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【紫川十橋】宝来橋(月の橋):紫川ではなく支流に架かる橋

2023年2月23日

北九州市小倉北区の中心部を流れる紫川(むらさきがわ)には、合計10個の個性的な橋が架かっており、それら10個の橋を総称して「紫川十橋」と呼びます。

今回は紫川十橋のひとつ、宝来橋(愛称は「月の橋」)について写真と共に詳しく解説します。

なお、紫川十橋のすべてをまとめたページも作成しています。紫川十橋が誕生した由来や各橋の解説などを掲載していますので、よろしければそちらもご覧ください。

紫川十橋の全まとめ
常磐橋
紫川十橋:北九州市小倉北区、紫川に架かる10個の個性的な橋

北九州市小倉北区の中央を流れる紫川には10個の個性的な橋が架けられており「紫川十橋」と呼ばれています。10個すべての橋を徒歩で巡り撮影してきた写真と共に、各橋の周辺にある観光スポット情報も交えて紹介します。

宝来橋は紫川沿いを歩くだけでは見つからない

宝来橋(月の橋)の全景
宝来橋(月の橋)の全景

「月の橋」の愛称を持つ宝来橋は、紫川十橋の中では「鷗外橋(水鳥の橋)」と「中の橋(太陽の橋)」の中間あたりに位置しています。

宝来橋は紫川十橋の1つではあるものの、紫川に架かっている橋ではありません

なので、単純に紫川沿いを歩くだけでは宝来橋を見つけることができません。

今回、紫川十橋のすべてを徒歩で巡り、10個の橋すべての写真を撮ったつもりが、帰宅して確認したみると橋が9個しかありませんでした。

紫川十橋というのに橋が9個しかないのはおかしい、とGoogleマップで確認したところ、宝来橋だけを見落としていたことに気付きました。

仕方なく後日あらためて訪問し、宝来橋の写真を撮ってきました。

同じように紫川十橋を徒歩で巡る方々は、宝来橋の場所にお気を付けください。以下で詳しく解説します。

宝来橋への行き方

鷗外橋東側の横断歩道を右折する
鷗外橋東側の横断歩道を右折する

鷗外橋(水鳥の橋)の東側には歩行者用信号があり、正面には小倉井筒屋の本館(左側)と新館(右側)があります。

ここを右折します。横断歩道は渡っても渡らなくても、どちらでも良いです。

紫川さくら通りを南へ進む
紫川さくら通りを南へ進む

南に向けて進みます。左手には小倉井筒屋の新館、右手には建物の隙間から紫川がチラチラ見えます。

歩いている道は通称「紫川さくら通り」と呼ばれています。

小倉井筒屋の営業時間中は、道路の左車線に井筒屋の駐車場待ちをしている長蛇の車列ができています。駐車場から突然出てくる車もあるので、歩行時には注意してください。

宝来橋に到着
宝来橋に到着

宝来橋は、小倉井筒屋の駐車場を通過してすぐの場所にあります。

目の前には九州医療スポーツ専門学校のビルが建っています。元々は代々木ゼミナールだったビルです。

橋面が隆起しているわけでもなく、高欄の柵が特別高いわけでもない、普通の道路のような場所にある橋です。言われてみないと橋だとは気付かないかもしれません。

鷗外橋の東側(小倉井筒屋の前)からは徒歩2分で着きます。

宝来橋は紫川の支流・神獄川に架かる橋

宝来橋の欄干には宝船が描かれている
宝来橋の欄干には宝船が描かれている

宝来橋は紫川十橋の1つではありますが、紫川ではなく、紫川の支流・神獄川に架かっている橋です

神獄川(かんたけがわ)は小倉北区足原2丁目にある池が水源らしく、三郎丸小学校、北九州メディアドーム、足立中学校、アートホテル小倉ニュータガワ、旦過市場などの横を流れながら紫川に流れ込んでいます。

こちらの欄干には打ち出の小槌も
こちらの欄干には打ち出の小槌も

宝来橋の四隅の欄干には宝船の絵が描かれています。北東の欄干の上には打ち出の小槌のオブジェが乗っています。

宝来橋、周辺の風景

宝来橋・北側の風景

中央には小倉井筒屋・新館
中央には小倉井筒屋・新館

宝来橋の北側は、小倉井筒屋・新館など商業施設が建ち並んでいます。

紫川の再開発により、紫川沿いには大きくキレイな商業施設がずいぶん増えました。

宝来橋・南側の風景

右に進むと中の橋(太陽の橋)に繋がる
右に進むと中の橋(太陽の橋)に繋がる

宝来橋の南側は「太陽の橋東」交差点。ここを右折してすぐの場所に中の橋(太陽の橋)があります。

正面右側に見えている大きな建物は「ホテルクラウンパレス小倉」。

宝来橋・東側の風景

正面に旦過市場の入口
正面に旦過市場の入口

宝来橋の東側は、正面に神獄川が流れています。

神獄川の向こう岸には「丸和小倉店」が見えています。その左隣りが旦過市場の入口になります。

川の右手にある建物は「九州医療スポーツ専門学校」。

宝来橋・西側の風景

歩行者専用橋の下が紫川との合流地点
歩行者専用橋の下が紫川との合流地点

宝来橋の西側は、少し奥に河川敷遊歩道のデッキがあり、歩行者専用の橋も架かっています。

歩行者専用橋の下が神獄川の河口。紫川との合流地点になります。

歩行者専用橋から見た紫川の向こう岸
歩行者専用橋から見た紫川の向こう岸

歩行者専用橋からの眺めはとても素晴らしいです。

紫川の向こう岸には、(右から順に)鷗外橋、リバーウォーク北九州、小倉城、北九州市役所などの建物群が一望できます。

歩行者専用橋から見た「中の橋」
歩行者専用橋から見た「中の橋」

歩行者専用橋から南を見ると、すぐ近くに中の橋(太陽の橋)があります。徒歩で1分もかからない距離です。

鷗外橋から見た神獄川の合流地点
鷗外橋から見た神獄川の合流地点

上の写真は、鷗外橋(水鳥の橋)から撮影しています。

写真の中央付近が歩行者専用橋。その橋の下が神獄川と紫川の合流地点になります。

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