[Я]2014年、私の心を震わせたが誰の役にも立たない社長の名言集

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数々の名言を残してくれました

winged inspiration
winged inspiration / EladeManu

渾身のギャグを「寒っ!」とリアクションされると、言い放った私の心も季節に関係なく寒さで震えます。

それはともかく、年末です。

2014年も残り数日。今年を振り返る何かしらの文章を書いておくべきだなと感じ、私が勤める会社のトップ、社長が発した名言の一部を紹介することにしました。

全国的に有名でもなければ弁が立つ訳でもなく(むしろ極度のあがり症)、特に含蓄ある言葉を放つこともない社長ではありますが、何かの間違いで誰かの心に響くのであれば、後先考えず暴走する社長にとってこれ以上の喜びはありません。伝えはしないけど。

とりあえず流行には乗っかる

社長は基本的に、テレビでスポーツを観ません。おそらく夜に放送されるニュース番組で結果だけを知るか、翌日の新聞朝刊で結果だけを知るか、情報ソースはそのくらいだと思います。

うちの職場は毎朝決まった時間に朝礼があり、まず社長の訓示から始まります。業務連絡やスケジュール確認など基本的な内容の前に、まず前日にあった出来事などをピックアップして雑談のような内容から入る事が多く、時事ネタは頻繁に登場します。

その日の朝礼は、満面の笑顔で語り始めた社長の一言から始まりました。

ウモウくんはスゴイね!

それは誰? 友達なのか取引先の人なのか飼い始めた犬の名前なのか。社員一同、ポカーンと反応なし。

「日本を背負ってね、プレッシャーもかなりあった中で、あれだけの結果を残すってのはね、若いのにスゴイな!」

ここで女性社員の優子さん(仮名)が何かに気付きました。社長のスットボケ発言で何か違和感を覚えた時、優しくフォローしてあげる唯一の人なので「優子さん」という仮名にしてみました。ちなみに冷たくフォローするのは私の役目です。

優子さん、「社長、昨日のスケートですか? オリンピックのスケート?」と振りました。ここで大半の社員が「ああー」と気付いた。私もここで理解。

「そうそう、優子くんも観た?」と嬉しそうな社長。

「社長、ウモウくんではなく、ハニュウくんです」と優子さん、優しく訂正。

「あ? ハニュウ? ウモウと書いてハニュウと読むの?」と、まだウモウに固執する社長。

「いえ、字が違うんです」と優子さん笑顔。失笑ではなく、包み込むような笑顔。

「そうなの? どんな字だったっけ? りく君!」

こういう時、社長は唐突に私に対して救いを求める傾向にあります。持ってたiPhoneでYahoo!のニュースから羽生選手の記事を検索し、「羽生」という文字を最大に拡大してから見せてあげました。

「んー? これウモウだろ……あ、生か。『毛』じゃなくて『生』か。ああー、羽に生まれると書いてハニュウと読むんか、いやいや待て待て、これはハニュウじゃなくてハブだろ、将棋のハブ」

確かに将棋の羽生さんは読みが「ハブ」なんですけどね、そもそも本当にテレビ観てたのであれば実況アナが何度も何度も「ハニュウ」と言ってるのを聴いてるはずな訳で、やっぱり社長テレビ観てないんだろうなと。

この名言が生まれた前日は、ソチ五輪のフィギュアスケート競技・団体戦で、日本選手の1番手として登場した羽生選手が圧巻の演技を見せてトップに躍り出た日。フィギュア好きな人は当然ながら羽生選手を知ってるだろうけど、そうでもない人々はこの日に初めて羽生選手の名前やルックスを知ったのではないかと。

そんな訳で社長もたぶん前日か、当日の新聞かで初めて羽生選手の事を知ったんでしょうけど、それにしても『羽毛』と読み間違えて、それを朝礼でサラリと言ってのける辺りにただならぬ風格を感じます。あるいはただの老眼か。

なお、読み間違いに気付いた社長は直後に、「生きるというのはね、毛が生えるという事でもあるわけでね」と摩訶不思議なすり替えで上手い事言ったような表情になって朝礼を再開したのですが、禿げた人が隣りにいたら条件反射のグーパンチを喰らってたかもしれません。

何と比較してるんだ

政治ネタにもうるさい社長。ある日の朝礼で当時の党首に早速噛み付きました。

「昨日、800円の熊手を買いました。どこかの政治家の1000分の1やぞ」

あちらは8億の熊手ですからね。1,000倍ではない。

当日Twitterで呟いてました。

プロレスファンであれば、

Catch2014123002

↑ コレをすぐ思い浮かべるのではないでしょうか。

ちなみに、この「10倍だぞ10倍」ネタを私がTwitterで呟いたら、当の小島選手本人から返信が来て本気でブッたまげたという事件がありました。昨年(2013年)の話だし、社長とは関係がないので詳細は省きます。

そっちじゃない

これも当日、ツイートしてました。

「チャゲは猛省の日々になるのではないか」

彼の相方が逮捕された事件に関して、朝礼で発した名言。チャゲに土下座して謝れ。

たった4文字をなぜ覚えられないのか

チャゲアス関連でもう1つありました。

社長は勤務中、機嫌が良くなると鼻歌を歌うことがありまして、歌で自身をリラックスさせつつ周囲の社員(特に私)の集中力を乱すんですけど、歌詞を覚えてない歌が多く、そんな時は「ララララ〜」でごまかします。

その時もチャゲアス関連の話題で盛り上がった流れだったか、雑談を終えて席を外す際に彼等の歌を口ずさみ始めました。

「今からいっしょに〜 これからいっしょに〜 殴りにぃララララ〜」

惜しい。あと残りたったの4文字でコンプリートでした。むしろそれなら全てララララにしてもらった方がイライラしなくて済むのですが、社長ワールドを壊すことは許されないので仕方がありません。

ザ・ベストテンじゃあるまいし

これもスポーツ関連。

「錦織スゴかったなー!全米初登場だもんなー!」

テニスの錦織圭選手が全米オープンで準決勝に勝利し、日本人選手として初めて決勝戦に進出した時の名言ですが、もちろん社長はテレビで観戦していません。

そもそもデビュー戦でもないので初登場ではありませんが、社長の脳内では錦織が初めて登場したのだと思われます。

あの優子さん(仮名)がマジギレ

うちの職場はお客様の出入りが多いので、お昼休みは全員が一斉に休憩を取るのではなく、一定時間で交代しながら休憩するようになってます。正午から1時間、13時から1時間、という風に。

私は最も遅い14時からの1時間で休みを取ることが多いです。大半の社員が正午から休憩する中、来客も社員も少ない時間帯で騒がしくもないので、仕事(=プログラミングや事務作業など)に集中できるというのが最大の理由。

その日も正午から大半の社員が昼休憩を取り、事務所は私一人しかいない状態。少し離れた休憩室で弁当を食べる社員が多いのですが、その休憩室が何やら騒々しい。

聞こえてくる会話を総合すると、取引先の誰かが生卵だか野菜だか、何やら食材を大量に贈ってくれたらしいのです。私は食べてないので何だったのか今も知らないのですが、休憩室ではその食材で何かを作ろう、ってことで騒いでる様子。

調理担当の優子さん(仮名)が「何を作りますか〜?」と休憩室の社員たちにリクエストを確認してる声が何度か聞こえました。

「伊達巻き!」「酢豚!」「味噌ラーメン!」と、全然統一されてない料理名が各社員から発せられて、離れた場所にいる私は一体何の食材を贈られたのかサッパリ想像できなかったのですが、料理名の途中途中で社長の絶叫が、まるで民謡の合いの手のように挟まれて響きます。

「キャビア! キャビア! キャビアアアッ!」

作って欲しいものというよりは単に自分が食べたいものを叫んでたような気がして、社長の無邪気な側面が垣間見られて微笑ましくもありますが、たぶん30回くらいキャビアキャビアと叫んでまして、あまりのしつこさに

社長は黙ってください!!!

と、あの温厚日本一で名を馳せた優子さん(仮名)が金切り声で絶叫して、離れた場所にいた私は自分の席でお茶を噴きました。

滅多に怒ったり声を荒げたりすることがなく、大声で怒鳴るなんて1年に1回あるかないかだと自他共に認める優子さんですが、「ワーっと大声で叫べば発散できるのかもしれないけどねー」と私に愚痴をこぼしたこともありました。

社長によって年に1度の怒鳴る機会を得られ、優子さんも2014年に心置きなく締められたのではないでしょうか。知らんけど。

ある意味、天下を取るかもしれない

社長は織田信長が好きなんですよ。でも歴史はあまり詳しく無さそうなんですけどね。私は日本史大好き人間なので、社長とたまに日本史談義をするのですが、7割くらいは会話が噛み合いません。

ある日の朝礼でも、話の流れが何だったかは忘れたけど、信長の話になりまして、

「私の好きな信長もですね、『鳴かぬなら 鳴かせてみたい ホトトギス』と言ったようにですね」

信長、メッチャ温厚になってる。しかも願望になってる。我々が知ってるのとは別の信長なのかもしれません。

朝礼の後、私が念のため「あのホトトギスは、ボケたんですか?」と社長に確認したところ、社長は素で「鳴かせてみたい」だと思ってたらしく、正解は『殺してしまえ』ですよ(しかも信長本人がそれ言った訳ではないですよ)と伝えるとビックリしてました。

つけ加えて社長は、もし自分が信長だったら、

『鳴かぬなら 笑っていこうよ ホトトギス』

と言うだろうな、とドヤ顔で教えてくれたんですけど、もうそれは信長というより水前寺清子か寅さんの世界です。

1回福岡から出ようか

西武ライオンズからアメリカ・メジャーリーグのボストン・レッドソックスに移籍し、数チームを流浪して2015年から日本の福岡ソフトバンクホークスへの移籍が決定。久々に国内復帰する松坂大輔投手のニュースが流れた翌日。

朝礼で社長が松坂投手について話し始めたんですけど、「ボストン・レッドソックスに移籍してワールドチャンピオンになり、今年はニューヨーク・メッツに所属していた」と、ヤケにスラスラと、しかも正確な情報を説明してるんですよ。

あれ? スポーツ好きな割に間違った情報ばっかりの社長が、実はメジャーリーグ好きで情報にも詳しいのか? と驚きながら見てみると、手帳に書いた何かを読んでました。新聞か何かをメモってきたのでしょう。

朝礼が終わって雑談になった際、社長に「松坂がレッドソックスに行く前、何ていうチームにいたか覚えてます?」とクイズを出してみました。

社長、一瞬だけ「え」と、頭の中が真っ白になったかのような表情を見せたのですが、すぐに「たぶん間違ってないんじゃないかな」みたいな表情に変わって言い放ったのが、

「フェラーリ?」

なんで自動車レースの方向にいっちゃうんだよ!

いやいや、日本のチームですよ、高校卒業してからメジャーに行くまでずっと所属してたチームです、と私が第1ヒント。

「ダイエー?」

いやいや、そんなに古くないです。ほら、関東に鉄道の路線があって、百貨店なのかな、商業施設も持ってて、ホテルも持ってた、と第2ヒント。

「ああ分かった! にしてつ!」

西鉄はダイエーよりもメチャクチャ古いわ!

西武ライオンズですよ、知らなかったですか? と正解を告げると、「西武? 西武のホテルってどこ?」と、どうでもいい所に食い付かれてしまいました。私も詳しくは知らん。

今年「THE MANZAI」で優勝した、私も大好きな福岡出身の漫才コンビ『博多華丸・大吉』のネタで、福岡弁を駆使してボケまくる華丸さんに対して大吉さんが「1回福岡から出ようか」とツッコミ入れるのが好きなんですけど、あのツッコミを社長にも贈りたい。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

散々ネタにしてしまいましたが、私が会社を辞め、再就職できず苦しい日々が続き、DVDレンタルショップなどでフリーターしてた私を採用してくれたのが他ならぬ社長でした。なので社長は恩人。感謝してもしきれないほど助けて頂きました。

ただ転職初日の朝礼にて、初対面となる社員の前で私のことを「元システムエンジニアという仕事で映画を売ってた才能ある人」とミックス&省略し過ぎた紹介をしてくれたのは感謝してません。しばらくいろんな社員から「アンタ、前の会社で何やってたの?」と怪しまれまくった。

そんな愛すべき社長ですが、そろそろ天然ボケのツッコミ担当は他の社員に引き継ぎしたいな、と来たる2015年に切実な希望を持ちつつ、2014年の総括とさせて頂きます。

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