【当サイトはアフィリエイト広告を利用しています】

ウォーキング大会初挑戦、克つために宗像市を歩く

2012年1月6日

ウォーキング大会に初参戦

福岡県で開催されているウォーキング大会の存在を知ったのは2010年。会社のすぐ前がウォーキングコースになっていたことで記憶にインプット。

年は変わって2011年。「10kg痩せる」というのを年間目標の一つに挙げたはいいが、具体的に何をすればいいのか分からない。まずは運動不足を解消しなきゃ。そこで思い出したのが前述のウォーキング大会。

ネットで調べてみると公式サイトもあるし、コースもバラエティーに富んでいて楽しそう。県内の各地で週末に大会が予定されていて、大半は今まで行ったことがない場所ばかり。

もともと旅が大好きだけどお金もヒマもなくて行く機会がないので、小旅行気分も味わえそう。参加費も無料で予約も不要だから気軽だし。

歩くことは昔から好きなので全く問題なし。昔、仕事で札幌を初めて訪れた時は大雪だったけど、せっかく憧れの札幌に初上陸したのだから交通機関を使うなんてモッタイナイ!と思って、移動はすべて徒歩だった。

そういうわけで、「意を決して」というよりは、むしろルンルン気分で、ウォーキング大会への初参加を決めた。

東郷駅で参加者の多さに驚く

スタート地点はJR東郷駅。

久々に乗るJR

電車に乗ったのは何年ぶりだろう。

本を2冊持って行ったけど、車窓から景色を眺めるのが楽しくて楽しくて、気が付いたらもう東郷駅だった。

JR東郷駅

私が東郷駅に到着したのは午前10時40分頃。大会の受付開始は午前8時30分からなので、早い時間帯に受付を済ませてウォーキングを開始した参加者が続々と駅に戻ってきてた。

入念に準備運動も済ませ、いざ東郷駅を出発。まずは駅前の道路を北上。駅前道路が大量のウォーキング参加者と一般の通行人で大混雑。道路の幅も狭く、少々危険だった。

しかし、ウォーキング参加者ってこんなにいるのか! 予想より遙かに多かった。初めてなのでビックリするばかり。

東郷駅から離れるとひたすら田園風景

東郷東口交差点

駅前通りを抜け、「JR東郷東口」交差点を通過。市街地の坂道を上り、そして下る。

広い歩道

下り終えると景色は一変して田園風景に。歩道が広いので大変歩きやすい。

ひたすら農道

まっすぐ直線に伸びる農道をひたすら歩く。ひたすら同じ風景なので飽きてくる。

コースマップを見てみると、まだ4kmほどしか歩いてない。全体の3割くらい?

目の前には、まだまだ延々と続いている農道。ゴール出来るんだろうか。少し心が折れそうになる。

通算二度目の宗像大社

黙々と歩くと、森林のような一帯に入る。ようやく景色が変化して、なんだか安心。

宗像大社に来たのは今回が2回目。初めて来たのは、もう何年前だっけか。結婚前の嫁と初詣に来た。

皇太子殿下と雅子妃殿下の御成婚記念植樹

皇太子殿下と雅子妃殿下の御成婚記念植樹。

宗像大社

正門になるのかな?

宗像大社で参拝してきました

せっかく来たので、参拝をして、お守りも買った。

宗像大社の駐車場にある赤鳥居

駐車場にある大きな赤い鳥居。昔来た時と変わらない。

自分自身に打ち克つために

神社横の広い駐車場に沿った歩道を歩き、次の目的地へ。

標識

直進すると神湊(こうのみなと、と読む)。以前に一度、知人の結婚式で訪れたことがある。今回は右折。

釣川

右折するとすぐ橋がある。この川の名前が「釣川」というのを今回初めて知った。

鎮国寺の階段

宗像大社のすぐ近くに、お寺があったんだ。全然知らなかった。階段を上らないといけないみたい。がんばろう。

階段長い!

階段長いよ!

日頃の運動不足に加えて、既にコースの半分を歩いていて体力も消耗していたところに、この階段はキツかった!

鎮国寺に到着

ようやく階段が終了。まさに「ヒザが笑う」状態でガクガクしてた。息はゼエゼエ。

鎮国寺の境内

鎮国寺」というお寺の境内。もちろん初訪問。

スタートしてからここまで飲まず食わずだったので、自販機でお茶を購入し、少しだけ座って休憩。階段のせいで両脚がパンパンになってたのでマッサージ。境内では多くの参加者がお弁当を食べて休憩してた。

鎮国寺からの景色

境内から見下ろすと、釣川や田園風景を見えた。のどか。心が安らぐ。

長く休憩すると心が怠けてしまうので、早々に切り上げてウォーキング再開。

釣川沿いの遊歩道

寺の階段を下りて、川沿いの遊歩道に戻る。

正直に言えば、鎮国寺の階段を上った時点で、私の体力はもう限界だった。境内で少し休憩して脚をマッサージしたものの、もう痛くて痛くてたまらない。

しかしここでちょっとした心境の変化が。

ここでダラダラと歩いたら、ただの「観光を兼ねた運動不足解消のための散歩」で終わってしまう。なんかそれはイヤだな。

身体を鍛えると同時に、心も鍛えたかった。長距離を歩き終えて「よし、頑張った、やれば出来る」と自信にするのなら、ベストを尽くして必死になって歩いた方が充実感も増すだろう。

だから目標を決めた。前方を歩いてる参加者、全員抜いてやる

もちろん、ウォーキング大会はタイムを争う競技ではないし、抜いたところで何のメリットもない。誰かと競いたくて参加したわけじゃないし、ぶっちゃけ他の人はどうでもいい。

一人また一人と追い抜くことで、ペースを速く保ちたかったし、自分をムチ打つモチベーションを設定したかった。自分に克つという意識付けのために他人を追い抜く。

とにかくピッチを速く、そして歩幅を広くして歩くことを心掛ける。おそらく前半よりもずっと速いペースで歩いてたはず。

足は痛くてたまらない。負けるな、負けるな、と念じて歩き続ける。

川沿いの遊歩道が終了し、市街地へと向かう県道に入った時点で、私の前方を歩いてる人は(視界の範囲内で)誰もいなかった。正確な数は分からないけど50人くらいは追い抜いたはず。

ここで心にスキが生じたか、一度だけ肉離れかと思うほど強烈に脚がつった。5分ほど立ち止まりストレッチをして、それでもなるべくペースを落とさないようにして歩き続ける。

ゴールもJR東郷駅

ゴールの東郷駅に到着した時は、本当に疲れ切ってしまい、ベンチに座ってしばらく動けなかった。精根尽き果てた。

今回のコースは全長約12km。所要時間は休憩も含めて、2時間20分だった。これが私のウォーキング初参加の記録。初めて歩いた東郷という場所は一生忘れない。

3時間くらいかかるのかなあ 、と予想していたので、2時間20分というタイムはとても自信になった。

なにより、自分に負けることなく最後まで歩けたことが本当に本当に嬉しかった。

でも翌日から、あり得ないほどの筋肉痛に襲われちゃった。4日ほどマトモに歩けなかった。運動不足って怖い。

-ウォーキング
-