唐突に1曲。
官邸 Night 総理 Night
以前ツイートしたら
「タイムラインに嘉門達夫がいる」
と揶揄された替え歌でございます。(考えたのは嘉門達夫じゃなくて俺やで)
それはともかく、今日はクリスマスイブです。クリスマスの英語省略形は「Xmas」ですからね。「X’mas」って書くと間違いですよ。今回クリスマスソングの曲名をいろいろ探ってたら、まあー多いですね、「X’mas」と付けてる曲名がワンサカと。
それはどうでもいいんですが。
ほら、我々オッチャン世代と、もうちょっと若い世代と、学生くらいの世代では、同じ「クリスマスソング」というお題でも出てくる楽曲が当然違ってくると思うんですよ。洋楽好きと邦楽好きでも違うかもしれんし。
そうは言っても、オッチャン世代だったら今回挙げる10曲のほとんどカブるかもしれんなぁ、というのを敢えて挙げてみました。
『Do They Know It’s Christmas?』 Band Aid
Do They Know It’s Christmas? (1984 Version)
1984年リリース。アフリカの飢餓救済のために結成されたチャリティーユニットとしては、1985年にアメリカで結成されたUSAフォー・アフリカの「We Are The World」が有名ですけども、その前年、1984年にイギリスの有名アーティストたちが集ったのが「バンド・エイド」。
どちらも発起人はブームタウン・ラッツというバンドのボブ・ゲルドフという人。「We Are The World」はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーがメインで曲を作ってますが、「ドゥ・ゼイ・ノウ〜」の方はボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロがメインで曲を作ってます。
チャリティーユニットが結成されるなんてニュースを全然知らなくて、いきなり発売された楽曲に参加したメンバーたちを見てビックリ仰天したのを覚えてます。イギリスだけじゃなく全世界で売れまくってたアーティストだらけなんだもん。
◆サイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)
◆ボノ(U2)
◆ジョージ・マイケル(ワム!)
◆ボーイ・ジョージ(カルチャー・クラブ)
◆スティング(ポリス)
◆トニー・ハドリー(スパンダー・バレエ)
◆バナナラマ
◆フィル・コリンズ(ジェネシス)
他にも当時のミュージックシーンの最前線で活躍してた面々がノーギャラで参加してるんだから素晴らしい。
『Wonderful Christmas Time』 Paul McCartney
Wonderful Christmastime (Edited Version / Remastered 2011)
1979年リリース。ビートルズ解散後にポール・マッカートニーはウイングスを結成し、1979年当時まだウイングスは存在したんですけど(翌年、ポールが日本で逮捕されちゃったのを機にズルズルと自然消滅しちゃいますが)、この曲は全てのパートをポールが一人で演奏し、ポールのソロ名義でリリースしてます。
プロモーションビデオにはウイングスのメンバーも登場してますが、上記の通りレコーディングなどには参加してません。
『Happy Xmas (War Is Over)』 John Lennon
Happy Xmas (War Is Over)
1971年リリース。ポールの曲を挙げたらジョンのも挙げておかないと「ビートルズファンを公言してるのにオカシイ」だの「ジョン嫌いなのか」だの言われてもイヤなので挙げておきますが、これ厳密にはクリスマスソングじゃないんですよ。
サブタイトルにジョン自身が「War Is Over」と付けてますし、歌詞の内容を見れば分かるんですが、これは反戦歌、というか戦争の愚かさを歌ってます。
それでもクリスマスの時期になると街で普通に流れるし、それをイチイチ目くじら立てて「クリスマスソングと違うんやで!」と文句を言って回る気もないから別にいいんですけども。
ビデオクリップ集で「レノン・レジェンド」ってのがあります。純粋なプロモーションビデオだけじゃなく、ジョンの生前の映像をつなぎ合わせて編集してるのもあったり、ヨーコと別居中にリリースした曲のはずなのに映像にはヨーコが登場してたりと、いろいろオトナの事情が垣間見える映像集になっております。
で、このレノン・レジェンドの中に「ハッピー・クリスマス」のビデオクリップもあるんですけど、前述した通り反戦歌ですので、映像の内容は「戦争がいかに悲惨か」を全面的に訴えるものになってます。クリスマス気分が100パーセント吹き飛びます。
私は初めて見た時、あまりに哀しくてボロ泣きしました。興味がある人はクリスマス以外の時期に見るのを勧めます。
曲の最初でジョンとヨーコが小声でささやいてます。その内容はヨーコが「Happy Xmas, Kyoko」、ジョンが「Happy Xmas, Julian」で、お互い再婚する前、別の配偶者との間に生まれた子供(キョーコとジュリアン)の名前をささやいてます。
『Last Christmas』 Wham!
Last Christmas
1984年リリース。
今でこそワム!の代表曲と称され、ベストアルバムなどに当たり前のように収録されてますけど、リリース当時はアルバム未収録曲で、12インチシングルという形態で発売されたんです。
当時、住んでた街のレコード店を回ったけど、どこにもこの12インチシングルが売ってなくて絶望したのを思い出します。朝から晩まで自転車で街の端から端まで巡って1つもなかった。田舎のバカ。
『Merry Christmas Mr.Lawrence』 坂本龍一
Merry Christmas Mr.Lawrence
1983年リリース。同じく1983年に劇場公開された大島渚監督の作品『戦場のメリークリスマス』の主題歌。映画の主演は「大英帝国のロックヒーロー」、デヴィッド・ボウイ。坂本龍一も軍人役で出演。またビートたけしが出演したことでも話題になりました。
「戦場のメリークリスマス」を娘が弾くことになった
思い出があり、個人的に最も印象深いピアノ曲「戦場のメリークリスマス」を、長女がピアノ発表会で演奏することになりました。
私自身、生涯忘れられない曲です。
『いつかのメリークリスマス』 B’z
1992年リリース。
以前務めてた会社の飲み会で、後輩の女の子がカラオケで歌ってくれるまで知りませんでした。最初はミニアルバムに収録されてたんですね。
歌が上手い子だったのもあり、カラオケボックスの中で涙が止まらなくなり、覚えたくてアンコールをお願いし、もう1回歌ってもらいました。そしてまた泣いた。
後日、別のグループでの飲み会で私が初めて歌ったら、友人数名がボロ泣き(笑)
私が歌うカラオケで友達が泣いたの、あれが初めてでした。私の歌唱力というより、この曲は泣きますよね。みんな哀しい恋の1つや2つは経験してるんですよ。オッチャンになるとね。
『恋人がサンタクロース』 松任谷由実
恋人がサンタクロース
※ユーミンの曲が無いので松田聖子のを貼っときます。
1980年リリース。1987年に劇場公開された、原田知世主演『私をスキーに連れてって』の主題歌。
ユーミンの、というより、この曲をめちゃくちゃ上手に歌う友達がいたんですよ。彼女の歌うこの曲が大好きでした。
『WINTER SONG』 DREAMS COME TRUE
WINTER SONG (“雪のクリスマス” WORLDWIDE VERSION)
元々は1990年に「雪のクリスマス」というタイトルでシングルリリースされていたものを英語詞に変え、1994年に再リリースされたもの。英語版はクリスマスと関係ない歌詞になってますね。でもイイ歌詞。サビのとこなんてグッときます。
雪のクリスマス
オリジナルの日本語歌詞もいいですが、私は英語版が好きかな。どっちも飛びっきりの名曲。
『クリスマスキャロルの頃には』 稲垣潤一
クリスマスキャロルの頃には
1992年リリース。唐沢寿明が主演したドラマ「ホームワーク」の主題歌だそうです。ドラマの名前を聞いてもサッパリ思い出せないってことは、見てないな、たぶん。
『クリスマス・イブ』 山下達郎
クリスマス イブ
※山下達郎のオリジナル版は無いのでベルサウンドを貼っておきます。
1983年リリース。もはやクリスマスの大定番。JR東海の「クリスマス・エクスプレス」CMで完全に定着した名曲ですね。
CM集がYouTubeにあるので時々見ますが、出演してる女優さんたちがみんな若い。吉本多香美のバージョンなんて何十回見ても泣きます。うちも遠距離恋愛の時期がありましたので。
※ちなみに吉本多香美バージョンの冒頭、彼女とぶつかりそうになる長髪の男性は山下達郎本人なんだそうです。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
私と同じ世代の方々には懐かしい曲ばかりではないでしょうか。若い人たちは聴いたことのない曲もあったりして。
最後に、冒頭の替え歌の続き。
参院 Night 衆院 Night
では皆様、メリークリスマス!