうよね。1年だもん。
↑住宅街を抜け、見慣れた田園風景に入り込んでいく。2年前、この風景を見て「ああー、なんかイイな」と心が晴れた。それがウォーキングを好きになる契機だったようにも思う。
↑2年前は、この地点から横断歩道を渡って左に進む農道コース。昨年はそのまま直進し交通量の多い県道を進むコース。
今年は昨年と同じく直進するコース設定だったが、左へ進むことにした。近くを歩いてた他の参加者が「え?間違ってるよ?」みたいな表情。
2年前を懐かしんでみたくなったのだ。前日の下関編で「コースを外れて寄り道する楽しさ」を覚えちゃったのもある。最終的に宗像大社に着けばいい話だし、道を知ってるコースじゃなければこんな事はしない。
2年前と同じ風景、違う自分自身
↑なんとなく記憶に残ってた上り坂を越え、住宅街を抜ける。
↑住宅街を抜け、再び田園風景に突入。この風景は覚えてた。
↑トラクターとすれ違う。
↑2年前は、ここを歩いてる時点で既にバテてた。全長約12kmのコース。もう半分くらい歩いたかな?と期待しながらコースマップを見て、まだ2kmちょっとしか歩いてないことを知って泣きそうになったのが2年前。
↑ひたすら農道。昔は「いつになったら宗像大社が見えるんだよ…」と精神的に焦って疲れが増したが、今は楽しくて仕方がない。他の参加者が誰一人いないのも歩きやすくて良い。
↑こんな坂、あったっけ? 全然記憶にない。たぶん2年前、ここを歩いてた時は既に余裕がなかったのだろう。
宗像大社の奥もまた楽しい
↑宗像大社の敷地内に入ってきた。
↑寄り道ついでに宗像大社の本殿以外を巡ってみることにした。写真左が「第三宮」、右が「第二宮」。
↑更に奥にも秘所がある。第二宮の横にある入口から奥へ。
↑結構長い階段を越えると…
↑あれ? まだあるのか(笑) 1回しか来たことないので距離感を忘れてた。意外に遠い。
↑奥の奥には「高宮祭場」という場所がある。
↑「第三宮」「第二宮」「高宮祭場」は、昨年夏に友人と一緒に訪れて案内してもらうまで存在すら知らなかった。当然ながらウォーキング大会のコースにも含まれていない。
↑ご神木がある。自然のパワーをいただくために拝む。
オープン1周年
↑高宮祭場から本殿へと移動する途中にある「神木相生の樫」。
↑宗像大社の本殿。いつ来ても心が和む。
↑参拝もしてきた。最近、寺社に行くことが多いので参拝しまくってる。神様いろいろ助けてね。
↑昨年オープンした「海の道むなかた館」。昨年のウォーキング大会はオープン初日に合わせたタイアップだった。昨年じっくり見学したので今回はスルー。
今年は一段飛ばしで制覇
↑今年もやってきたぞ。鎮国寺の長い階段。2年前、この階段で体力を全て使い果たして心が折れた因縁の場所。
↑昨年は、前年の不甲斐ない自分に打ち克つためノンストップで階段を上り、それが自信になった。今年は一段飛ばしで上がったるぞ。
↑斜面のツツジ、今年は残念ながらあんまり色づいてなかった。昨年はキレイだったんだけどなぁ。
↑鎮国寺の境内に着いた。一段飛ばしで上りきったけど、さすがに疲れた。ヒザはガクガク。呼吸はゼイゼイ。肩で息してたけど満足。
2年前よりも昨年、昨年よりも今年。過去の自分に負けたくないし、超えていかなければ成長しない。
↑眼下に広がる景色を眺めながら「よし、今年も頑張ったぞ!」と気合いを入れ直すのが私にとっての鎮国寺。
↑お祭りらしく、露店がたくさん出てた。いい匂いが漂ってて空腹感を刺激されるが、それにも負けない。
↑下りの階段は一気に駆け降りた。来年はもっと短時間で上るぞ。
いま持ってる全てのチカラで
↑釣川に沿った遊歩道がキレイになってた。サイクリングロードとして整備完了したみたい。
↑2年前は体力が限界だったけど、弱い心を奮い立たせて歩くペースを上げた道。昨年は想像以上に速く歩けて1年間での成長を実感できた道。この遊歩道に来るといろんな思いが込み上げる。
今年は、いま自分が持っている体力と脚力の全てを総動員して高速で歩いてみた。
↑約2kmの直線をあっという間に歩き抜ける。すごく疲れるけど、得られる達成感も大きい。
↑橋から釣川を見下ろす。今年も快晴で気持ち良かった。
↑「亀石橋」交差点。2年前は遊歩道でムチャしたせいもあり、この交差点で両脚がつって自分自身が情けなかった。今年はスピードを落とさず通過。
↑同じ方向に歩く参加者は少なくなってきた。
↑JR東郷駅に戻ってきた。ゴール。
まとめ
歩行時間は2時間4分。歩行距離は11.74km。
前日の下関編は、福岡に来て初めて訪れた観光地だったこともあり、「福岡県民としての原点」。そして今回の東郷編は「ウォーキングの原点」。2つの原点を2日連続で噛み締めることができて幸せだった。
東郷駅でゴール受付を済ませた時、隣りのスタート受付で今から出発しようとしてる人たちの一部が、私を見ながらささやいてるのが聴こえた。
「うわ、あの人、もうゴールしてるんか!」
「速いねー、息一つ乱れてないんやね」
「汗もかいてないね…すごい」
いや、さすがに汗はかいてたんだけど、なんだか嬉しかった。
2年前、東郷駅にゴールしてから駅のホームに座り込んでた私。脚はつって痛く、体力も全然残っておらず、しばらく動けなかった。
そんな私の横を涼しい顔して歩き去っていく他の参加者たち。悔しさなどは全然なく、もう素直に敬服し、羨ましかった。俺もあんな風になりたい。強くなりたい。速くなりたい。そう思った。
あれから2年。他の参加者から「すごい」と言われるようになった私自身が積み重ねてきたものは、確実にパワーとなっている。また来年の東郷編まで1年間、新たに自信を積み重ねていく。継続はチカラなり。