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娘たちの夏休み調理実習:次女、初めてピーマン肉詰めを作る

夏休み、娘たちに指令を出した

子供たちが夏休みに突入しました。

2年前、そして昨年、我が家は受験生がいたので夏休みもそれなりに大変だったんですよ。子供が3人いるので毎年誰かが受験することになり、親はもうシッチャカメッチャカです。

幸い今年は受験生がいないので久々にお気楽な夏となります。来年と再来年は再び連続で「受験の夏」になるんですけどね。

で、今年の夏は長女と次女に「指令」を出しました。長男はアルバイトと自動車学校で忙しいから除外。

その指令とは「夕食を作りなさい」。最終的な目標は自分一人で調理ができるようになることなのだけど、ひとまず今年の夏休みは嫁が娘たちをサポートしつつ、娘二人が調理に慣れる、というのが最大のポイント。

長女も次女も料理が全くできない訳ではないんです。以前は週1回、娘たちがカレーライスを作る決まりにしてたし。長女が受験生になったことで中断したまま現在に至るんですけど。

調理指令を出した3つの理由

今回二人の娘に調理指令を出した理由は、大きく3つあります。

1つめは、嫁の家事負担を減らすこと。これは以前カレーライスを週1回作ろうと決めたのと同じ理由。

嫁は専業主婦ではなく会社員です。毎日朝から晩まで働き、時には遅くまで残業し、帰宅したら夕食を作って皿洗いして洗濯してる。私も手伝うことはあるものの毎回は手伝えない。夜も仕事してることが多いので。

なので子供たちに手伝うよう何度も言うのですが、長女も次女も忙しい。部活動で毎日帰宅するのが夜になるし、宿題もあるし習い事もある。ただ、娘たちも忙しいだろうけど私だって忙しい。嫁はもっと忙しい

部活動を終えて帰宅して毎日忙しい訳ではなく、漫画読んでる時もあれば友人と長時間LINEしてることもある。遊ぶなとは言わないけれど、嫁が忙しく夕食を作ってる時に自分たちは2階の部屋で遊んで、下りてきたら「ご飯まだ〜?」ってそれは違うんじゃないか? と。

2つめは1つめと少し重複するんですが、娘たちの自炊能力を鍛えること

今後娘たちは一人暮らしをするかもしれないし、いずれは結婚して独立もする。自分で料理を作らなければならない時に「カレーライスしか作れない」では哀しいでしょ。

嫁は、自分が高校生の頃には料理を自分一人で作れたそうです。嫁の母親があまり料理を得意ではなかったから手伝うために覚えた、と嫁から聞きました。嫁にできるなら娘たちにもできるはず。

嫁が残業で遅くなった時も娘たちは「お腹すいた〜」と愚痴るだけ。嫁か私がお弁当を買ってくるまで待ってる。そうじゃねえだろう。娘たちで少しでも料理作れたら夕食も早く済むし、嫁も「帰宅して急いでご飯作らなきゃ」とブルーにならなくて済む。

3つめは、娘たちではなく嫁に対して。引き継ぎ能力&指示能力を鍛えること

これは自宅で子供たちに対してだけでなく会社で部下に対してもそうらしいんですが、嫁は全部自分でやっちゃうらしいんですよ。

自宅では皿洗いや洗濯や掃除など、子供たちに手伝ってもらうよう指示して振ればいいのに、全部自分でやっちゃう。聞けば「自分でやったほうが早い」と言う。職場でも全く同じ。部下に頼むより自分でやったほうが早い。だから自分だけが残業して部下は退社してる。

そりゃ子供たちも部下もラクチンだろう。だけど、それでは誰も育たないよ?

面倒なことは説明するのも面倒だから、だったら自分でやっちゃおう。でもそれって結局、子供たちも部下も嫁に甘えきってしまう体質に染まりきってる事と等しい。

職場でのことまでイチイチ口出しはできないですが、せめて家庭では何でもかんでも自分でやっちゃうのではなく、もっと子供たちに手伝ってもらうよう指示を出して欲しい。そうお願いしました。

調理指令から1週間経過

そんなこんなで娘二人に「夕食を自分たちで作りなさい指令」を出して今日で1週間。今のところ毎日、子供たちは台所に立って料理を作ってくれています。

基本的に手を動かして調理をするのは娘たち。嫁は隣りに立って指示を出すのみ(それも嫁の修行)。2回ほど嫁が調味料を勝手に入れたり、娘の手からフライパンを奪ったりしてるのを目撃し、

「お前は手を出すなー!」

と私が怒った以外は順調にやれています。

何の料理を作るかは、その日の料理を担当する長女あるいは次女と嫁が二人で相談して決めてるようです。食材が足りなければ嫁か私が付き合ってスーパーまで買い物に行く。

長男も、大学から早く帰ってきたりアルバイトがない日など手が空いている時は、お米をといで炊飯器で炊く係をしてくれてます。

今年の春頃、大阪王将の「ふわとろ天津飯」を食べた嫁が「これなら作れる」と真似て作った料理がとても美味しく家族に大好評で、その際に長女が「いつか自分で作ってみたい」と言ってたんです。

先日長女が「今夜、何を作ろうかな」と悩んでた時に、じゃあ天津飯を作ってくれよ、と私がリクエストしたことで「ああ! それがあった!」と思い出した長女が嫁の指導で天津飯を見事に調理し、これがとても美味しかったんですよ。

自分の天津飯も大好評だったことで長女は自信をつけたと同時に「料理って楽しい」と思い始めたらしく、いつも姉に触発される次女もまた負けじと料理を頑張り、いい感じに夜の食卓が充実してきています。

次女が初めて自らリクエストした料理

今まで次女は、嫁から「今日はアレを作ろうか」とメニューを提示され、嫁の教えに従って調理するだけでした。

今日の夕食で、嫁は次女に初めて「何か自分で作ってみたい料理ある?」と確認したところ、少し考えて次女が決めたのは「ピーマン肉詰め」でした。

ピーマン肉詰め

▲ 次女が初めて自分で調理したピーマン肉詰め。ピーマンもミンチも焼き具合が絶妙で、大変美味しくて私は感動しました。

次女とピーマン肉詰めには思い出があるんですよ。幼稚園の頃、次女は一時的にピーマンが大嫌いになったんです。

でも私がピーマンを大好物で、ピーマン肉詰めを大げさに美味しい美味しいと食べたことがキッカケで次女はピーマン大好きに転じ、さらに幼稚園のクラスメイト全員をピーマン好きに変えたという出来事がありました。

その話を3年前、ブログに書いています。

ピーマン
ピーマン嫌いを克服した次女が同級生たちを動かしたオハナシ

小さな子供は友達に影響されて食べ物の好き嫌いが激しくなります。我が家の次女もそうだったのですが、ピーマン嫌いを克服した次女が幼稚園時代に体験した素敵な出来事について書いてみます。

このエントリー公開直後、けっこう反響がありまして、いろんな方々から次女を誉めていただきました。

また、このエントリーを読んでくださった女性の読者さんから、

「我が家も私がピーマン大好きだけど子供が嫌いで、同じように美味しい美味しいと自分が食べてみせたら子供がピーマン食べられるようになった」

という感じの感想も当時いただいたんです。しかも1人ではなく2人の女性から。これはとても嬉しかった。きっとそのお母さん方もお子さんがピーマンを克服できてすごく嬉しかったと思うし、親として同じ体験を共有できて自分のことのように幸せでした。

お子さんたち、今もピーマン大好きでいてくれてるかなあ。我が家は全員、今もピーマン大好きですよ。

今日、夕食で次女がピーマン肉詰めの調理を自分でチョイスしたことは感慨深かったんです。幼稚園の頃の出来事を思い出して、ピーマン肉詰めを嬉しそうに頬張ってる次女に「覚えてるか?」と尋ねてみました。

現在は中学生になった次女ですが、7〜8年前に幼稚園で級友たちに「ピーマンおいしいよ!」と鼓舞して回った出来事はシッカリ覚えていました。一方で私が「ピーマンおいしいわー」と大げさに食べてみせたのは覚えてないそうです。寂しい。

その後、当時幼稚園で同じクラスだった級友たちの一部は同じ小学校、そして同じ中学校に進学しているのですが、みんな今でもピーマン好きなんやろか? と聞いてみたところ、

「今もピーマン好きな人が多いけど、3人くらいは給食でピーマン食べられずに残してるね」と次女。そっか、さすがに全員は難しかったか。

しっかりピーマン嫌いを克服できた友人もいる一方で、たとえ幼稚園の給食でピーマンを克服できても、自宅の食事で家族の誰かがピーマン嫌いだったり、小学校で新しいクラスの隣りの席の子がピーマン大嫌いだったら、また影響されちゃうこともあるでしょうからね。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

今でもピーマン大好きな次女。初めて自分で作ったピーマン肉詰めを姉の長女が「美味しい!」と驚いて誉め、姉のことが大好きな次女はとても嬉しそうでした。

長女と次女で切磋琢磨して様々なことを覚えていってほしいし、その1つとして今年の夏は料理の習得を頑張ってもらいたい。

「食育」という言葉があるとおり、自分で作った料理でみんなが笑顔になることを自信にしてもらえればいいなと思っています。

-雑記
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