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折尾駅周辺を散策、北九州市出身アスリートゆかりの地を巡る

2023年6月13日

「おかえり折尾駅」イベント特設ステージ
「おかえり折尾駅」「折尾まつり」合同特設ステージ

2023年6月に開催された、折尾駅北口の完成記念イベント「おかえり折尾駅」と、4年ぶりの開催となった「折尾まつり」。

今回は折尾駅北口のイベント会場に加え、2023年秋にオープンすると発表された「えきマチ1丁目折尾」、さらには旧東口や旧鷹見口などの現在の様子など、折尾駅について紹介するポイントがたくさんあった。いくつかの記事に分割して紹介している。

折尾駅北口が遂に完成!
折尾駅舎と旧線路
折尾駅北口新広場の工事が完了、「おかえり折尾駅」イベント会場に行ってきた

再開発工事が進む北九州市八幡西区のJR折尾駅。駅舎や駅前広場の工事が完了し、2023年6月に完成記念式典イベントが開催されました。2023年6月時点での折尾駅周辺の様子を写真付きで紹介しています。

折尾駅を利用する方々に朗報!
えきマチ1丁目折尾
折尾駅高架下「えきマチ1丁目折尾」、開業は2023年9月29日

折尾駅北口の高架下に建設中の「えきマチ1丁目折尾」は、オープンが2023年9月29日であることが正式発表されました。2023年6月現在の工事進捗を写真で紹介すると共に、入店が発表されたお店を紹介します。

南口の再開発はまだまだこれから
旧鷹見口駅舎の跡地
折尾駅の旧東口・旧西口・旧鷹見口、2023年6月現在の工事進捗

北九州市八幡西区にあるJR折尾駅は再開発事業により駅周辺の工事が10年以上おこなわれています。この記事では折尾駅の東口・西口・鷹見口と呼ばれた跡地の工事が2023年6月時点でどこまで進んだかを、現地で撮影した写真付きで紹介しています。

駅舎も、駅前の道路も、そして駅周辺も、10年前とは風景がどんどん変わっている折尾駅周辺。

では、折尾駅から少し離れた場所は現在どうなっているのか。グルリと散策してきた。

折尾名物、東筑軒の「かしわめし」

東筑軒 折尾本社うどん店
東筑軒 折尾本社うどん店

折尾駅・旧西口改札跡地のすぐ目の前にある「東筑軒 折尾本社うどん店」。

東筑軒といえば、うどんと共に有名なのが駅弁の「かしわめし」。大正10年から100年以上、地元・折尾だけでなく福岡県の人々や鉄道利用者に愛され続けている。

現在でも折尾駅のホームや構内では、昔と変わらないスタイルで駅弁を持った売り子のおじさんが駅弁を販売するため、大きな声で弁当の名を叫びながら歩き回っている。

東筑軒のかしわめしは、第13回九州駅弁グランプリで特別審査員賞を受賞している。

参考第13回 九州駅弁グランプリ | JR九州

折尾駅周辺では3校が甲子園に出場している

折尾愛真高校の校舎
折尾愛真高校の校舎

東筑軒から南へ少し進むと、道路の右手には折尾愛真高校の校舎が見えてくる。部活動は昔から伝統的にテニス部が強い。

東筑高校の体育館が見える
東筑高校の体育館が見える

道路の左手には、東筑高校の体育館が遠くに見えている。

甲子園球場で開催される春と夏の全国高校野球大会に、北九州市の高校は福岡県代表を勝ち取って数多く出場している。

  • 2010年春:自由ヶ丘(北九州市)
  • 2010年夏:西日本短大附(八女市)
  • 2011年春:九州国際大付属(北九州市)
  • 2011年夏:九州国際大付属(北九州市)
  • 2012年夏:飯塚(飯塚市)
  • 2013年夏:自由ヶ丘(北九州市)
  • 2014年夏:九州国際大付属(北九州市)
  • 2015年春:九産大九州(筑紫野市)
  • 2015年夏:九州国際大付属(北九州市)
  • 2016年夏:九州国際大付属(北九州市)
  • 2017年春:福岡大大濠(福岡市)※福岡から2校選抜
  • 2017年春:東海大福岡(宗像市)※福岡から2校選抜
  • 2017年夏:東筑(北九州市)
  • 2018年春:東筑(北九州市)
  • 2018年夏:折尾愛真(北九州市)※福岡から2校出場
  • 2018年夏:沖学園(福岡市)※福岡から2校出場
  • 2019年春:筑陽学園(太宰府市)
  • 2019年夏:筑陽学園(太宰府市)
  • 2021年春:福岡大大濠(福岡市)
  • 2021年夏:西日本短大附(八女市)
  • 2022年春:九州国際大付属(北九州市)
  • 2022年夏:九州国際大付属(北九州市)
  • 2023年夏:九州国際大付属(北九州市)

2010年から2023年まで、福岡県代表として甲子園に出場した高校は上のとおり。九州国際大付属、自由ヶ丘、東筑、折尾愛真の4校が北九州市の高校である。

このうち、自由ヶ丘、東筑、折尾愛真の3校は折尾駅の近くにある。折尾駅って実は「高校球児たちが集う駅」なのである。

参考福岡県代表の甲子園成績一覧

なお、折尾愛真高校が甲子園初出場した際に4番バッターだった松井義弥選手(田川市出身)は、2018年度のドラフト会議で読売ジャイアンツから5位指名され、2019年に入団した。

しかし2021年のシーズン終了後に戦力外通告を受け退団している。

折尾駅南口、ベッドタウン化への布石なのか

ファミリーマート 折尾堀川町店付近
ファミリーマート折尾堀川町店前の旧踏切・南側

「ファミリーマート 折尾堀川町店」のすぐ前にあった大きな踏切は、JR福北ゆたか線の旧線路が撤去されたことで、踏切としての機能は消滅している。

上の写真は南側、水巻町・中間市・直方市の方面。

旧踏切・北側。折尾駅や東筑軒が見える
旧踏切・北側。折尾駅や東筑軒が見える

こちらは旧踏切の北側。まっすぐ進んだ延長線上に旧西口の改札があった。

正面には折尾駅の新しい高架。少し左には東筑軒のビルが見えている。

新々堀川
新々堀川

遠賀川の支流で、かつて石炭輸送のため人工的に造られた「新々堀川」。中間市役所の近く・唐戸水門から始まり、水巻町を抜けて折尾駅の前を過ぎ、洞海湾へと流れ込んでいく。

このあたりは空き地がとても増えた。何度か歩いているが、来る度に家が減っている。

「妙應寺」周辺
「妙應寺」周辺

この一帯は、折尾駅の旧東口にある「ねじりまんぽ」というトンネルを抜けてまっすぐ進んだ辺りなのだが、多くの家が解体され空き地と化している。

以前は一軒家やアパートが点在していたのだが、ほぼ消えてしまった。高台に「妙應寺」というお寺が残っているだけとなっている。以前も歩いた道なのに、風景がまるで違う。

折尾駅周辺の再開発を受けてか、古い家は次々と撤去された。その跡におそらく新しいマンション群が建つのだと思われる。

マンション群が建設されれば、ここからなら折尾駅まで徒歩数分。折尾駅にスーパーなどの商業施設ができればさらに利便性は高まる。折尾の都市再生と人口増加のためには仕方ないことなのだろう。少々寂しくはあるけれど。

東筑高校の「石田伝説」石田旭昇くんがアナウンサーになっていた

東筑高校・西側入口
東筑高校・西側入口

東筑高校。北九州市八幡西区の中で最も偏差値の高い高校で、文武両道を貫き、体育会系の部活動では野球部、ラグビー部、そしてボート部が強いと聞く。

2023年夏の高校野球・福岡県大会で東筑はノーシードながら決勝戦に進出。惜しくも九州国際大学付属に1点差で敗れて準優勝となったが、久々の快進撃に折尾の街は湧いたのではないだろうか。

東筑高校・南側入口
東筑高校・南側入口

東筑高校の野球部は、これまで夏の甲子園に通算6回出場している。不思議なことに、甲子園に出場した東筑高校野球部のエースピッチャーが「石田」という姓だったことが全6回中なんと4回もあったのだとか。

これは東筑高校の「石田伝説」として有名な話で、2017年夏と2018年春に東筑が甲子園に出場した際、エースピッチャーだった石田旭昇選手を紹介する流れで「石田伝説」が何度も語られていた。

その石田旭昇選手、東筑高校を卒業後に法政大学へと進学。大学でも野球を続けたあと、2023年春に卒業。うちの娘と同学年だから把握していた。

石田くんは大学卒業後、何の仕事に就いたのだろうと思っていたら、なんと地元・福岡に戻り、FBS福岡放送の新人アナウンサーとしてテレビに出てニュース原稿を読んでいた。めちゃくちゃ驚いた。

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閉店した折尾のナフコとマクドナルド

閉店した「ホームプラザ ナフコ 折尾店」
閉店した「ホームプラザ ナフコ 折尾店」

国道3号線、「東筑高校入口」交差点のすぐ近くにある「ホームプラザ ナフコ折尾店」。2023年1月末で閉店したが、店舗跡は現在も残っている。

左に餃子の王将、右にマクドナルド
左に餃子の王将、右にマクドナルド

国道3号線を東へ進むと、左に「餃子の王将」、右に「マクドナルド」、2つの飲食店が見えてくる。

マクドナルドの正式な店舗名称は「マクドナルド八幡則松店」。2020年9月にオープンしている。オープン直前まで道路の反対側、上の写真で「餃子の王将」から少し先に進んだ場所に「マクドナルド3号線則松店」という別の店舗があった。

旧店舗の建物は閉店から3年経った現在も残り続けている。

麺場彰膳 八幡西店
麺場彰膳 八幡西店

マクドナルド旧店舗のすぐ横にある「麺場彰膳 八幡西店」。最近お気に入りの味噌ラーメン専門店で、折尾に行った際はよくここでお昼ご飯を食べている。

早田ひな選手を輩出した石田卓球クラブ

石田卓球N+
石田卓球クラブ(石田卓球N+)

国道3号線から1本北側に入った路地にある「石田卓球クラブ」。ただ、この建物は「石田卓球クラブN+」と書かれている。

石田卓球クラブは全国的にも有名で、早田ひな選手が登場してから更に知名度をアップさせた。早田選手の専属コーチである石田大輔氏は石田卓球クラブ創設者の親族である。

早田選手は北九州市出身なのだが、八幡西区にあるこちらの教室ではなく、中間市垣生にある「フロム石田卓球場」という教室で幼少時から卓球を習っていた。その流れか、卓球が強い中間市の「希望が丘高校」へ進学・卒業している。

早田ひな選手は石田卓球クラブの出身

早田選手は2023年5月に南アフリカで開催された世界卓球大会において、女子シングルでは銅メダル、混合ダブルスでは銀メダルを獲得した(パートナーは張本智和選手)。いまや日本のエースともいえる大活躍である。

特に女子シングル準々決勝、中国の王芸迪選手との試合は最終ゲームを21−19で制するという大熱戦となった。この試合はテレビでリアルタイム観戦していた。すごかった。

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鷹見神社から東筑高校を眺める

東筑高校グラウンドの東端
東筑高校グラウンドの東端

東筑高校敷地の東側路地を進む。グラウンドからは早朝にもかかわらず男の子たちの野太い声が響き渡っている。路地から見上げるとバックネットがあったので、おそらく野球部なのだろう。

鷹見神社の鳥居と階段
鷹見神社の鳥居と階段

北九州市には「鷹見神社」という名称の神社が複数ある。こちらは東筑高校の北側にある鷹見神社。

鷹見神社の境内
駐車場から東筑高校グラウンドが見えた
駐車場から東筑高校グラウンドが見えた

鷹見神社は高台にあり、駐車場のさらに奥へと進むと東筑高校のグラウンドが少しだけ見えた。グラウンドでは白いユニフォームを着た野球部の面々がウォーミングアップのランニングをしているようだった。

もうすぐ夏の甲子園、県大会予選が始まる。今年はどの高校が出場するのだろう。北九州勢、今年もがんばれ!

鷹見神社の周辺も再開発が進んでいる
鷹見神社の周辺も再開発が進んでいる

鷹見神社から折尾駅へと向かう道の途中も空き地が増えている。

前回ここを歩いた時も一軒家の解体作業をしている最中で、折尾の街がどんどん変化していく過程を見せつけられている、そんな気持ちになった。

折尾駅旧東口の「ねじりまんぽ」
折尾駅旧東口の「ねじりまんぽ」

折尾駅の旧東口に戻ってきた。今回の散策距離は5.2km。

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