下関側から関門海峡を一望できる火の山展望台は2016年大晦日で閉館します

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福岡で最初の夢だった関門海峡

火の山公園

大学入学を機に福岡県へやって来て、何としてでも最初に行きたかった観光名所が関門海峡でした。平安時代の源平合戦で最後の舞台となった壇ノ浦として有名だし、源義経が大好きだったんです

大学で仲良くなった友人の一人が車を持っていたため、「壇ノ浦に連れてってくれ!」と懇願し、北九州市での生活を始めて約2週間で最初の夢は叶います。連れて行ってもらったのは九州の最北端、門司港でした。

現在は「門司港レトロ」として北九州市内でもなかなかの集客力を誇る観光名所となっていますが、当時は特別何もない普通の港。それでも関門橋の勇姿や、何より義経が八艘跳びをしたと伝わる壇ノ浦を目にして感動したのは今も忘れません。

その時に「門司港からの景色もいいけど、火の山からの景色もまたいいぞ」と友人に教えてもらったのが「火の山」という名前を耳にした最初です。

その数週間後に初めて火の山に連れて行ってもらったのですが、門司港から眺めるのとはまた違う関門海峡の雄大な景観に圧倒され、感激してひたすら「スゲー!」を連発していました。

その後、大学時代に数回、そして社会人となって数回行ったくらいですかね。北九州市の門司港側から関門海峡を見下ろせる「和布刈(めかり)公園」には数多く訪れているのですが、火の山公園は関門トンネルを越えて本州に渡らなければならないため、どうも敷居が高くて訪問回数は少なめ。

今回ニュースで「火の山展望台が2016年12月31日をもって閉館する」と聞き、久々に行ってきました。

記憶が定かなら前回行ったのが約15年前。ホント久々です。

立体駐車場は逆走する車に注意!

火の山への連絡道

▲ 火の山山頂に行く手段は「車」の他に「ロープウェイ」と「徒歩(=登山)」があります。私は過去も今回も全て車で行ってます。

火の山公園駐車場入口

▲ 左に進むと無料駐車場の入口。右に進むと(後で知ったのですが)ロープウェイの駅があります。

火の山公園駐車場

▲ 無料駐車場は立体駐車場のような形状になっており、普通車であれば276台が駐車可能だそうです。「火の山公園」や「火の山展望台」へは車を駐車してから少し歩くことになり、駐車場の屋上から歩くのが最も近いです。

なお駐車場内は一方通行になっており、一般的な立体駐車場のように入ったところ(=入口)と同じ場所が出口にはなっておらず、屋上部分をさらに先に進むと出口がある仕組みです。

初めて来た人には分かりづらいかもしれませんが、駐車場内をよく見ていれば案内や注意書きが書かれています。

にもかかわらず、一般的な立体駐車場と同じだと錯覚あるいは勘違いするのか、一方通行を逆走して入口に向かい下りていく車がいます。今回も5台以上、逆走している車がいました。

そのうち1台は私が車から出た直後に逆走を始めたので「おーい! 逆走! そっちダメ!」と大声で注意したものの、窓を閉め切っており全然気付いてもらえず走り去っていきました(数分後、逆走に気付いたらしく戻ってきたけれど)。

逆走する車を感知すると駐車場内で警告灯を点灯させたり「逆走しないでください」という旨の警告音声を流していますが、気付かないドライバーは本当に全く気付かず走行を続けています。

私が行った時間帯は車がそれほど多くなかったから事故にはならなかったんでしょうけど、来訪者が多い時期や時間帯に逆走車がいたら、下手したら入場した車と正面衝突ですからね。駐車場内を走行する時は逆走車がいる可能性を頭に入れておいたほうがいいかも。

しかし5台以上も逆走車がいるってのは尋常じゃないですよ。もうちょっと分かりやすく注意喚起できないものかなあ。

高倉健さん遺作のロケ地

火の山展望台までの坂道

▲ 駐車場に車を停めてから出口まで上ると、左側に展望台への上り坂が続いています。3分ほど歩けば山頂に着きます。

戦艦大和の弾丸

▲ 坂を登り終わるといきなり登場する大きな弾丸。

戦艦大和の弾丸

戦艦大和の弾丸だそうです。この弾丸は瀬戸内海で引き揚げられ、昭和33年(1958年)に下関市に寄贈されたと解説されています。

火の山公園

火の山公園山頂。福岡県からすれば関門海峡は「玄界灘(日本海)」というイメージなんですけど、山口県からすれば目の前に広がる海は「瀬戸内海」なんですよね。

火の山展望台

▲ 山頂にある「火の山展望台」は、老朽化により2016年12月31日(土)を持って閉館となり、新しい展望台が再建されるそうです。詳しくは後述。

火の山展望台

▲ 火の山展望台の左側にある展望デッキ付近は、2012年に劇場公開された映画『あなたへ』のロケ地として使用されました。『あなたへ』は主演の高倉健さん、そして大滝秀治さんの遺作となった作品です。

上の写真の構図、映画の中で登場します。

あなたへ

あなたへ

【監督】降旗康男【出演】高倉健、田中裕子、佐藤浩市、草彅剛、余貴美子、綾瀬はるか【公開】2012年Amazonビデオ

主人公の男(高倉健さん)と偶然出会ったキャンピングカーに乗る男(ビートたけしさん)が、後日また偶然再会する場所として火の山公園が登場します。

火の山公園

▲ 高倉健さんが誰かと携帯電話で話してる場面はココ。

火の山公園から関門海峡

▲ 健さんとビートたけしさんが2ショットで話し込んでる場面がココ。

火の山公園

▲ パトカーが車を停め、警官2人がやって来る場面はココです。

展望台としばしのお別れ

火の山展望台

▲ では閉館まで残り2日となった火の山展望台に入ってみます。こちらの入口が展望台の3階部分。

火の山展望台案内図

▲ 以前は1階部分からも出入りできたように記憶してるのですが、今回行ってみたところ1階出入口は封鎖されており、出入りが出来なくなってました。したがって出入口は現在3階のみです。

火の山展望台3階売店

▲ 入るとすぐ正面にある売店の入口。

火の山展望台売店

▲ 売店の反対側。こちらの売店も12月31日で営業終了となります。

火の山展望台3階展望室

▲ ガラス張りの3階展望デッキ。

火の山展望台3階展望室

▲ 左が源義経、右が平知盛。これと同じ銅像が火の山のふもとにある「みもすそ川公園」に建立されてます。

火の山展望台

▲ 階段を下りて展望台2階へ。

火の山展望台2階レストラン

▲ 2階は回転レストランになってます。まだ開店時間前だったのでシャッターが下りた状態。

火の山展望台2階レストラン

▲ と思ったら数分後にシャッターが上がり、開店しました。この景色を眺めながら食事ができるってイイなあ。レストランがあることすら知らなかった。

ロープウェイ駅を初訪問

前述した通り、火の山展望台には車で来る他にロープウェイで登る手段もあります。私は車でしか来た事がないのでロープウェイに乗ったこともなく、もっと言えばロープウェイの駅がどこにあるかも知りませんでした。

火の山公園山頂部案内図

▲ ということで、せっかくなのでロープウェイ駅に行ってみることにします。山頂部の案内図を見ると、地図右端の駐車場から少し上へ進んだ場所にあるみたい。

火の山公園

▲ 展望台から下り階段が続いており、ここを通って駅に行けます。

火の山ロープウェイ上駅

▲ 駅が見えてきました。

火の山ロープウェイ上駅

▲ ロープウェイの山頂側にある駅。初めて見ました。

火の山ロープウェイ上駅

▲ ロープウェイが地上から上ってくる写真を撮ろうと思ったら運休でした。あらま。

火の山ロープウェイ上駅

▲ ロープウェイの乗車券売り場。運休中なので無人駅状態。

火の山ロープウェイ上駅

▲ ロープウェイ乗り場はここを進んだ先にあるみたいですが、運休中なので先へは入れず。

火の山ロープウェイ上駅屋上展望台

▲ ロープウェイ駅の屋上も展望台になってると書いてあったので、上ってみました。

火の山ロープウェイ上駅屋上展望台

▲ おおー。景色良さそう! でもフェンスが低いぞ。怖いぞ。

火の山ロープウェイ上駅屋上展望台

▲ こちら、下関市街地。火の山展望台の展望デッキはガラス張りですが、ロープウェイ駅の屋上はガラスがないので、むしろこっちのほうが綺麗だな。

火の山ロープウェイ上駅屋上展望台

▲ ロープウェイの「上の駅」と「下の駅」の位置関係が分かりました。結構な高さがあります。下の駅のすぐそば、海沿いに「みもすそ川公園」も見えます。あそこはウォーキング大会で3回ほど訪れました。懐かしいな。

ちなみに上の写真を撮影した直後、高所恐怖症による「吸い込まれそうな感覚」に襲われてメッチャ鳥肌立ってお股がヒューってなりました(クレヨンしんちゃん風に)。いやあ怖かった。

火の山ロープウェイ上駅屋上展望台

▲ ビビリながら眼下の関門海峡を撮影。関門橋の向こうには我が街・北九州の門司港レトロが広がってます。ものすごく天気が良くて超逆光だったので写真が暗くてごめんなさい。

関門海峡、巌流島

巌流島もバッチリ見えてます。

火の山ロープウェイ上駅屋上展望台

▲ ロープウェイの駅から火の山展望台まで、このくらいの距離感です。歩いて3〜5分くらいかな。

火の山遊歩道

▲ ロープウェイ駅の左横に遊歩道入口があり、ここから徒歩で上り下りすることもできます。

下関戦争の史跡もある

火の山砲台跡

火の山展望台付近は江戸時代末期、いわゆる幕末に長州藩がアメリカやイギリスなど四国連合艦隊と戦った「下関戦争(馬関戦争)」の史跡もあります。

司令室跡

▲ ここは第4砲台の跡で、山の頂上部に司令室や観測所があったようです。

司令室跡

▲ 司令室跡の反対側。

司令室跡

▲ 司令室跡の中に入ることもできます。身長184センチの私だと少し天井が低くて圧迫感がありました。

司令室跡

▲ 司令室の天井部分。こちらは観測所だったようです。

第4砲台跡

▲ ここに砲台が設置されてたということなのかな。

火の山砲台跡・第4砲台

▲ 近くの案内板に当時の砲台の写真が載っていました。

火の山山頂

▲ 砲台跡の近くに山頂の案内板。標高268.2メートル。

第4砲台跡

▲ 現在は木や草が生い茂っていてあまり見えないのですが、眼下には関門海峡と瀬戸内海が広がってます。尊皇攘夷に燃える長州藩士たちは、この山頂から海を進む戦艦に狙いを定めて大砲を撃っていたのでしょう。

新しい展望台は2019年3月以降にオープン予定

火の山展望台閉館のお知らせ

▲ ニュース等で報じられている通り、1973年にオープンした火の山展望台は老朽化に伴い2016年12月31日(土)をもって閉館となります。

最終日となる12月31日(土)は、午後6時に売店、午後9時にはレストランの営業が終了し、午後10時には展望台全体が閉館となります。

翌2017年1月1日のみ、午前5時から正午まで初日の出を見るための来客者に対応するため、展望台の3階展望デッキのみが臨時開館となります。なお3階展望デッキ内にある売店は12月31日で営業終了するので元旦は営業しません。

正午には閉館となるため、1月1日の午前中が現在の展望台に入る最後のチャンス。1月2日以降は立入禁止となります。

現在3階建ての火の山展望台は閉館後にいったん解体され、新たに4階建ての展望台が建築されます。1階がエントランス、2階が多目的スペース(結婚式やイベントに利用できるそうです)、3階が展望レストラン、4階がカフェ併設の展望ホール、そして屋上にも展望台が設けられるとのこと。これは期待大ですね。

なお新しい展望台のリニューアルオープンは2019年3月以降を予定しているそうです。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

展望台はいったん閉館しますが、他の展望エリア(たとえば今回紹介したロープウェイ駅など)が封鎖されるわけではないはずなので、今後も山頂からの絶景は堪能できると思います。ただ展望台周辺は(建設作業のため)近寄れないでしょうけどね。

下関近隣にお住まいの方、旅行や里帰りなどで近くにお越しの方は、大晦日と元旦の午前中が最後のチャンスですので、訪れてみてはいかがでしょうか。

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