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スキャン機器「ScanSnap iX100」とスマホアプリ「Zaim」が家計簿管理を変える

2017年11月15日

家計簿管理できない我が家が導入した「Zaim」

結婚して20年以上、この期間でずっと変わらなかったことが1つあります。「家計簿をつけられない」ということ。妻も私もダメでした。

A4ノートに手書きも続かない、Windowsの家計簿ソフトも幾つか買ったけど続かない。

時は流れて私の携帯電話がiPhoneになり、お小遣い管理アプリを使うようになって金銭管理が向上しました。

この流れで家計簿管理もiPhoneアプリでやれば上手くいくんじゃない? と考えて導入したのが「Zaim」でした。

「Zaim」を含む複数の家計簿アプリを iPhoneにインストールし、機能比較をしました。中でも重要だったのが「レシート読み取り機能」。iPhoneアプリでレシートの写真を撮影して、金額が正常に自動入力できるかどうか。

正直、どれも似たり寄ったりでした。正確に読み取る時もあれば誤入力も多い。ひとまず無料アカウントでZaimの利用を開始。

やがて妻もiPhoneを使うようになり、同じ家計簿画面を共有したかったので、「複数アカウントで利用可能」「金融連携で自動入力」「広告非表示」の3つに惹かれてZaimのプレミアム会員(有料)になりました。

私と妻、各々が買い物をして持ち帰ったレシートをZaimで撮影して家計簿を入力することにしたのですが、妻は食材の買い物が多いのでレシートの面積が長く、iPhoneでレシートを写真撮影しても変換した金額に変換ミスが多く、手動で金額修正する時間が毎回発生していました。

これが面倒なため、妻はまたしても入力をサボり始めます。

妻のレシートが溜まり始めると私が代わりに入力していたのですが、自分でやってみて分かりました。Zaimのカメラ撮影によるレシート自動入力機能は精度があまり良くない。金額の変換ミスが多いと、それを手動で修正するのが大変でした。これは妻を責められない。

結局、「家計簿データを夫婦で共有できる」というメリットがあったのでZaimのプレミアム会員は続けたものの、レシート読み取り機能の精度が低いため、またしても入力が続かなくなり、「銀行残高の確認」だけのためにZaimを使ってるような状態に。

これだと大きな意味での家計管理はできるものの、細かい管理は全然できません。たとえば先月より今月は支出が多くなったというとき、何の品目が多かったのか、食料品なのか日用雑貨なのか他のものなのか、分析が全く出来ないし何も分からない。

ただ単に銀行残高の推移しか把握できない。これでは何の支出を減らす努力をすればいいのか、どうすれば家計の節約になるのかも分からない。「家計簿をつけてる」とは厳密には言えないよなあ、ってのがここ数年の悩みでした。

我が家の救世主「ScanSnap iX100」

4年前にプリンター複合機を購入。スキャン機能はものすごく重宝していました。

このスキャン機能というものを家計簿管理に活用できないだろうか。いろいろ調べた結果、「これは最適だ!」となったのが今回購入したスキャナー専用機「ScanSnap iX100」です。

ScanSnap iX100

数年前からずっと欲しかったScanSnap。やっと購入できました。

ScanSnap iX100

ScanSnap iX100はホワイトとブラックの2機種あります。私はホワイトを購入。

ScanSnap Cloudは素晴らしい機能、しかしZaimは非対応

今回私が購入した「ScanSnap iX100」、それから上位機種「ScanSnap iX500」のユーザーは、「ScanSnap Cloud」という超絶便利な機能を無料で利用することができます。

その「ScanSnap Cloud」とは何かというと、スキャンした紙の内容に応じて各種クラウドサービスに自動で振り分けて送信しちゃうという機能。

  • レシート → 家計簿や会計管理ソフト・ツール
  • 写真 → 写真管理クラウド(Google Photosなど)
  • 名刺 → 名刺管理クラウド(Eight)
  • その他サイズ → Evernote

どのクラウドサービスに送信するか、自分で選んで設定することができます。実際に使ってみると本当に便利。ScanSnapが自動で保存先のWebサービスを選んでくれるんですから。

ScanSnap Cloud

対応しているサービスはScanSnap Cloud公式サイトに掲載されています。

で、よーく見てみるとですね。

ScanSnap Cloud

ScanSnap Cloudの対応サービスにZaimがないんですよ

購入前に調べておけ、って話なんですよね。でも「ScanSnapとZaimは連携できる」という記事をどこかで読んだ記憶があって、当然ScanSnap CloudでZaimにも自動振り分けしてくれるものだと思い込んでしまってたのです。

ものすごいショックでしたよ。だって「家計簿管理のためにScanSnapを買った」わけですから。

でも安心してください。ScanSnapでZaimに取り込む方法、やっぱりありました

ScanSnap iX100でレシートをスキャンしてZaimに取り込む方法

「ScanSnap Cloud」には対応していない Zaimですが、ScanSnapでスキャンしたレシートのデータを直接 Zaimに送り込むことは出来ます。それを解説します。

ScanSnap Connect

まずiX100とScanSnap Cloudを連携させるために専用アプリ「ScanSnap Connect Application」をiPhoneにインストールする必要があります。

ScanSnap Connect

アプリを起動させて、指示の通りにセットアップ。指定するのはもちろん「iX100」のほうですよ。

ScanSnap iX100

ScanSnap iX100は、手前の板みたいなのを外側に倒すと電源オンになります。通常は右にあるスキャン開始・ストップボタンが青色に光りますが、「ScanSnap Cloud」に接続できている時はピンク(というか紫)色になります

Zaim画面

スマートフォンでZaimを起動し(iPhoneのスクリーンショットで説明します)、下のメニュー「入力」、上のサブメニューでカメラのアイコン「レシート読込」をタップ。

Zaimレシート読込画面

ここでカメラ部分にレシートを表示させ、真ん中の(カメラアイコンの)ボタンを押せばレシートが撮影されて読み込み、という流れなのですが、今回は写真撮影ではなくスキャンですので、左にある「メニュー」をタップ

Zaimレシート読込画面

サブメニューアイコンが4つ表示されます。右端の「ScanSnap」をタップ

Zaim

左の「ScanSnap」をタップすると、画面がScanSnap Connectに切り替わり、ScanSnap iX100にレシートをセットすれば読み込みが開始されます。

ScanSnapレシート読込

スキャンしている間は上のような画面になります。

ScanSnapレシート読込

今回はレシートが短かったので、あっという間に1つ目のレシート読込が完了。続けて他のレシートを読み込ませたい場合は、ボタンを押さずそのまま次のレシートを iX100にセットすれば、連続してスキャンしてくれます。

ScanSnapレシート読込

2枚目のレシートを読み込み中。

Zaim

レシートの読み込みが完了したらZaimに戻ります。今回は3枚のレシートを連続で読み込んでみました。全てZaimに反映されています。

確認のため1つずつ読み取り結果をチェックしましょう。

レシート1枚目

レシート1枚目。100円ショップのレシートで、明細は2件と少なめ。

Zaim読み込み結果

まず合計金額をチェック。正常に取り込まれています。

レシートから日付、電話番号、店名も読み込んで反映してくれます。もし電話番号が取り込めていなかったり間違って読み取っていた場合は、手動で正しい電話番号を入力してあげると店名を検索して反映してくれます。お店ごとに履歴を残しておきたい場合に大変便利。

カテゴリや出金元は今までの取り込み履歴から学習して反映してくれます。違っていた場合は手動で修正。上にあるカテゴリを変更すると、下にある明細全てのカテゴリも同じものに変更されます。

Zaim読み込み結果

写真撮影での読み込みよりも遙かに精度の高いスキャン読み込みですが、品目の中に数字があったりすると金額が間違って反映されることもあります。割引価格の時などによくあります。

合計金額が一致していたら、次に「調整額」という欄もチェック。ここがゼロなら明細も全て一致していて問題なしということなので、一番下にある「記録する」ボタンをタップして保存。これで1つめのレシートは終わり。

スキャンした結果が問題なければ「合計額チェック」「調整額チェック」「記録する」、これだけの作業で済みます

レシート2枚目

次、レシート2枚目。明細が4つあります。

Zaim2つめ

レシート2枚目も合計金額、調整額とも問題なし。品目までバッチリ何のミスもなく取り込めています。

全体のカテゴリが「食料品」になっているので明細4件とも最初は食料品で反映されています。しかし有料レジ袋だけは「日用雑貨」として記録したいので、この明細だけ手動で変更。

我が家は食料品と日用雑貨の割合を分析したいのでチェックしてますが、それが面倒だという人は明細を気にせず合計金額と調整額のチェックだけでもいいでしょう。極端に言えば、明細内容を気にしないのなら合計金額だけ一致していればOK。

長いレシート

Zaimのカメラ機能で読み込む場合は複数回撮影しなければならない「長いレシート」でも、ScanSnapなら1回であっという間にスキャン完了できます。写真を撮影する際に少しズレてしまい、同じ明細を2回撮っちゃった、なんていう無駄がスキャンでは一切発生しないのでストレスも溜まりません。

レシート読み込み結果

ご覧のとおり。すべて正常に読み取れています。長いレシートほどScanSnapの威力を実感できます

まとめ

結論としては「ZaimとScanSnap Cloudは連携できない」のですが、専用アプリを使用すれば、ScanSnapで取り込んだデータをZaimに送ることが出来ます。

これまで様々な家計簿の方法を試したけど1ヶ月程度しか継続できなかった我が家。

しかしScanSnapを購入して2ヶ月。今のところZaimに問題なく、漏れもなく記帳できています。妻はときどきレシートを3日分くらい溜め込むのですが、ScanSnapのおかげで5分もかからず作業が終了するので「取り込みしよう」という気になるそうです。

今回はレシート読み込みを中心に書きましたが、前述のとおりScanSnap Cloudという便利機能のおかげで名刺管理サービスやEvernoteに自動で振り分けてくれるので、スキャン自体も大変ラクチンになりました。複合機のスキャン機能は最近使っておらず、全てScanSnapに任せてます。

家計簿をつける必要性は感じつつ継続できない、と我が家のようにお悩みの方々、ScanSnapとZaimの組み合わせを是非試してみてください。今までがウソのようにラクチンになります。

-雑記
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