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人と人が笑顔で繋がる場所に携われたことの、嬉しさと感謝と反省と財産

2015年12月23日

始まりは5月の東京旅行

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振り返れば2年前、2013年の1月。

博多・中洲川端の博多座をスタートして太宰府天満宮までウォーキングしたのですが、この時、ジェットスターの激安セールが開催されてたんです。

以前から東京に行きたくて、この時もチケット予約する寸前まで行ってたのですが、「オフ会でいろんなブロガーさんに会いたい」以外にもやりたい事や行きたい場所があり過ぎて、全部詰め込んだら時間が全然足りないな、などと考えてるうちに成田行きのチケットが完売となってしまった。

この時の後悔がずっとあって、今年5月の東京旅行に繋がったんです。

今年5月の東京旅行は「会いたい人に会いに行く」、それだけの旅行でした。2日目の東京ウォーキングは完全なオマケ。

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ほぼ全員の方々とはTwitterやFacebookで事前に繋がってたのですが、数名を除いて皆さん初対面でした。東京行くんですけど会えませんか! とラブコールを送って集まってくれた人たち。ありがたかったです。

タムカイさん(@tamkai)も初対面だった一人。でもタムカイさんとはGoogleのハングアウトで2〜3回お話ししたことがあったので、「おおー久しぶりです」みたいな感じで挨拶を交わせました。

この時、タムカイさんに「福岡にも遊びに来てくださいよ」と言ったら、

「福岡、行ったことないから行きたいんですよー!」
「せっかく福岡行くなら、なんかやりたいですよね!」
「最近、旅先でそういう展開になること多いんですよ」

という会話の流れになりまして、「ハッピーラクガキライフ、ぜひ福岡でもやりましょう!」と私も返答しました。

お酒が飲めないのでシラフでしたが、東京で会いたかった人に会えた嬉しさで気分が高揚してたんでしょうね。なので「やりましょう!」と即答しましたが、社交辞令のつもりはなく本気でした。イベント開催に向けてどう動けばいいのか、経験がないのでこの時点では何も見えてなかったんですけど。

東京から帰ってすぐ入院したのを皮切りに、しばらく私の2015年は暗黒時代に突入してしまったんですけど、東京旅行で数名の方々と交わした約束のことはずっと気になってました。もちろんタムカイさんとのやり取りも。

主催者チームのチームワーク

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東京旅行から5ヶ月が過ぎた10月初旬、フリーライターで「うまみ会」の仲間でもある赤坂さん(@taichi_akasaka)に連絡。赤坂さんは今年8月に「めんたいガジェットフェス」というイベントで主催者チームの一人として活動されており、イベント運営の実績があったのです。

タムカイさんのイベントを開催したいのだけど、どう動けばいいのか分からない、もしよければチカラを貸してもらえないですか、と赤坂さんに打診したところ快諾していただきました。

二人で会場候補となる店舗を巡ったり、どういう準備をすればいいか、どんな確認事項があるかなどを数回打ち合わせ。その上でタムカイさんに連絡しました。

東京旅行からずいぶん時間が経ってしまったお詫びと、ラクガキイベントを福岡で開催するため行動を開始しました、と第一報を伝えたところ、

スケジュール的に空いてるのは12月の12日か、19日ですねー

といきなり日程の指定が。タムカイさんも社交辞令じゃなくて本気だぞ、というのが分かって嬉しくもあり、俄然やる気が出た瞬間でした。

翌日、タムカイさん、赤坂さん、私の3人でFacebookのメッセージを利用して最初の打ち合わせ。ここでイベントに関する基本線のすり合わせが完了。

同じ時期に「うまみ会」の忘年会を開催する計画があったので、うまみ会幹事のゆーいちさん(@flavour47)にも別途連絡。

タムカイさんが「憧れのうまみ会にも参加したい!」と言って下さってたので、タムカイさんの福岡来訪と忘年会のタイミングを合わせられないかを相談して、タムカイさんの歓待を兼ねた「うまみ忘年会」が開催できました。

ゆーいちさんにはラクガキイベントでの受付と、懇親会会場へのナビゲーターもお願いしました。今回のラクガキイベントは「うまみ会」として開催したいという私の思いもあり、赤坂さんとゆーいちさんにワガママ言って主催者チームとして協力いただきました。

赤坂さんは「めんたいガジェットフェス」の第2回開催準備を同時進行で携わってたし、ゆーいちさんは仕事が多忙を極めてらっしゃって、忙しいお二人には少々申し訳ない気持ちも正直ありました。

その忙しい合間を縫って、赤坂さんはタムカイさんの宿泊先探しに奔走してくれたし(当日はアイドルの「嵐」が福岡でコンサートを開催して、ホテル予約が壊滅状態だったそうです)、運営に関するノウハウや、私が知らないために行き届かなかった点を幾つもフォローしてもらいました。

ゆーいちさんには忘年会の予約や告知を完全に丸投げしてしまい、忙しいなら手伝いますからねーと言いながら結局何も手伝えず、甘えっぱなしでした。

タムカイさん本人も打ち合わせの過程で様々なアイデアを出してもらいました。ホテルが都心部から離れていたり、飛行機も羽田発ではなく成田発になってしまってご迷惑をかけたりしたのですが、全てにおいて「問題ないですよー!」と快く承諾してくださいました。

今回の「ハッピーラクガキライフ」をこの4人で開催実現できたことが何よりも嬉しく、誇りでもあり自信にもなりました。改めて仲間の大切さを実感することができました。

参加者の笑顔が時間と共に増えていく

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イベント当日、私もゆーいちさんの隣りに座って受付を担当したのですが、参加者の皆さん、受付の際にはどなたも表情が硬かったのです。

しかし、タムカイさんの出す課題が1つ2つと進むにつれて、参加者同士での会話が聞こえてきたり、笑い声も耳に入ってくるようになりました。

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課題となるラクガキを1つ描く毎に、全員が席を立ち他人の作品を眺めて感想を発表し、それをタムカイさんが解説したり誉めたりする。これで参加者の距離感が一気に縮まって、とても柔らかな空気感になりました。

大人だけでなく子供さんの参加者も今回いたのですが、子供さんたちも自由にラクガキを描き、一番イイと思った他者の作品について感想を述べる。子供の感性ってスゴく斬新だったり、いつしか大人が忘れてしまってたものだったり、微笑ましかったりで、聞いてて心を洗われる思いでした。

私はイベント開始の際に諸注意などを説明するため少しだけ挨拶したのですが、人前で話すのは特別緊張しないし今回も大丈夫だったんですけど、表情の作り方が下手なんですよ。

ただでさえ「普通の表情してても怖い」と言われる顔なので、挨拶では笑顔を作らなきゃって気を付けるつもりだったんです。

しかしイベント当日の朝に資料作りや準備に手間取って集合時間に遅刻しそうになったり、受付開始直前にプロジェクターがない(=私の予約忘れ)ことが発覚したり、いろいろテンパった状態で何を言うのか紙も見ずに記憶だけに頼って話し始めたので、たぶん全然笑顔じゃなかった(=普通の顔なんだけど怖い顔してた)と思います。

イベントの冒頭からあんな顔で挨拶したらイカンよなあ、ってのが今回最大の反省です。「このオッチャン怖い」と私を知らない人の第一印象に刻まれたかもしれず、すいませんでした。

私とは違う意味でイベント冒頭に硬かった参加者の方々もどんどん笑顔が増えていき、いろんな場所で会話する場面も増えていって、座席後方で写真を撮ったり様子を見ながら皆さんの表情を見てた私も嬉しくてたまらなかった。

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懇親会は「参加者全員が自由に交流できるように」と立食形式にしたのですが、結局は料理の乗ったテーブルを一箇所に固め、全員が椅子に座って談笑する形式となりました。良い感じで各々が席を移動し、交流が活発に行われていたし、私も参加者全員とお話しをすることができました。

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顔出しOKなブロガーさん2人の写真を使って恐縮ですが、「うまみ会」以外でこれほど全員が和気あいあいとした懇親会、私は久しく経験ないです。とても楽しめました。

懇親会の最後、講師のタムカイさんに締めてもらうつもりが、なぜか「主催者のりくまさんに締めを!」とタムカイさんに振られ、全く予想してなかったので慌てましたが、言いたかったことは言えました。

私が「福岡でやりましょう!」と言ったよりも前の時点で、東京で開催された以前のハッピーラクガキライフに遠く福岡や長崎から参加された方々もいらっしゃって、福岡での開催を熱望されてたらしく、タムカイさん本人にもリクエストしてたらしいんですよね。

なので、タムカイさんが福岡でラクガキイベントを開催したことで「タムカイさん来てくれてありがとー!」という声と共に、私に対しても「イベント主催してくれてありがとー!」「タムカイさんを呼んでくれてありがとー!」と感謝の言葉をいただきました。

その言葉の数々がすごく嬉しかったんですけど、タムカイさんを福岡に呼びたいという個人的な想いが、イベントを開催したことで参加者全員の喜びに昇華して、これは個人的な感傷ではなく、みんなで喜べることになったんだな、ということに今さらながらに気付いて、イベントが実現できて本当に良かったと気付かせてもらえました。

1つのキッカケは私とタムカイさんの会話だったかもしれないけど、タムカイさんの懐の深さと、赤坂さんやゆーいちさんのサポートと、それから参加してくださった皆さんのおかげで、これだけ楽しいイベントになった。それに尽きます。

皆さんに感謝。謙遜ではなく、ほんとそれだけです。

ここでなぜか突然登場する奥野さん

イベント終了後の「スタッフお疲れさま会」にて、タムカイさんに言われたことで幾つか嬉しかった言葉があります。

「東京のブロガーが福岡でイベントやりたいってなった時、りくまさんと赤坂さんがいるって推薦できますね」

「東京と福岡のブロガーの架け橋になれるってステキなことですよ」

「りくまさんってどんな人? と聞かれたら、福岡の奥野さんみたいな人だ、と答えますよ」

この「福岡の奥野さん」っていうのが一番嬉しかったんですけど、まだまだ奥野さん(@odaiji)の域にはとてもたどり着けないです。だってあの人、スゴいんだもん。

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奥野さんにも5月の東京旅行で初めてお会いしました。奥野さんにもタムカイさん同様に「福岡来てくださいよー」とお願いしたら、本当に1ヶ月後くらいに福岡来ちゃったんですよ。

でも、その時私は退院直後で体調が絶不調だったため、会えなかったのが2015年とても悔しかったことの1つ。

東京旅行の際、奥野さんと深い話はあんまり出来なくて、でも他の参加者と深い話をしてるのは隣りで聞き耳を立てていて、カメラ向けると面白い顔してくれるオジサンというだけじゃなくて、この人スゲエんだなーと。

東京で開催のハッピーラクガキライフは奥野さんが主催者として参画されてます。他にも数百名が集うブロガー関連イベントの主催者をされたり、数多くのイベントで主催者やったりバックアップしてたり、メールマガジンの発行責任者もしてる。

最初は「奥野さんと話してると楽しい・面白い」というのが先に立って交流してたんですけど、最近はブログ記事などを読んでても感嘆するしかないですね。真面目に尊敬してます。

そんな奥野さんと肩を並べられるとは微塵も思っていませんが、「福岡でイベントやりたいんですけど、一緒にやりませんか」という声をいただけたら、出来る限りのことをしたいです

今まで北九州でのうまみ会で幹事をさせてもらったり、福岡のブロガー勉強会を主催したりして、その経験が少しは役に立ったかなとは感じてます。今回のラクガキイベントを含め、私の基本線は、

「楽しい場所に飛び込みたい」
「その場所がないなら作りたい」

そして今回、

「その場所が遠くでしかないなら、福岡に呼びたい」

という思いで動きました。奥野さんも、楽しい場所の中に自分が紛れること、集った仲間の笑顔で自分自身も幸せになれるということ、それが原動力なのかな、と勝手に想像したりしてます。

2016年も東京ですごく人気のあるイベント(毎回満員になってるんですよ)を福岡で開催したいなと考えていて、講師の人と水面下で交渉中です。これも実現させたい。

参加したい人が「来て良かった!」「楽しかった!」と言ってもらえるイベントに自分も参画したい。タムカイさんに言ってもらえた「東京と福岡のブロガーの架け橋」、その選択肢の一つになれれば光栄です。

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福岡だけでなく他の地区でも、ハッピーラクガキライフを開催したい!という声を上げていけば、たぶんタムカイさんは笑顔で飛んできてくれると思います。

福岡での第2回開催、どうなるか分かりませんが、開催の声が高まれば2016年も私は動きますよ。次も同じ主催者チームでやれることを願いつつ。

楽しくもあり、多くのことを学びました。ありがとうございました。

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