下曽根駅前のモールは生まれ変わった
▲ ウォーキングのスタート受付に行く前、まず立ち寄ったのが「サニーサイドモール小倉」。以前まで「ザ・モール小倉」という名称だった商業施設。
JR下曽根駅の目の前にある「ザ・モール小倉」は1995年に開業して以来、小倉南区に足を運んだ際には何度も立ち寄ったし、ウォーキング大会に参加するようになって以降も何度か来ていた。
そのザ・モール小倉は2015年8月31日で閉店。外装や内装、そしてテナントを一新して2016年9月15日に「サニーサイドモール小倉」としてリニューアルオープンした。
▲ 旧モールが閉店したことはニュースで見たので知っていたが、その後どうなったのかを全く知らなかった。私が知らないうちに、そして下曽根に全然来ないうちに、ザ・モールは新生モールとして外装の雰囲気も少し変わり、名前も変えてオープンしてた。
それどころか、店内に入ると「オープン1周年記念セール」をやってた。そうか、もう1年になるのか。下曽根に2年以上も来てなかったことに気付く。
▲ ってことで今回のスタート地点、JR下曽根駅。サニーサイドモール小倉は駅の南口にある。
▲ 駅舎の改札口前でスタート受付を済ませ、反対側の駅北口に降りる。
かつて下曽根は空港の最寄り駅だった
▲ 県道25号線を南下。道幅の狭い道路だが抜け道なのか何なのか、いつもこの道路は多くのトラックが行き交っている。
もっと南にある国道10号線(片道2車線)を通ったほうがむしろ速いんじゃないかと感じるのだが、そうでもないということなのか。よく分からん。
▲ 県道を左折して市街地に入ると、松中醤油本店が見えてくる。道路の右にあるのは醸造工場。
▲ 道路左側の本店には長い行列。後で分かったが、ウォーキング参加者に先着でプレゼントがあったらしい。私は並ぶのが嫌いなので立ち寄っていない。
▲ 曽根公園の入口。なんだか見覚えがある。1回ここに来て公園内を歩いた記憶がある。
帰宅して調べたら4年前、2013年の4月に新旧2つの北九州空港を巡るウォーキングをして、その時に曽根公園の中も歩いてた。記憶は正しかった。
旧北九州空港跡地から海上の新北九州空港までを徒歩で巡る
北九州市小倉南区と京都郡苅田町を歩いてきました。(JR下曽根駅→旧北九州空港跡地→TOTO小倉第二工場→トヨタ九州小倉工場→北九州空港)
▲ 道路左側に視線を移すと、遠く前方にドラッグストアが見える。2006年3月まで、あの辺りが旧北九州空港だった。空港が移転した後、跡地は商業施設や企業工場が進出したほか、一部エリアは宅地分譲が進み住宅街になっている。
海の上に建設された新しい北九州空港は昨年に10周年を迎えた。新空港の写真を撮りまくって胸をときめかせたのがもう10年前か。早いものだ。
初めて訪れる曽根干潟
▲ 田園地帯に入る。コスモスが咲き始めていた。やっと夏が終わってくれるらしい。嬉しい。
でもこの日、別の場所で蚊に刺された。許せない。
▲ 田園の向こうに見えるのはおそらく朽網(くさみ)エリアなのだろう。詳しくないのでよく分からない。
▲ 川の流れがなく干からびている。干潟が近付いているのだろう。
▲ 道の横にある田園もやたらと広い。
▲ 雰囲気的に川の端。前方に見える橋の向こうが干潟なのではなかろうかと予想。
▲ 予想正解。曽根干潟に到着。この辺りは水が微妙に残っていて、先ほどの川へと繋がっていく。
▲ 視線を少し右へとズラすと、ああ確かに干潟だ。干からびている。
でも完全に水分が抜けてる感じには見えない。5年前、広島の厳島神社に家族旅行した際、干潮で海の水が消え、本来なら海の上にあるはずの鳥居まで歩いて行けたのを思い出す。
▲ 干潟と田園の境に堤防を兼ねて遊歩道。
▲ 広い広い田園の東端。近くを歩いてた男性がドヤ顔で「この広い田んぼ全部、昔の北九州空港があったとこばい」と仲間に教えてた。
んなわけあるかい。空港跡地はもっと北だ。そもそも跡地がそんな簡単に田園へと変身できるとは思えない。
▲ 干潟の中央に小さな島。その右側の先には海上の北九州空港と苅田町を繋ぐ連絡橋、島の左側には北九州空港がそれぞれ見えている。
4年前は下曽根駅からあそこ(北九州空港)まで約3時間、16.6kmをウォーキングしたのだ。我ながらよく歩いたものだ。でもあの自主トレは楽しかったな。
▲ しかしそれにしても「ザ・干潟」である。他に何もない。
まあ干潟って普通こんな感じか。有明海もそうなのかな。行ったことないから分からない。
「運が良ければカブトガニを見つけられるかも!」と大会案内に書かれてたが、とてもそんな気配がない。
▲ 干潟遊歩道の南端。再び水面が少しだけ出現。
遊歩道では数名の人が高価そうなカメラをセッティングして何かを待っており、その隣りでは「日本野鳥の会」の人がガイドをしていた。
ガイドさんの話によれば、曽根干潟には「ズグロカモメ」という鳥が飛来するらしく、生息数が激減しているので曽根干潟は貴重な撮影スポットなんだそうだ。
ちなみに、北九州市を本拠地とするサッカーJリーグのギラヴァンツ北九州、そのマスコットキャラの「ギラン」はズグロカモメをモチーフにしているのだそうだ。
その話を聞いて周りの皆さん「おおー」「へえー」と驚いていたが、私は一人
「なんでズグロカモメがギランになったん?」
と地味に納得いかず。
それならギランじゃなくてズグロンでええんと違うん?
ならチーム名もズグロン北九州になるん?
キン肉マンに「ナチグロン」というキャラがいたけどナチグロンよりズグロンのほうが強いっぽくない?
キリがないから歩こう。
干からびてるのに魚がいる?
▲ 曽根干潟をあとにして、来た時とは違う川沿いを西へ進む。こちらの川も干からびている。
▲ 前方中央の少し左に、スタート地点だったサニーサイドモール小倉の建物(上にオレンジ色の看板)が見えた。スタートから約4kmの地点。こうやって眺めると結構な距離を歩いてきてるのだと実感できる。
▲ 干からびた川の中で小舟が反抗期に入ってる。水の中での暮らしに嫌気でも差したのか。ご家族が心配してるから早く帰りなさい。決められたレールを走るなんてまっぴらご免だと言いたいのかもしれないが、そもそも君たちは舟だ。
それはそうと、舟があるということは即ちこの川も水の流れる時があるってことで、そうなると干潟も水で埋まる時があるってことなのか。干潟について何も知識がないので、舟を見てると不思議な気分になる。
▲ その干からびた川のすぐそばに「魚市場」がある。魚市場があるんだから魚が捕れるってことよね。ってことは四六時中水がなくて干からびてるわけではないんだ。んー、勉強不足だから想像できない。
▲ その魚市場のすぐ隣りに「曽根干潟カブトガニ自慢館」という建物。展示館でも郷土館でも資料館でもなく「自慢館」とは強く出たな。
興味はそそられたが、カブトガニをあんまり好きじゃないので中には入ってない。自慢したい気持ちは受け取った。
▲ 川の途中に水門。ここから先は水の豊富な普通の川になっている。
奈良漬け好きに久々の歓喜
▲ 「上曽根」交差点から左折し、再び交通量の多い県道25号線に戻る。
県道沿いにあったお漬け物屋さん「華尚」に立ち寄る。
▲ 店内には漬け物の試食。大好物の奈良漬けもあった。久しく奈良漬けを食べてなかったので大喜びしながら3個ほど喰らう。
▲ 「バイパス朽網」交差点。右に進むと京都郡苅田町、そして行橋市へと繋がる。左へ進むとJR下曽根駅。直進すると北九州空港方面へと向かう。
昔は右折する道路しかなく、下曽根駅へと続く道も繋がってなかったし、北九州空港自体がなかった(=空港は別の場所にあった)。
▲ 昔は頻繁にここを車で走った。もう20年以上も前か。懐かしい。
▲ 「朽網駅東」交差点を右折。
▲ ゴールのJR朽網駅に到着。JR日豊本線は運行本数がそれほど多くないので、午後から遅刻できない別件があったため乗り遅れないようにかなり急いで歩いてたのだが、そのおかげで予定より10分ほど早く着いた。
▲ 朽網駅からJRに乗り、
▲ スタート地点だったJR下曽根駅まで電車移動。サニーサイドモール小倉に駐車していた車に乗って帰宅。
▲ ちなみにそのサニーサイドモール小倉だが、最近になって駐車場が終日無料となったらしい。
公式サイトを見てみると「モール利用者は終日無料」としか書かれておらず、何をもって利用とするのか理解できなかったので、帰宅する前にモール店内で確認したところ、「一定額以上の買い物をすれば無料」などの条件は設定しておらず、訪れてくれたお客様は無料、ということらしい。
駐車できる台数には限りがあるため、たとえば通勤や通学などで下曽根駅を利用する人の駐車場利用はご遠慮いただきたいが、そうではなくモールに来ていただいた方々には無料で駐車できるようにいたしました、と女性店員さんが丁寧に教えてくれた。
そうまで言われて無断駐車みたいな真似はしたくなかったので、モール内で買い物を済ませてから帰宅した。
▲ 今回の歩行時間は1時間14分。歩行距離は6.38km。