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勝ちはみんなの勝ち。負けはみんなの負け。

 
先日、長男たちチームのバレーボール大会が開催されたので、嫁と共に応援のため行ってきました。

結論から先に書いちゃうと、負けました。これで長男もバレーボールを引退。

前回書いたエントリーでも触れてるのですが、チームの実力から考えると今大会を勝ち抜けするのは厳しかったので、負けたことや引退となってしまったことは、ある意味で仕方のないこと。

ただ、その負け方が予想外でした。選手たちも、監督もコーチも、保護者で結成された応援団も、そして私も、全くそんな終わり方を予想してなかった。

慢心?油断?

前回大会で良い成績を残したことで、長男たちのチームは恵まれた組み合わせになってました。

組み合わせ表を見ながら誰もが星勘定をしてました。このチームには勝てる、次も大丈夫、次は苦しいけど何とかなるだろう、みたいに。

その中で1チームだけ、私が一度も見たことないチームがありました。子供たちや保護者の数名に「どんなチーム?」と訊くと、ほぼみんなが同じ答え。「弱いチームじゃないけど練習試合で勝ってる」と。

そのチームの初戦を見物しましたが、相手のレベルが劣ってたこともあり、内容は完勝でした。あまりに完勝すぎて「強い!」というよりも「相手が弱すぎたね」みたいな感想を誰もが持ったかもしれない。

うちのチームが相手に対して持ったイメージは、おそらく誰もがそのレベルでした。一方で(後から聞いてみんなビックリしたのですが)、相手チームはうちのチームの試合を数台のビデオカメラで録画して、研究しまくってたんだそうです。

こんな試合展開は過去一度も見たことがない

試合が始まり、いきなり「ええー?」と驚いたのが、相手チームのフォーメーション。選手一人一人の配置、陣形のことです。

私は自分自身がバレーボールをやってたし、Vリーグやオリンピックなどの試合も30年以上いろいろ見てきました。そんな私が過去一度も見たことのない、ビックリするほど奇妙で奇天烈なフォーメーション(陣形)でした。

なんじゃこりゃ、って。パッと見たら穴だらけのフォーメーションなんです。幾らでも攻略できる。最初はそう思いました。

しかし、そうはならなかった。

いきなり8点連続で取られたんです

バレーボールは6人でやるスポーツ。団体競技です。誰か一人の技術が飛び抜けてるからと言って簡単に勝てる競技じゃない。誰か一人だけで得点を積み重ねられるものでもない。

でも、その試合の序盤、相手チームのサーブを打つ選手を除けば、前衛のたった一人の選手に8点を奪われたんです。

結果論ですが、あの8点連続で勝負あったのかもしれない。うちのチームは完全に混乱しました。心が折れた訳ではないけど、ワケが分からず大パニックになってるのが目に見えて分かりました。選手たちも、そして監督やコーチも。

私は2階席から見ていて、相手チームのフォーメーションに穴があるのは分かったから、攻撃方法を変えるよう何度も叫んでましたが、2階席から叫んでも聞こえなかったかもしれないし、仮に聞こえてたとしても私はコーチでも何でもない、応援してるだけの発言力のないオッサンなので、スルーされてたのかも。

相手チームは連続得点で完全に勢いに乗って、打つ手が全て大当たり。強気な攻撃もフェイントなどの軟攻も、何もかもが得点になる。

うちのチームは術中にハマって大混乱。今まで高い技術で相手を圧倒してきたセッターも、そしてエースアタッカーも、「今までそんな失敗したことないやん!」っていうミス連発。他の子供たちも連鎖してミス連発。

交代要員として入った子供たちもミスだらけ。私の長男も一度だけ出してもらえたけどミスしちゃった。応援してる保護者のみんなは、もう叫ぶしかない。ドンマイ! 頑張れ! 気持ちで負けるな! まだ大丈夫! いつもの通り! いろんな言葉を皆が絶叫。

ストレート負けでした。2セット目は結構な差を付けられた。完敗です。

パニックで自滅した試合だけど、相手のエースアタッカーは素晴らしかった。それと、うちのチームの弱点を完全に把握して、奇天烈なフォーメーションで見事に攻略した、監督か関係者か誰かは知らないけどその頭脳もスゴイ。

バレーボールって難しいな。でもこれもバレーなんだな。

みんなで泣きました

試合が終わった瞬間、誰もがボー然としてました。夢を見てるみたいな感覚。

「ここで負けるとは想定してなかった」人もいただろうし、いつもと明らかに違うミスの多さに「なんで?」と何度もくり返し呟きながらポカーンとしてたお母さんもいました。

私は、とにかく相手のフォーメーションが最後まで「あり得ない」と、もうそれだけ。あの陣形がうちのチームに対してだけのスペシャルな対策なのか、それとも常にあんな陣形なのか。

※あとで聞きましたが、うちのチームだけの対策だったらしいです。

最後は相手のサーブをうちの選手がレシーブミスして試合が終わりました。そのレシーブミスした選手のお母さんが他の保護者に頭を下げながら、「帰ったら叩いてやります」と言って、別のお母さんが諌めてました。慰めたんじゃなくて、諌めた。

それは違うよ。仮にあの子が25点全部を自分のミスで取られたとしても、それはあの子だけの責任じゃないよ。

私も言いました。今まで大活躍だったじゃないですか。帰ったら誉めてあげてくださいよ。カッコ良かったぞーって。一人だけのせいで負けたんじゃないですから。

試合を終え、着替えも済んだ子供たちが一列に並び、体育館の外で応援した保護者に挨拶をしました。キャプテンが試合に負けた悔しさや、監督コーチへの感謝、そして保護者へのお礼を言ってる途中で号泣しちゃって。他の選手も、うちの長男も泣いてた。

保護者もみんな泣いてました。監督もコーチも泣いてた。いつもすぐ泣くくせして、こういう時は意地張って泣かない私。泣きながらお辞儀を続ける子供たちに拍手しながら「頑張った!頑張ったやんか!」って。それだけは絶対に言ってあげたかった。

すると、さっきみんなに謝ってたお母さんが「私たちも楽しかったですよね!」って。笑顔で。みんなウンウンと頷いてました。

1年生の時からずーっと応援してきたお父さんお母さんたち。まだ技術も体格も貧弱だった頃と比べれば、集大成となったこの大会で、キミたちはすごく逞しく、強くなった。見守ってきたみんながそれを感じてるんだから。

保護者の我々にとっても、夢のような数週間だった。キミたちの快進撃はスゴかったよ。中学の歴史に名を残したんだよ。それがお父さんお母さんにとっての誇り。

保護者同士も連帯感が生まれて、みんな仲良くなった。この年になってね、スポーツのイベントであんなに声を枯らして絶叫しながら応援して、ヨッシャー!ってガッツポーズ取って歓喜するなんて体験、なかなか出来ないんだから。子供たちに感謝しかない。

自分のスパイクで得点が入ったら。

トスをあげてくれた仲間に感謝しなさい。

さっき敵の強烈なスパイクを必死でレシーブしてくれた仲間に感謝しなさい。

ブロックで少し威力を弱めてくれた仲間に感謝しなさい。

ベンチで声を枯らして応援してくれてる仲間に感謝しなさい。

そのスパイク技術を教えてくれた監督やコーチに感謝しなさい。

影ながらサポートしてくれた家族のみんなに感謝しなさい。

自分だけで取った得点じゃない。それはみんなで勝ち取った得点。

勝ちはみんなの勝ち。負けはみんなの負け。一人では出来ない、皆で繋いでいく競技。それがバレーボール。

最後に、おもわず笑っちゃった余談

帰宅した長男と試合について振り返ってる途中で、

「そういえば、校長先生が応援に来てくれてたぞ、俺の横で試合が終わるまでいてくれてたよ」

と私が言うと、長男、

「え! マジ? 校長先生来てたん!」

うん来てたよ。なんで?

「いや、うちの校長先生さ、負けジンクスがあるんよ」

なんだそりゃ。

「去年から言われてるんよ、校長先生が応援に来てくれた部が全部負けるって。今年もね、●●部が負けて、●●部も、それから●●部も負けた時に校長先生来てたって」

「あ、それ私も聞いた!」と長女が追随。「教頭先生が来ると勝つらしいんやけどね、校長先生だと負けるって」

あ、そういえばこの前、お前らが優勝した時に教頭先生が来てたなw

「やろ? そっかー、今日校長先生が来てたんかぁ…」

お前、それはカワイソウやん、校長先生も大変なんやぞ、バレー部だけじゃなくて1日にいろんな場所でいろんな部の大会があるから全部ちょっとずつ応援に行ってるらしいやん、それをお前、負けジンクスだなんて、それはちょっと……まあそういうことにしとくか。

「校長先生、持ってるなー」と長男&長女。ひでえww

その日の夜、選手&保護者の慰労会が開催されて、嫁と長男が参加してきました。私は忙しかったので不参加だったのだけど、美味しいもの食べて、子供たちも保護者たちも4時間くらいワーワーと楽しく騒いだそうです。

みんな、お疲れ様! ありがとう!

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