初めて佐賀県に家族旅行
佐賀県に1泊2日で家族旅行をしてきました。
佐賀県は福岡県のお隣りにあって近いのですが、旅行で訪問した回数は多くありません。
サラリーマン時代に社員の慰安旅行で唐津市へ行ったのが最初。その時の印象が良かったので、今回の家族旅行も唐津市が目的地の第1候補として挙がっていました。唐津の新鮮なイカが食べたかった。
しかし、唐津市のホテル・旅館はどこも満室で予約が取れず。ということで第2候補だった(同じく佐賀県の)嬉野市に決定したわけです。
ちなみに、家族での佐賀旅行となると、妻との結婚1年目に佐賀県の武雄市(たけおし)に1泊2日で行ったことがあります。その時の武雄市の印象も大変良かったので、今回は近隣の嬉野市(うれしのし)に決めたというのもあります。
子供が生まれてからは、数年前に日帰り旅行で吉野ヶ里遺跡に行ったこともあります。嬉野市に行くのは今回が初めて。
まずは鳥栖市に寄り道、サッカースタジアムを見物
北九州市を出発し、九州自動車道を南下。鳥栖ジャンクションで高速道路を降り、コンビニでおにぎりを大量に買い、どこかで食べようということになりました。
鳥栖市も全然詳しくないので、遅い朝食をどこで食べようかなと、車を適当に走らせていたら、目の前にスタジアムが見えてきました。
鳥栖スタジアムです。現在はネーミングライツにより名称が「ベストアメニティスタジアム」となっています。
2010年の夏、スタジアムの隣りにある「サンメッセ鳥栖」という施設に仕事で来たことがあり、そのときに鳥栖スタジアムを見て感激したことがありました。
鳥栖スタジアムはネーミングライツにより、2008年から2018年までの11年間「ベストアメニティスタジアム」という名称でしたが、2019年からは新たなネーミングライツ契約により「駅前不動産スタジアム」となっています。
サッカーJリーグ「サガン鳥栖」のホームスタジアムでもあります。サガン鳥栖は2011年シーズンにJ2で好成績を上げ、悲願のJ1初昇格を果たしました。
最近だと、男子サッカー・ロンドン五輪予選の日本vsマレーシア戦もこのスタジアムで開催されています。
スタジアムの近くに車を停めて、家族みんなでおにぎりを食べました。
名称 | 駅前不動産スタジアム (旧名称:ベストアメニティスタジアム) |
住所 | 佐賀県鳥栖市京町812 |
河内河川プールは「泳ぐ」というよりも「水遊び」
次に訪れたのは、鳥栖市街地から北へ進んだところにある「河内河川プール」というところ。河内ダムの上流にある自然石をベースにして整備され、大木川の水を直接引き込んだ河川プールです。
鳥栖市内で子供たちが遊べるスポットないかなあ、と探していて最初に見つけたのがここでした。到着したときは他に家族が1組だけ。朝早い時間帯だったので空いていたのでしょうね。
プールとはいっても水深がとても浅く、本格的に水泳をするようなプールではありません。水遊びメインのプール。
こうやって見ると露天風呂みたいですが、プールです。
川の水を直接引いているのもあり、水はめちゃくちゃ冷たかった!
プールは3つあるのですが、そのうち2つはとにかく浅い。大人のスネあたりまでしかないので、泳ぐというよりチャプチャプと水遊びする場所ですね。小さいお子さんにはむしろいいかもしれないです。
残り1つのプールはそれなりの深さでした。
「小さいお子さん」を卒業した中学生の長男、プールの中で座りながら物思いにひたっています。水深が浅いので水中に沈んでいるのはお尻まで。
もっとも深いプールで潜水を始めた長男。浅すぎるプールは物足りなかったらしく、深いプールで延々と泳いでいました。
小学校に入学したばかりの次女は、プールの授業で潜水を習い始めたらしく、「潜れるようになったよ」と言って我々家族に潜水を見せてくれました。姉の長女が付き合いながら一緒に潜っています。
到着した時は貸切状態みたいなものでしたからユッタリ気分で楽しんでいましたが、さすが人気スポット。1時間もしないうちに家族連れがワンサカ来ました。それほど広くない駐車場も即座に満車。
川の自然水を利用したプールということもあってか、とにかく水温が低いです。水の中へ最初の一歩を踏み出すと、まるで自分が冷凍保存されてしまうかのように冷たい。慣れれば大丈夫ですが、それでも通常のプールよりは冷たいですよ。
それもあって、次女が寒いと震え始めたので、1時間半ほど遊んで終了しました。
子供たちが着替えている間、プールのさらに上流にある橋の上から撮影してきました。
我々家族は朝早くに到着したので空いていましたが、ある程度の時刻になるとプールは混みます。駐車場もすぐ満車になるらしいので、早目に行かれることをオススメします。(朝9時30分から利用できるそうです)
名称 | 河内河川プール |
住所 | 佐賀県鳥栖市河内町 |
佐賀県立宇宙科学館の巨大プラネタリウムは期待ハズレ
鳥栖インターから再び九州自動車道に乗り、西の武雄北方インターで下りて武雄市へ。
続いての目的地は「佐賀県立宇宙科学館」。
いろんな友人知人に「佐賀でおすすめの観光名所ある?」と聞いてみたところ、子供のいる家族にオススメな場所として高評価だったのがココでした。
外観、かっこいいですね。宇宙科学館にふさわしい。駐車場の車も多く、館内も賑わっていました。確かに子供が多かった。
リニアモーターカーの一人乗り用デモ機に次女が試乗しました。
超低速で数メートル進み、元の位置にバックして戻る、ただそれだけ。「これの何が楽しいの?」と次女はポカンとしてました。親としては写真が撮れたら何でもいいんですけどね。
宇宙科学館の目玉の一つは巨大プラネタリウム。
上映内容には幾つかパターンがあるらしく、定番の「星空」を観たかったものの、我々が行った時間帯は「恐竜の歴史」みたいなのを上映していました。
観たんですけど、内容が全然意味分からない。さらに円形の天井部分に映像が映されるので、ゆがんでしまって大変見づらい。
さらに、私のすぐ前に座っていた男性客の鑑賞マナーが大変悪く、あまりにも頭に来て殴ってやろうかと思うくらい(殴ってないけど)超不機嫌モードになってしまいました。
プラネタリウムはハズレでしたが、他のアトラクションや遊具関連は子供たちも気に入って楽しそうに遊んでおり、おおむね満足していたようです。
名称 | 佐賀県立宇宙科学館 ゆめぎんが |
住所 | 佐賀県武雄市武雄町大字永島16351 |
日本三大美肌の湯・嬉野温泉
宇宙科学館を出て一般道を南下し、嬉野市内へ。
嬉野と言えば、嬉野温泉の他に「嬉野茶」が有名です。市内に入ってすぐお茶畑が目に入ってきました。北九州に住んでいるとお茶畑なんて滅多に見られません。
そして、あちこちに立っている「日本三大美肌の湯・嬉野温泉」という看板。
- 嬉野(うれしの)温泉 … 佐賀県嬉野市
- 斐乃上(ひのかみ)温泉 … 島根県仁多郡奥出雲町
- 喜連川(きつれがわ)温泉 … 栃木県さくら市喜連川
上の3つが「日本三大美肌の湯」だそうです。
旅館に到着してすぐ、男性陣と女性陣に分かれてそれぞれ温泉を堪能。女性陣は「肌がツルツルになった!」と大喜びしていました。
食事も大満足でした。おいしかったー。
嬉野の名産で、温泉湯豆腐(茶豆腐)ってのがありました。お茶に浸した湯豆腐をゴマだれで食べるのですが、これ最高でした。翌朝のバイキングでも食べまくりましたよ。
嬉野の温泉街を朝散歩
2日目は朝の5時に起床。私は普段もこのくらいの時刻に起きますが、この日は嫁も子供たちも次々に目覚めました。快晴だったので朝の散歩。家族全員で早朝の温泉街を散策しました。
外は快晴。家族全員で早朝の温泉街を散歩しに行きます。
今回宿泊したのは「嬉野温泉 嬉野館」というホテル。ホテル系サイトのレビュー評価は少し低めでしたが、我々家族は大変満足できました。
旅館に戻り、すぐ朝風呂。早朝だったにもかかわらず、我々以外にも温泉に入ってる人が数名いました。
「轟の滝」は滝を上から眺めることができる
2日目、最初の目的地は「轟の滝」というところ。嬉野温泉街からそう遠くない距離です。
駐車場のすぐ横に、河川敷へと下りていく階段があります。
川は浅く、遊泳も出来ると観光ガイドに書いてました。水深は浅かったので、ここも泳ぐというより水遊びですね。
河川敷で中腰になって写真撮影をしていたら、きっとエサをくれると思ったんでしょうね。人懐っこい鴨がワンサカと寄ってきました。
それほど大きな滝ではないですが、周囲の景色などはとても風情があって良かったです。
滝の上には不動明王が立っており、池へ落ちていく滝の流れを上から眺めることができます。
これが不動明王像。逆光だったので真っ黒になってしまいました。実際の像は赤い色です。
名称 | 轟の滝公園 |
住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙163-3 |
「武雄の大楠」はトトロの森を思わせるパワースポット
最後の目的地として立ち寄ったのは、武雄市にある「武雄神社」というところ。神社の境内に入り、正面に見て左側に下りの階段があります。
階段を下りると雄大な景色が広がっていました。ここから上り坂になります。
ひたすら上ります。竹林には蚊がたくさんいて、長女が刺されまくってテンション下げてました。
竹林を抜けると「武雄の大楠」が視界の中に飛び込んできます。
「トトロの大木みたいな印象」というレビューを読み、興味を持ったので今回行ったのですが、迫力もあるし、生命力もすごく感じることが出来ました。まさにパワースポット。
行ってよかった。心を洗ってもらった気がしました。
名称 | 武雄の大楠(武雄神社) |
住所 | 佐賀県武雄市武雄町武雄5335 |
大渋滞を回避し、丸幸ラーメンセンターに立ち寄る
長崎自動車道に乗って北九州への帰り道、「渋滞30km」という表示を見てゲンナリしてしまい、高速道路を降りて一般道で帰ることにしました。
途中、知っているラーメン店が近くにあることに気付き、家族に「ラーメン食べたい?」と確認したところ、全員が「食べたい!」と言うので、立ち寄ることにしました。
行ってきたのは「丸幸ラーメンセンター」。鳥栖ICから国道3号線を北へ進んだところにあります。安くて有名な人気店。
私は何度か来たことがあるのですが、他の家族は全員初めて。ニコニコしながら豚骨ラーメンを頬張っていました。
名称 | 丸幸ラーメンセンター |
住所 | 佐賀県三養基郡基山町小倉1642 |
最終的に九州自動車道の大渋滞は「60km」まで伸びていました。ラーメン食べに行って良かった。