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黒崎再興の日は来るのか
今回のスタート地点、JR黒崎駅。
JR黒崎駅のすぐ横にある元商業施設、COM SITY(コムシティ)。オープン前からテナント誘致でトラブル続発し、オープン後も迷走した結果、あっという間に閉鎖されてしまった。
黒崎衰退の象徴ともいえる存在なのだけど、八幡西区役所が移転する計画もあったり、再び商業施設として活用が検討されてるような報道も目にする。
今回久々に行ったら何かの工事をしてた。復活の目があるのか期待。
1つめの駅、黒崎前駅。
コムシティの1階部分が駅になっていて、JR黒崎駅との往来は徒歩2分ほど。すぐ横には西鉄バスのバスセンターもあり、ここが八幡西区の重要な交通拠点になっている。
黒崎駅前の国道3号線を西へ進む。
以前は市内でも有数の大渋滞スポットだった黒崎駅前周辺だが、線路を挟んだ反対側に黒崎バイパスが開通したことで、国道3号線の交通量は確かに少し減った気もする。
2つめの駅、西黒崎駅。
昔はここが筑豊電鉄の始点(終点)だった気がする。JR乗り換えのためには少々歩かなければならなかった。
熊西駅の場所を初めて知る
PCショップ、アプライドの黒崎店。
3つめの駅、熊西駅。
アプライドから奥に入ってすぐのところに駅がある。実は今回初めて知った。
熊西駅のすぐ横を、JR鹿児島本線の特急列車が通過していく。
ドン・キホーテ黒崎店。国道3号線沿いにいつの間にかオープンしていた。
「萩原二丁目」交差点を通過してすぐ、以前は「ラーメン大師」という有名ラーメン店があったのだが、知らぬ間に閉店していた。
ここでお昼を食べる計画だったので、驚くやらガッカリするやら。
映画『おっぱいバレー』のロケ地として有名になった萩原駅
4つめの駅、萩原駅。
駅周辺は、映画『おっぱいバレー』のロケ地になった。撮影期間中は市や筑豊電鉄の全面協力により、駅周辺が全面封鎖された。
私もエキストラに応募したが、見事に落ちた。
映画の中で、主演の綾瀬はるかが電車に乗り込むシーンは、こんな感じのアングルで撮影されてた気がする。
俳優陣の休憩所&着替え場所として提供され、作品中にも登場している店舗。店名を隠すためCG処理されたとメイキング映像で言っていた。
穴生駅から瀬板の森方面へ
萩原駅を通過して、しばらくは線路沿いを歩くが、やがて道路は下り坂になり、電車は高架を走るようになる。
5つめの駅、穴生駅。交通量の多い県道11号線をまたぐ高架上にある。
県道11号線を横断すると、ものすごく広い歩道。
前方にはとても立派な立体道路。前回ここに来たとき、立体道路はまだ工事中だった。ようやく開通したらしい。
立体道路の右側に小さく駅がある。
6つめの駅、森下駅。
黄色い車両が来た。慌てて写真を撮ったら踏切の警報器とカブった。
穴生駅は高架の上に駅があったが、次の駅は高架の下にある。
7つめの駅、今池駅。一段高いところは住宅街になっている。
8つめの駅、永犬丸駅。手前の「永犬丸電停」交差点で車や歩行者は一旦下り、交差点を渡って再び上ると駅がある。
スタートの黒崎駅から永犬丸駅までは比較的スムーズだったルート。しかしここからが複雑怪奇になる。
iPhoneの地図アプリを見ながら、細い路地をウネウネと進む。
地図アプリを見ていても道に迷いまくる
高架が見え、市街地に出た。再び筑豊電鉄の線路沿いに戻る。
9つめの駅、三ヶ森駅。
ここまでの途中も細い路地を練り歩いたが、ここから次の駅までは更にコースが錯綜する。
住宅街に突入。分岐が連続する。地図アプリを睨みながら前進。
線路が見えて「これなら簡単なルートだろう」と安易に考えていると、
意味不明な立体道路が登場したりする。
iPhoneの地図アプリを凝視していても、さすがに高低差までは分からない。途中、3回ほど道を間違えて戻る羽目になった。
住宅街の中にある上り坂。地図アプリではこちらが進行方向のはずだが、とてもイヤな予感がしたのでUターン。
Uターンして正解。あのまま上り続けていると次の駅には辿り着けなかった。
というか、なんという複雑な場所に駅を設置したのだろう。土地勘のある地元の人でもない限り、辿り着くのは無理だ。
10個めの駅、西山駅。
筑豊電鉄の電車に乗車していて、この駅に停車したことは何度もある。しかし、こんなにも難易度の高い辺境の地に駅があるとは思わなかった。まるで迷路だ。
西山駅を通過すると、すぐに上り坂。
谷の底に駅があるようなイメージ。上り続けると赤い橋が架かっている。次の駅に向かう最短ルートとなってたので橋を渡る。
橋の上から西山駅を撮影。写真の中央が西山駅。線路のすぐ右側に細い道が並走しているが、橋の下付近で行き止まりになっている。
スタート地点の黒崎駅からここ西山駅まで、徒歩で約7km。少々疲れてはきたが楽しくなってきた。
【後編に続く→】
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筑豊電鉄の端から端まで歩いてきた・後編(中間→木屋瀬→直方)
鉄道の沿線を端から端まで歩いてみようシリーズ第3弾。後編は中間市、北九州市八幡西区、そして直方市のゴールまで。