▲ 今回のスタート&ゴール地点、JR南福岡駅。南福岡駅って春日市なのかと思ってたが、福岡市博多区なのね。今回初めて知った。
実は今回のウォーキング大会、ここがスタート地点ではない。実際のスタート地点はJR春日駅である。
じゃあなぜここにいるのかと言うと、北九州から快速電車に乗って春日まで行きたかったのだが、春日駅は快速電車の停車駅ではなかったのだ(それも今回初めて知った)。一方で南福岡駅は快速電車の停車駅。
なので「南福岡駅で下りて各駅停車に乗り換えて春日駅まで行こう」と考えて時刻表を調べたのだが、良い接続がなかった。早く着き過ぎるか、受付時間に遅れるかのどちらか。
とても面倒臭い。
▲ ってことで南福岡駅から春日駅まで歩くことにした。距離にして1.3kmほど。ゆっくり歩いて15分くらい。準備運動にも良かったし、歩いたことのない道だから新鮮。
▲ 1km通過。春日駅までの「準備運動ウォーク」はなかなか楽しかった。前方正面に見覚えのある建物が見えてくる。クローバープラザだ。
今回「春日ウォーク」にこだわった理由
▲ 本来のスタート地点、JR春日駅に到着。駅舎の後方には飛行機。春日や大野城は福岡空港に離着陸する飛行機がひっきりなしに上空を飛んでいる。
▲ JR春日駅の2階部分に上ってスタート受付を済ませる。
この日は他のエリアでもウォーキング大会が開催されており、参加者が分散されていたようで、最近恒例となってる「受付待ちの大行列」は一切なかった。
▲ 春日駅のすぐ前にある大きな複合施設、クローバープラザ(春日市原町3丁目)。以前務めていた会社の出張で何度か来たことがある。
▲ JR春日駅を出発。駅舎が懐かしい。ここに来るのは6年ぶり。
今回、他のエリアでもウォーキング大会が開催されていた中、あえて春日ウォークを選んだ。その理由は大きく2つある。
1つは、この6年間ずっと春日ウォークに来たかったのだけど、6年間すべて子供の小学校運動会とバッティングしたため来れなかったのだ。今年の春、末っ子が小学校を卒業して中学生になったことで、ようやく春日ウォークに参加できるようになった。
ちなみに今年、子供が卒業した小学校の運動会は春日ウォークと違う開催日になってた。どういうことだコノヤロー!(小学校側が日付を変更したのか、春日ウォークが変更したのかは知らない)
もう1つの理由は、6年前に一度歩いた際、春日ウォークに対して悪いイメージが残っており、それを清算したかったから。
悪いイメージを具体的に説明すると3つか4つあるのだが、それは本文中に織り交ぜて書いていく。
懐かしいけどあんまり記憶にない春日公園
▲ JR鹿児島本線に沿った道路、通称「あんどん通り」を南東に進む。
▲ 春日市役所(春日市原町3丁目)。
▲ 春日公園に入る。ここも6年ぶり。
▲ こんな噴水あったっけか。6年前は春日駅を出発した直後から雨が降り始め、春日公園に入った時は空が真っ暗だった。まだ風景を堪能しながら歩くなんて余裕もなかったし。
▲ 今回は晴れていたので公園内の緑がとても綺麗だったし、人もたくさん来ていた。6年前は雨だったから全然人がいなかった。
▲ 2km通過。広い公園なのでウォーキングやジョギング愛好者には最適な場所だなあと6年前も思いながら歩いた記憶はあるが、景色の記憶がほとんどない。
▲ 春日公園の端から端まで歩き、県道31号線(春日大通り)に出る。
参加者が少なくて良かった
▲ 春日大通りは6年前も今回も、車の交通量が早朝から多い。ここからしばらく、歩道が狭い道路なので前方の歩行者を追い抜くのが少々難しい。
車の往来が少ない道路であれば、少しだけ車道に出て追い抜いてから歩道に戻ることも出来るのだけど、交通量の多い都心部の道路になるとその作戦は不可能。車にひかれてしまう。
6年前の2011年はウォーキングを始めた最初の年で、それまで東郷、豊前川崎など「車の交通量が多くない田舎道を歩くコース」が多く、ここ春日ウォークは自分にとって初めての「都心部ウォーク」だった。
歩道が狭くて歩きにくく、車も多いから車道に出るのは危険だし、しかも信号が多くて何度も止まらねばならず進行を妨げられる。
さらに6年前は雨だったので、歩行者全員が傘を差していた。ただでさえ狭い歩道で追い抜くのが困難なのに、全員が傘を差して歩道を横いっぱいに広がって歩くから、追い抜く隙間など全くない。遅いペースでノロノロついていき、信号待ちを利用して前に出る以外に方法がなかった。
この6年間で様々なコースを歩き、中にはフラストレーションが大いに溜まるコースもあったのだけど、6年前の春日ウォークは自分にとって最初のイライラ体験だった。後述するが、6年前はさらに追い打ちをかける出来事があってブチギレることになる。
▲ 3km通過。航空自衛隊春日基地の横を歩く。道路脇に航空機が展示されている。
▲ 「宝町」交差点。他の参加者は追い抜き、周囲には歩くスピードの速い数名しかいなくなったので歩きやすく、ストレスも感じなくなった。
そもそも6年前は自分自身ウォーキングを始めたばかりだったので脚力も全然なく、歩いて追い抜くスピードもなかった(常に走って追い抜いてた)。それもストレス溜まった理由だったのかな、と歩きながら考える。
▲ 4km通過。春日市奴国の丘歴史資料館(春日市岡本3丁目)。
▲ 資料館の入口前に高い木が1本。ボランティアのガイドさんが「これは珍しい木なんですよ」「チューリップツリーと言います」と教えてくれた。
▲ 数は多くなかったが、木の枝にところどころ黄色い花が咲いていた。見ると確かにチューリップのような形をしている。
▲ 資料館の横には広い公園もある。ここは元々「須玖岡本遺跡」という国指定史跡で、弥生時代の遺跡がこの周辺に密集しているのだそうだ。
6年前には入れなかった自衛隊駐屯地へ侵入
▲ 5km通過。「岡本」交差点。
6年前、ここ「岡本」交差点に誘導員もおらず誘導の案内板もなくコースマップも分かりづらかったため、右折しなければならないところを間違えて直進した他の参加者に釣られ、数km余計に歩いた。
雨天で狭い歩道を渋滞しながらノロノロ歩かされ、やっと前方が開けたと思ったらコースを間違え、溜まってたストレスが爆発してキレたのを思い出す。ゴール後、受付で主催社の人に「なぜあの交差点に誘導員が誰もいないのか」と怒りまくった。
ちなみに今回は誘導員が立ってた。
▲ 陸上自衛隊福岡駐屯地に到着。駐屯地の67周年記念式典が開催されていた。今回のウォーキング大会は、このイベントとタイアップしたもの。
ちなみに6年前、2011年にもここ福岡駐屯地の式典を見学するコース設定だったのだが、あの年は東日本大震災が発生したため、自粛ということで式典は中止された。なので福岡駐屯地に入るのは今回初めて。
▲ 入口での手荷物検査を終えて敷地内へ。
▲ 最近アジア情勢がなんだか物々しいので、こういう車両を眺めているといろいろ考えさせられてしまう。
▲ 銃を手にした自衛隊員の行進に遭遇。時期が時期だけにめっちゃ緊迫感ある。
▲ 祝賀会食会場と書かれている。何か食べさせてもらえたのだろうか。
▲ 戦車があった。現役の戦車なのだろうか。案内板には「10式戦車」と解説されていた。
▲ こちらは水陸両用車「AAV7」。
▲ 155mm榴弾砲「FH70」。
▲ ちょっと大きめのセグウェイ。これに乗って移動するとラクチンなのよー。
「120mm追撃砲RT」と案内板に書かれてた。乗り物じゃないのか。
▲ 陸上自衛隊だから車両ばっかり。こういうのが好きな人にはたまらないイベントなのだろう。私はあんまり詳しくない。以前に芦屋町の自衛隊基地で開催された航空祭を見物するウォーキング大会に参加したが、あちらは航空機ばっかりだった。
▲ 6km通過。自衛隊の駐屯地を出て県道49号線、通称「すくすく通り」を東へ進む。
この「すくすく通り」ってのがクセモノで、
▲ 進んだ先にはいわゆる「開かずの踏切」がある。6年前もヒドかったが今回も相当長いこと踏切の遮断機が下りたままで、車も歩行者も5分近く待たされ続けた。
鹿児島本線は上下線とも本数が多い上に駅のすぐ横だから、いったん踏切が下りてしまったらなかなか上がってくれない。
▲ ようやく遮断機が上がって踏切を渡る。急いで渡らないと次の列車が来てまた遮断機が下りる。
踏切を渡った後で気付いたが、この踏切の上に歩道橋があった(1つ前の写真にも写ってる)。ってことは、歩行者は長い踏切を待たずに渡れるということか。
▲ JR南福岡駅に戻ってきた。ここでゴール。
▲ 歩行時間は1時間29分。歩行距離は6.92km。
本来は約5.5kmのウォーキングコースだったらしいが、南福岡駅から春日駅まで1.3kmほど一人で歩いたので、その分が加算されている。
6年前、「初の都心部ウォーク」「雨天のウォーキング」「狭い歩道で追い抜けずイライラ」「誘導不備で道を間違える」など悪いイメージしか残ってなかった春日ウォーク。
しかし今回は天気も良く、ウォーキング参加者も少なく、自衛隊の福岡駐屯地にも入ることが出来た。6年ぶりに歩いた春日ウォーク。精神的にはとてもスッキリしたし楽しかった。
でも多分もう来ないな(笑) 北九州からだと遠すぎる。ウォーキングを終えてから電車に1時間半も揺られるのがシンドクなってきた。久留米や糸島のウォーキング大会に参加できないのも同じ理由。
1泊で行けるのなら遠くのウォーキング大会にも参加できる。いつか行ければいいのだが。