家電の生き残りがどんどん減っていく
家電製品は、いつか壊れて使えなくなるのが宿命。生物と同様に寿命があります。
結婚してから購入した家電や、現在住んでる家を建てた際に購入した家電、いろいろあったけれど大半が壊れて買い換えました。
その中でも長寿の部類に入っていたのが固定電話機。14年前に購入したFAX機能付きの電話機でした。
ところが、FAX機能は早々と故障しました。買ってから3年ほどで部品の幾つかが故障して動作不能に。そもそも購入後、FAXを使ったことが1〜2回ほどしかなかったので、特に不便なわけでもなく修理することもなく放置。
電話機自体はずっと問題なかったのですが、昨年遂に子機が壊れました。親機は壊れてなかったけれど、もうずいぶん古いし、そろそろ新しいのに買い換えてもいいかもね、ということで今回購入したのが、Panasonicの「VE-GDW54DW」という子機2個付きのタイプです。
当初狙っていたのはPanasonicの別機種
買い換えが決まり、家電店を巡って品定めをした結果、当初最もイイなと思ってたのは、Panasonicの「VE-GD72DW」という機種でした。
第2候補が、上の「VE-GD72DW」よりも価格の安い「VE-GD53DW」という機種。
両者の大きな違いは「液晶表示パネルが大きいか小さいか」。(もちろん他にも細かい機能の違いはあるでしょうけど)
当初は液晶が大きな「VE-GD72DW」がいいかなと考えてましたが、嫁の「液晶が大きいだけで値段が高くなるなら、小さくて安いほうがいい」というダメ出しが入りました。
ゴールドのカラーもあるし、確かに液晶が小さいと言ったって十分見やすいサイズだから、VE-GD53DWでもいいかな、と私も少しずつ心変わり。
両者をAmazonの「欲しいものリスト」に入れて、約半年間、日々価格をチェックしてました。
10月くらいまで、液晶が小さい「VE-GD53DW」は価格が全く変わらなかったのですが、液晶が大きい「VE-GD72DW」は値下がり状態が続いてまして、両者の価格差は1,000円ほどでした。
1,000円違うだけなら液晶が大きいほうでもいいかもね、と今度は嫁が心変わりして、VE-GD72DWにロックオンしたのですが、人生そう甘くないということか、VE-GD72DWの値下げが終了してしまいました。
Panasonicから新機種が出ないかなあ、出たら今の機種が安くなるかもしれんしなあ、と思いながらPanasonicのサイトを覗いてみると、今まで気付いてなかった同じ価格帯の固定電話機をもう1つ発見。それが今回購入した「VE-GDW54DW」でした。
固定電話機の着信をスマホに転送できる機能があると知り、これなら子機を買い足さなくてもいいじゃないか、ということで前の2機種は頭から吹っ飛び、購入候補はVE-GDW54DWの1択に。
そしたらですよ、「欲しいものリスト」に入れた翌日、VE-GDW54DWがAmazonでポンと値下げされたんですよ。これはもう神の啓示だろ、ってことで即日購入しました。
日頃の行いが良いと、こういうことになるんですね。
VE-GDW54DWの開封
↑ 自宅に届いたVE-GDW54DW。Amazonの箱から出すと、今度はPanasonicの箱が登場しました。
↑ 中に入ってたのは(左から)親機の受信機、電話機本体、子機1、子機2です。「VE-GDW54D」シリーズは私が購入した子機2つ付きタイプの他に、子機1つのタイプ(VE-GDW54DL)、親機のみのタイプ(VE-GDW54D)があります。
我が家は5人家族なので将来的には子機が3つ欲しかったのですが、VE-GDW54DWを購入したことでその必要がなくなりました(スマホに転送できるので)。
↑ 約14年間お世話になったFAX付き電話機が左、今回買った「VE-GDW54D」本体が右。旧機種がFAX付きだったこともありますが、それにしても半分近く小さいコンパクトサイズは驚きました。
この小ささでも機能的には新機種のほうが優れてるんです。14年という時の流れとテクノロジーの進歩を感じずにはいられません。
VE-GDW54Dのイイところ
★スマートフォンに転送できる
VE-GDW54Dに掛かってきた電話を即座にiPhoneなどのスマートフォンに転送できます。
自宅に大切な電話が掛かってくる時、今までなら自宅に待機して電話を待たなければならなかったのですが、スマートフォンに転送できるので安心して外出できますし、外出先で電話を取ることができます(通話は専用アプリを使います)。
★電話帳に登録済みの人を音声で読み上げてくれる
子供たちに最も好評だった機能がこれです。
電話帳に情報を登録するとき、その人名をどういうアクセントで発音するかの調整ができます。
たとえば「ゴルバチョフ」で登録するとき、「ご」にアクセントを付けるのか、「ば」なのか「ふ」なのかによって発音は大きく変わります。
最初に登録した時点である程度正確な発音になってるのですが(これがけっこう賢くて精度高いんですよ)、もし発音がおかしかった時は後でアクセント修正できます。これがけっこう楽しくて子供たちのお気に入り作業となってます。というか奴らは完全に発音を変えて遊んでます。
電話帳に登録した番号から電話が掛かった時には「ゴルバチョフさん」という風に電話機が音声で読み上げてくれますので、電話機の液晶を確認することなく誰から掛かってきたのかすぐ分かります。すっごい便利。
家族ごとにグループを設定して「父」「母」「長男」などの各グループに電話情報を仕分けできるのですが、設定を変更することでグループ名も音声読み上げしてくれます。「ちち、ゴルバチョフさん」みたいな感じで。
ちなみに、電話帳の登録情報は子機に転送できます。音声情報も転送されるので、電話が鳴ると親機でも子機でも名前を読み上げてくれます。親機と子機を近くに置いておけば「ゴルバチョフさん」がユニゾンで聴けます。それをして何の意味があるかは知りません。
★親機の受信機もコードレス
今まで使ってた電話機は親機がコードレスではなかったので、子機が壊れてしまってからは電話するのがとても不便でした。
2階にいるときに電話が鳴ったら慌てて階段を降りて電話取らなきゃいけなかったし、PC画面を見ながら電話することもできない。問い合わせの時などにPCで情報を確認したくてもできないので、イチイチiPhoneに情報を転送しなければなりませんでした。
親機もコードレスになり、子機も新しくなり、さらにiPhoneも子機代わりになったので、自宅内のどこにいても着信を取ることができます。地下室でも通話できるようになりました。地下室を作ればの話ですけど。
★あんしん応答機能もついてる
固定電話機に迷惑電話が掛かってくること、我が家はしょっちゅうあります。一番多いのが家庭教師のワケ分からん電話。他にも家の外壁塗装とか、庭のリフォームとか、光電話の営業とか、呆れるくらい掛かってきます。
家庭教師の誰々と名乗って「奥様いらっしゃいますか」と言うので「いません」と答えたら無言でブツッと電話を切りやがるような野郎どもに子供の教育なんて任せられるかっちゅうねん。お前らが教育してもらえ。いかん、これ語り出すと本が1冊書けるくらい長くなるので止めます。
こういった迷惑電話は「0120」で始まる番号か、あるいは携帯番号が多いんですけど(たまに香川とか岐阜とか静岡とか遠方の市外局番からも掛かってきます。アホか)、電話帳に登録してない不明な(あるいは不審な)電話が掛かってきた時、電話を取る前に音声で「あなたのお名前をおっしゃってください」などとメッセージを流し、相手を確認することができます。
これを「あんしん応答機能」といって、不明電話は常にメッセージを流す設定にもできるし、掛かってきた番号に応じてその場で機能を使うこともできます。本当に怪しい業者からの電話だと、このメッセージを流したら無言で電話切るのが大半です。特に女性が電話に出る時など、声を聞かれたくないという人もいると思いますので、メッセージを流すと効果あります。
★他にも迷惑電話対策あれこれ
上の「あんしん応答機能」以外にも、
◆迷惑電話の着信拒否を250件登録
◆自分の声音を低く変える「ボイスチェンジャー機能」(これ怪しいなあw)
◆12分間の通話録音機能
◆通話拒否メッセージを流すことができる
などなど、いろいろあるようです。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
最近は携帯電話のみ持っていて固定電話は使っていない人も多いと聞きますが、まだまだ固定電話が必需品だという方々もいらっしゃると思います。我が家も学校関連や地域関連で携帯ではなく固定電話が必要なので、今回の買い換えに至りました。
FAXが必要ないのであれば、今回紹介した固定電話機「VE-GDW54D」は機能がとても豊富で便利なのでオススメです。外出先でも固定電話を取りたい人は特にスマートフォン転送が重宝するのではないでしょうか。