自宅からジャスト1時間
太宰府天満宮に到着したのは朝9時30分。北九州市の自宅からジャスト1時間で着いた。高速道路は連休最終日なのもあってUターンラッシュが激しかったかもしれず、高速を利用せず来ることが出来るのはありがたい。
天満宮に隣接する九州国立博物館に今回も駐車したのだが、第1駐車場は朝9時30分の時点で既に満車となっており、5分ほど待ってから少し離れた南側駐車場に誘導された。
駐車場の向こうに見えるのは筑紫女学園大学。嫁の知人の娘さんが昨年春からこの大学に通い始めたらしい。
「太宰府天満宮の近くだとは聞いてたけど、こんなにも近くだったんだね〜」と嫁が驚いていた。
朝陽を浴びて輝く九州国立博物館。
空は雲一つない快晴。無風で寒くなかったのもあり、気持ち良くて心も晴れる。
開館したばかりの国立博物館だったが、早くも入口には「三国志展」の行列が発生している。2020年1月5日(日)までの開催で、この日は最終日だった。
国立博物館と太宰府天満宮を結ぶ通称「虹のトンネル」の壁には、国立博物館で過去に開催された歴代の特別展ポスターが並べて飾られている。
その中には我々家族も鑑賞した2009年開催「阿修羅展」のポスターも。有名な仏像である国宝「興福寺阿修羅像」が奈良から九州にやってきた超貴重な機会だったのだ。
当時まだ5歳だった次女も、本物の阿修羅像を自分の目で至近距離から観た記憶は鮮明に残っているらしい。(次女の記憶力の良さは父の比ではない)。
正月三が日ほどの人混みではない
太宰府天満宮の鳥居をくぐり、本殿境内へと進む。参拝客は多いものの、正月三が日に比べれば少ない。
以前1月2日にここを訪れた時はこんなものではなかった。九州自動車道から出るのに1時間以上かかり、天満宮に車で接近することすら叶わず電車で移動し、駅から本殿に着いてお参りするまで更に1時間以上かかった。
あの経験があったから、直近2回は正月三が日を外して来ている。
本殿前もそこそこの人。5分ほど待てば賽銭箱のど真ん中でゆっくりお参りが出来た。
娘のために受験合格祈願のお守りと絵馬を購入。
大量の絵馬。次女も志望校を記して絵馬を重ねた。
九州だけでなく遠方の住所を書いているものもあった。「学問の神様」菅原道真公に様々な思いを伝える絵馬を1つ1つ眺めてみるのも楽しい。
いつも長蛇の列が並ぶ「御神牛」も、今回は5分ほど待つ程度の列。次女はニコニコしながら牛の頭を撫でた。
太宰府天満宮に来た時のお約束。まずは天満宮名物・梅ヶ枝餅を「かさの家」で買って、焼き立ての餅をその場で食べる。
梅ヶ枝餅を販売する店舗は数多く並んでいるが、行列の長さはいつ来ても「かさの家」が最長。我が家は毎回ここで食べる。箱売り・バラ売りの両方対応しているので、お土産だけでなくその場で1個食べてみるのがオススメ。全然味が違う。
これも我が家のお約束。「かさの家」で梅ヶ枝餅を食べた後は「杉養蜂園」でハチミツ入り飲料の試飲を楽しんでから買い物。
数多くの味を試飲できるし、どれも美味しく、そして楽しい。個人的なオススメはマンゴー味。
年末年始連休の最終日だが、それでも時間の経過と共に参道を埋める人の数がどんどん増えていった。
北九州への帰路の途中、義父母のお墓参りも済ませる。これも太宰府天満宮遠征時の恒例。ちょうど帰り道の途中にお墓があるのだ。天で見守ってくれている義父母にも次女の頑張りを報告しておいた。
成功を約束してくれているかのように空は晴れ渡っていて、家族みんなが笑顔で参拝できた。きっと御利益があるだろう。
これまで兄や姉の高校受験そして大学受験を応援する立場だった次女。今年は遂に自分の出番。
誰に似たのかマイペース、故に勉強ペースがなかなか上がらず少々不安にもさせられたが、夏場から学習ピッチも上がり、成績も着実に上げ続け、塾でも学校でも誉めてもらい、自信に変えてきた。父として本当に誇らしい。
娘よ、今回お前は日本で最も有名な「学問の神様」を味方につけた。
そして、世界で最もお前のことを応援している家族のみんながついている。
持てる力の全てを発揮し、この受験に打ち克とう。そして春、笑顔で第一志望校の桜を一緒に眺めよう。
父はお前のチカラを信じる。