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2日前が義父の命日だった
この大会が開催されたのは10月15日。その前日、10月14日が私の誕生日。で、さらにその前日、10月13日は義父の命日だった。
義父を追うように義母も2年後の4月、他界してしまった。二人の墓は今回コースとなった嘉穂郡桂川町にある。
この日、ウォーキング大会は他の街でも開催されていて、当初はそちらに参加しようと思ってたのだけど、命日の2日後に、しかも桂川町で開催されるってことは、何かの運命なんだろうなと感じたこともあり、当初の予定を変更して桂川町のコースを歩くことにした。
ちなみに二人の墓があるお寺は今回のコースから離れていたため、寄り道をすることは出来なかったけど、キチンと命日にお墓参りをしておいた。
自分たちの都合だけで世の中動かないんだよ
前回の小倉編では、受付時間よりも少し早くスタート地点に到着したため、行列に並んで待つハメになった。今回はそういうことがないよう、なるべく受付開始の8時30分に近い時刻で到着できるよう電車を調整。
今回のスタート地点、桂川駅で行列が出来るとは思ってなかったけどね。念のためってことで。
午前8時20分、桂川駅に到着。5人ほどが私と同じ電車から下車したけど、やっぱり行列など出来てなかったし、まだ8時30分になってなかったけど受付をしてもらえた。
駅前は何かの工事中。ぜんっぜん人がいない。ウォーキング参加者も数名ほど。別のコースでも開催されていたので参加者が分散されたのかな。
8時30分に桂川駅をスタート。
しばらく進むと、王塚古墳に到着。この土日はお祭りだったらしい。だからウォーキング大会もセッティングされたというわけね。
古墳の内部は、ほぼ全面にわたって壁画が残ってるらしいのだけど、開場が9時からだったので残念ながら入れず。ちょっと興味あったので中を見てみたかったけど仕方ない。
古墳入口では中年夫婦と係員が何やら話をしていた。サッサと通過したので細かい話は聞いてないが、中年夫婦が古墳の中に入ろうとしたら、まだ開場時間じゃないので申し訳ありません、と謝った係員に対して、中年夫婦が二人してキレてた感じ。
「8時半から開始だと分かってるのに開けてないなんて何を考えてんだ!気の利かない町だな!」
男が声を荒げているのも聞こえたのだけど、オッサンそれは途方もない勘違いだ。
オッサンの理屈だとウォーキングが「主」で古墳が「副」だが、逆だっつうの。古墳祭りがあるから便乗してウォーキング大会を開催してるなんてこと、分かってないのはアンタらだけだよ。しかも恫喝したら言うこと聞くと思ってるとか最低やわ。
何でも自分たちの都合を中心にして地球が回ってないと気が済まないんだろうな。おめでたい。
古墳の近くにある王塚装飾古墳館。ここもまだ開場前だったので入れず。職員らしき人が準備作業で忙しそうに走り回ってた。
見渡す限り田園風景
古墳を通過し、しばらく緩やかな上り坂。トラクターに乗るオジサンとすれ違う。のどかだ。
収穫を終えたばかり、という感じの田園。
トトロの1シーンにありそうな森と社。
触りたくなるけど感電はイヤ。
大手のバス路線がない地域には、車を運転できない、あるいは歩行が不自由なお年寄りが大勢いらっしゃることが多いので、こういった巡回バスなどの交通機関は本当にありがたいのだと聞いたことがある。まさにライフライン。
酒造が多い天道周辺
田園風景の中をしばらく直進し、国道200号線を横断。
瀬戸交差点の歩道橋から撮った国道200号線。
2010年か2009年か忘れたが、福岡に甚大な被害をもたらしたゲリラ豪雨の際にガケ崩れが発生した小山。現在はこういう状況になってたのか。
橋を渡ってすぐ左折し、穂波川沿いの歩道へ。ここからしばらくを直進し、途中で右折して県道473号線に合流。
瑞穂菊酒造に到着。歴史を感じさせる看板。
お酒なのか何なのか、店内で試飲をしてたみたい。私は下戸なので、お酒を飲んで千鳥足でウォーキングするわけにもいかないからスルー。
天道宮。民家と民家の間に立派な鳥居。
JR天道駅。「てんどう」ではなく「てんとう」と読む。
ちなみに駅の後ろにそびえる山の上に「大将陣公園」という広い公園がある。とても長いスベリ台があって子供たちにも人気があり、春は桜の名所としても有名。ただし、公園までの道が大変分かりづらいのが難点。ちなみに天道駅から直接その公園に行くことは出来ない。少し離れたところ(飯塚方面)に踏切があるので、そこを渡ってしばらく進むと案内板がある。
ふじい庵というお菓子屋さん。朝早い時間なのにもう営業されていて、既にお客さんも来店してた。
いい景色も変化がないとさすがに飽きる
県道を左折し、再び穂波川の河川敷に戻る。
今回、事前にコースマップを確認しなかったので、どんなところを歩くのか把握してなかったのだけど、ここまでひたすら川沿いを歩くとは思ってなかった。上の写真みたいな景色がずーっと続くので、最初は自然の美しさを堪能してたけど、さすがに途中で飽きた。
ここ最近で路線拡大している飯塚庄内田川バイパス。ときどき意味不明の大渋滞が発生する。バイパスの意味がない。
ようやく川沿いコースが終わり、飯塚庄内田川バイパスの歩道をしばらく直進。
石窯パン工房・森のこぐま。開店時刻前だったらしく中の様子は分からなかったけど、店の前は花壇が綺麗に整備されていて、とてもオシャレ。
いまや九州以外にも精力的に店舗展開している、もち吉の飯塚店。本社は飯塚市のお隣、直方市にある。
こちらも九州では超メジャー、銘菓「なんばん往来」が有名なお菓子メーカー、さかえ屋の本店。
本店って飯塚にあったんだ。知らなかった。
飯塚駅前のメインストリート? 土曜の朝ということを差し引いても、ちょっと寂しい。
ゴール地点のJR飯塚駅、というか塾なの? 妙な駅舎だ。
今回のコース全長は、iPhoneアプリで計測した値によれば、7.1km。
スタートしたのが午前8時30分。ゴールしたのが午前9時40分。今回の所要時間は1時間10分。つまり70分。
今回の平均歩行ペースは、1kmあたり約9.9分。調子いい時の平均ペースが10分台なので、なかなか今回は良いペース。
やっぱり大切なのは準備運動
今回、実はスタート時にほとんど準備運動をしていなかった。ここ最近、ウォーキング大会に参加した後も筋肉痛に襲われるなんてことはなくなってたので、自分の脚力を過信してたかもしれない。
でもやっぱり油断大敵。延々と続く穂波川の河川敷を歩いてる途中、左ヒザの裏側が軽くツッてしまった。
さらに飯塚庄内田川バイパスを横断する手前で信号が青になり、これを渡っておかないと赤信号が長そうだったので慌ててダッシュしたら、今度は左足の足首を軽く捻挫。大したことはなかったけど、ケガがひどくて途中リタイアなんてことになったら最悪なので(そもそも誰が助けてくれるかも分からないし)、気をつけて歩こう、と気を引き締める。
ところが引き締まっておらず、今度は右足のつま先が痛い。帰宅して確認したら爪が割れて出血していた。左ヒザをかばって歩いたせいで右足に余計な負荷をかけちゃったのかも。
どのケガも大したことなかったのが不幸中の幸い。きっと義父や義母が近くで護ってくれたのだろう。そう思ってる。