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残暑厳しい秋の行橋市を散策、行橋赤レンガ館や植物園を巡る

行橋が生んだ『知』の巨人、末松謙澄

末松謙澄の銅像
末松謙澄の銅像

JR行橋駅の改札口を抜けると、駅構内の中心にヒーローのようなポージングの銅像が建っている。足下には「行橋が生んだ『知』の巨人 末松謙澄」というプレート。

末松謙澄(すえまつ・けんちょう」は豊前国前田村(現在の行橋市)に生まれ、明治期に活躍した人物。第四次伊藤博文内閣では内務大臣を務めている。

えきマチ1丁目行橋
えきマチ1丁目行橋

行橋駅にも「えきマチ1丁目」があった。新駅舎と同じく、1999年(平成11年)から開業しているらしい。上の写真を撮った時間帯は早朝だったので、まだシャッターが降りている。

当ブログで度々紹介してきたのだが、北九州市八幡西区のJR折尾駅で建築が進んでいた「えきマチ1丁目折尾」は、2023年9月29日(金)にグランドオープンとなった。

入居するテナントなど詳細情報
えきマチ1丁目折尾
折尾駅高架下「えきマチ1丁目折尾」、開業は2023年9月29日

折尾駅北口の高架下に建設中の「えきマチ1丁目折尾」は、オープンが2023年9月29日であることが正式発表されました。2023年6月現在の工事進捗を写真で紹介すると共に、入店が発表されたお店を紹介します。

行橋駅東口には国際公募彫刻展で大賞を獲得したブロンズ像がある

行橋駅東口の観光案内板
行橋駅東口の観光案内板

行橋駅の東口に出る。付近の地図や観光案内板を眺める。

行橋駅東口モニュメント
行橋駅東口モニュメント

何やらオブジェが建っている。映画『メッセージ』に登場する宇宙船、別の言い方をするとお菓子の「ばかうけ」みたいなオブジェ。

行橋駅東口モニュメント」といって、帆船をイメージして作られているのだという。2000年(平成12年)に完成している。

フリーダ・カーロをモデルとした銅像
フリーダ・カーロをモデルとしたブロンズ像

行橋駅東口モニュメントの隣には、長身女性のブロンズ像が建っている。

足下の解説プレートを見ると、作品名は「フリーダ・カーロ」。メキシコの女性画家、フリーダ・カーロをモデルとしている。

制作したのはウクライナ在住の彫刻家、フォロディミール・コチュマルさん。「第4回ゆくはし国際公募彫刻展 大賞作品」とプレートに記されている。2023年3月からこの場所に設置されているとのこと。

参考ウクライナ人彫刻家の作品が行橋駅前に設置 国際彫刻展で大賞 | NHK 北九州

蒸気機関車の車輪
蒸気機関車の車輪

蒸気機関車の車輪も2つ、行橋駅東口にあった。なかなか大きな車輪。2004年(平成16年)8月からここに設置されているとのこと。

行橋市に来たのは6年半ぶり

JR行橋駅(東口)
JR行橋駅(東口)

JR行橋駅は、1999年(平成11年)にリニューアル工事が完了し、現在の駅舎の風貌となっている。

リニューアル前の旧行橋駅は、1990年代の初め頃に仕事でもプライベートでもよく来ていた。今から30年ほど前なのもあり、旧駅舎のことはまったく記憶に残っていない。

新駅舎になってからは数回のみ、いずれもウォーキング大会に参加するため来ている。前回来たのは2017年4月。今から6年半も前。もうそんなに経っていたのか。

2017年4月の行橋市散策
行橋市内の桜巡り、雨は止んだが桜の開花は遅れていた

2017年4月2日(日)、福岡県行橋市を歩いてきました。(JR行橋駅→禅興寺→大橋神社→中山記念公園→行橋市役所→今川河川敷→正八幡宮→普門寺→舟路川→行橋保育園→JR行橋駅)

行橋駅交差点付近
「行橋駅」交差点付近

行橋駅東口を出発し、ウォーキング開始。県道211号線を東へ進む。

駅前の道路は片道2車線化の工事が進んでいる。確かにこのあたり、道路が少し狭い。

市場えびす通りでタヌキに遭遇する

駅前通交差点付近
「駅前通」交差点付近

「駅前通」交差点から左折。アーケードのある商店街を通るコース設定になっていたので、そのとおりに進む。

えびす通り
前方をタヌキが横断していた

商店街を歩いていると、前方に何やら黒い物体を発見。右から出現し、ゆっくりと左へ移動していた。イヌ? ネコ? いや違う、と凝視してみたら、タヌキだった

商店街の中でタヌキに出会うとは思わなかったのでビックリした。上の写真ではよく分からないと思うが、前方に立て看板があり、その手前に写っている黒い物体がタヌキ。

タヌキはすぐ先にある側溝へと降りていき、そのまま消えた。

市場えびす通り
市場えびす通り

この商店街は「市場えびす通り」という名前。歩くのは初めてなのかと思ったら、6年半前のウォーキング大会でもここを歩いていたらしい。全然記憶になかった。

アーケート自体もかなり老朽化が進んでいるし、両脇に店舗がないエリアも連続していて、少し寂しい風景ではある。

市場えびす通り
市場えびす通り・北側入口

商店街北側の入口を抜ける。

行橋赤レンガ館、既視感の理由は「旧百三十銀行」

行橋赤レンガ館
行橋赤レンガ館

行橋赤レンガ館。市場えびす通りを抜けて北に少し進んだところにある。

どこかで見たことある建物だなあ、と既視感を覚えたのだが、その理由はすぐに分かった。

旧百三十銀行行橋支店
元は旧百三十銀行・行橋支店だった

行橋赤レンガ館の一角に解説プレートがあった。この建物、元は「旧百三十銀行・行橋支店」だったらしい。

旧百三十銀行といえば、北九州市八幡東区西本町に「旧百三十銀行ギャラリー」という観光名所がある。かつては旧百三十銀行・八幡支店だった建物で、外見は行橋赤レンガ館とよく似ている。

旧百三十銀行の八幡支店や行橋支店を建築したのは、明治〜大正期の有名な建築家、辰野金吾氏。彼の代表的な建築物としては、

  • 東京駅(東京都千代田区丸の内)
  • 日本銀行本店(東京都中央区日本橋)
  • 日本銀行旧小樽支店(北海道小樽市)
  • 大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島)
  • 旧松本邸(西日本工業倶楽部)(北九州市戸畑区)

などがある。

参考近代建築の父・辰野金吾。東京駅や日本銀行本店など全国に遺る7つの名建築をめぐる

リブリオ行橋
リブリオ行橋

行橋赤レンガ館のすぐ前にある「リブリオ行橋」。行橋市図書館を含む複合施設とのこと。

柏木勘八郎邸宅跡地
柏木勘八郎邸跡の石碑

リブリオ行橋が建つ土地は、かつて柏木勘八郎という人の邸宅が建っていたという。駐輪場の横に石碑があった。

長峡川沿いから国道201号線へ

長峡川沿い
長峡川に架かる簸川橋

行橋赤レンガ館から西へ進むと川に出た。川の名前は「長峡川(ながおがわ)」。

ここには初めて来たと思っていたが、6年半前のウォーキング記事でも同じ場所から写真を撮っていたと後で分かった。

簸川橋から見た長峡川
簸川橋の上から長峡川を眺める

長峡川に架かる簸川橋(ひかわばし)からの眺め。川はあんまりキレイではなかった。

前方にはJR日豊本線の高架が見えている。

長峡川沿い
長峡川沿い

しばらく長峡川に沿って西へ進む。

お仏壇の八女付近
「お仏壇の八女」付近

長峡川を離れ、国道201号線に出る。

太陽交通のバス停
太陽交通のバス停

太陽交通のバス停があった。行橋市を走るコミュニティバスなのかな。

ゆめマート行橋
「ゆめマート行橋」付近

ゆめマート行橋の前を通過。

延永小学校
延永小学校

行橋市立・延永小学校の前を通過。

学校の読みは「のぶなが」だろうか、「のべなが」だろうか、それとも全然予想もできない読み方か。難解な地名の多い福岡県のことだから意外な読み方かも? などと考えながら歩いたが、正解は「のぶなが」だった。普通の読みだった。

東九州道・行橋IC
東九州道・行橋IC付近

東九州自動車道・行橋インターチェンジ入口の前を通過。

田園地帯を抜け、ゆくはし植物園へ

行橋市吉国
行橋市吉国の田園風景。

国道201号線から離れ、行橋市吉国というエリアをしばらく歩く。田園風景の中に住宅街の小さな集落が点在している。

民家の大樹
住宅街にあった大樹

住宅街の途中に立派な大樹があった。神社かお寺でもあるのかと思ったら普通の民家だった。

ゆくはし植物園
ゆくはし植物園

ゆくはし植物園」の前を通過。来た時はまだ開園していなかった。午前10時から開園するらしい。

行橋市のナンバープレートは「北九州」管轄だった

JA福岡京築・行橋中央支店
JA福岡京築・行橋中央支店

JA福岡京築・行橋中央支店の前を通過。

行橋市の車のナンバープレート
行橋市は「北九州ナンバー」管轄

今回、行橋市内を歩きながら多くの車とすれ違ったのだが、大半が北九州ナンバーだったので、「今日は北九州からやけに大勢来ているんだな」と考えていた。

しかし、行橋市の車は「北九州ナンバー」の管轄になるらしい。なんのことはない、みんな地元の車だった。

井尻川公園から行橋駅西口へ

井尻川
宮市橋から井尻川を眺める

長峡川の支流、井尻川に架かる宮市橋を渡る。

井尻川公園
井尻川公園

井尻川に沿ってキレイな公園が整備されていた。

行橋市西宮市
行橋市西宮市周辺

建物の背が高くなってきた。市街地に入ってきたらしい。

行橋駅西入口交差点
「行橋駅西入口」交差点

ゴールの行橋駅西口まであと少し。特徴的な(メリケンサックみたいな)駅舎の屋根がチラリと見えている。

駅西大通り
行橋駅西口前の交差点

駅西大通りを東へ進み、行橋駅前の交差点を渡る。

行橋駅西口
行橋駅・西口

行橋駅の西口に到着。スタートした東口と見た目はほとんど変わらない。

今回のウォーキング、歩行時間は1時間52分、歩行距離は7.58km。9月末とはいえ残暑が厳しく、駅に到着した時は上半身が汗でズブ濡れになっていた。

行橋駅西口のオブジェ
行橋駅西口モニュメント

東口と同じく、西口にも「行橋駅西口モニュメント」があった。古代の遺跡「神籠石(こうごいし)」をデザインしている、と石碑に説明があった。

えきマチ1丁目行橋
えきマチ1丁目行橋

行橋駅に到着した時はシャッターが降りていた「えきマチ1丁目行橋」も、シャッターが上がり中の様子が見えるようになっていた。

行橋市民の日常が始まる早朝、6年半ぶりに非日常の行橋散策を楽しませてもらった。

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