【閉店】更新うどん:20年経っても変わらぬ大将の人柄と麺の量@北九州・富野

20年前と全然違う光景に驚愕

今回紹介するのは、北九州市小倉北区上富野(かみとみの)にある「更新(さらしん)うどん」。

約20年前、まだ独身で小倉北区に住んでた頃、更新うどんには月に何度も通う常連客でした。

結婚して小倉を去り、転職したことで上富野付近には全く行かなくなり、ずいぶん長い年月が経ってしまったのですが、今回近くをウォーキングしたので、せっかくだから久々に立ち寄ってみることにしました。

更新うどんの近くに住む友人から「お店は昔と全然違う」という話を聞いていたので、どんな風に変わったのかも楽しみにしていました。

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更新うどんの近くには昔、ミスターマックス富野店という商業施設がありました。現在は「しまむら」になっています。

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更新うどんの店舗。十数年ぶりに見て、めちゃくちゃビックリしました。店舗面積が昔の倍以上はある。

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道路沿いに大きな看板もありました。

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店舗のすぐ横には専用駐車場も出来ていました。ザッと数えて15台分の駐車スペース。これも驚いた。

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いよいよ店内へ。入口からして雰囲気が全然違う。昔の面影が全くない。

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店内の広さでまた驚く

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店内に入って更にビックリ。めちゃくちゃ広くなってる!

テーブル席も沢山あり、お座敷席もあり、カウンター席もかなりあります。昔はカウンター席が10個ちょっとの狭い店だったんですよ。狭いのにスゴい人気だったので、昔はいつも店舗前に行列が出来てました。

それが今はこんなにも店内が広い。上の写真ではカウンター席に若干の空きがあるけれど、撮影後5分もしないうちにすぐ満席となりました。

テーブル席もお座敷席も家族連れの人でいっぱい。大繁盛でした。昔は座席数が少なかったので、家族連れでの来訪は実質的に困難でした。二人で食べに行っても席が隣り同士になれない、なんてことが多々あったのです。

今は家族連れでものすごく賑わってる。店内の活気は昔も今も変わらないけど、幅広い世代のお客さんがみんな笑顔で食べてる。正直、感動しました。

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大将に会うのも20年ぶり。さすがにお歳を召されてたなぁ。白髪もずいぶん増えてましたが、仕方ないですよね。20年だもん。

まだ20代の若造だった自分が結婚し、子供もできて、今では一番上の子供が高校受験の年になった。それが20年という歳月なんです。

大将の表情が昔より随分温和な表情になってたのも印象的でした。

なんといっても定番「ごぼう天うどん」

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メニュー表。更新うどんでは巨大なごぼうが売りの「ごぼう天うどん」が定番。

他にも「かも南うどん」と「肉うどん」はとても人気の高いメニューです。あと私は「しょうがうどん」が大好きでした。これが美味しいんですよホント。

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カウンター席の目の前には巨大なごぼう天ぷらの山! 食欲をそそります。

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久しぶりに定番のごぼう天うどんを注文しました。630円。

写真では分かりにくいですが、ものすごくボリュームあります。小食な人は食べきれない量。なのにこれで普通盛り

これよりもっと凄まじいのは「かも南うどん」で、かき氷みたいに山盛りになってます。初めて見る人は度肝を抜かれます。何も知らずに大盛りを注文した昔の友人、目を見開いて半分死にそうになりながら食べてたのを思い出します。

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麺は博多うどん特有のモチモチで柔らかい味わい。

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そして、なんと言っても「ごぼう天」の大きさと太さ! これぞ北九州うどんの心意気ですよ。

店員さんによれば、ごぼう天うどんに入ってるごぼう天は5本。しかし今回私が注文したのには6本入ってました。

「コロモが取れてるのがあったから1本サービスしたんじゃないですかね」と店員さん笑顔。大将のこういうサービス精神(=アバウトさ)も昔と変わらない。

大将は昔と変わらずサービス精神旺盛

前述の通り、店内は満員で大繁盛してました。驚いたのは、大将がうどんを作り終えると、頻繁に厨房を出てお客さんに声を掛けてるんです

馴染みのお客さんだけに話しかけるわけではなく、まんべんなく様々なお客さんに声を掛けて、「つゆが足りませんか? つゆ足しますよ」と言ってうどんのつゆを追加したり、雑談をしたりしてる。

大将は昔から誰にでもフレンドリーでした。昔はカウンター席だけだったので、厨房から目の前のカウンターのお客さんに次々と声を掛けるスタイルだったけど、今は店内が倍以上に広がってて、なのに厨房から出てお客さんと交流してる。普通できないですよ。スゴイと思う。

20年前の大将は豪快というかハチャメチャなキャラでした。「テレビの取材はメンドクサイから受けないんだよ」と言ってたのに、翌週にローカルテレビに出演したこともありました。たまたまテレビ見てて大将が映ったからお茶噴きました。

あとヒドかったのは、会社の後輩女性が「更新うどん食べたいです! 連れてってください!」というので連れて行って、翌週に交際相手(=今の妻)を連れてお店に行ったら、大将に

先週と違う女の子やねwww

と言いながら爆笑してましたからね。慌てる私を見ながらゲラゲラ笑ってましたからね、ひどい男ですよ。

※妻にはキチンと説明したから怒られませんでした。

フレンドリーさは変わらなかったけど、以前は若いお客さん中心だったせいか誰にでもタメグチで気軽に話してたのが、今回は物腰柔らかく、誰にも敬語で話しかけてました。

大将、私のところにも来てくれたんですよ。20年ぶりの再会でした。そのことを大将に告げると、

そうですかー! 嬉しいです、ありがとうございます!

と言ってニカッと素敵な笑顔。さすがに私のことは覚えてなかった。そりゃそうだ。私もオッチャンになったもん。

まだカウンター席しかなかった昔、毎月来てましたと伝えると、「この店舗の広さになったのは13年前です」と教えてくれました。

ごぼう天の美味しさ、変わらないですねー! とこちらも笑顔で言うと、「うちのごぼうはですね、北海道産で…」と、ごぼうの話に完全シフトしちゃった(笑)

更新うどんのごぼうは北海道産で、大きさや味わいは北海道産に勝るものなし。九州産では太刀打ちできない、だそうです。

恐怖の「麺が増やされるうどん」

つゆが少なくなったお客さんのドンブリにつゆを追加していくサービスは20年前からやってますが、昔はさらに「うどんの麺増しサービス」までやってたんですよ。今もやってるのかは確認できませんでしたが。

昔は客層が全体的に若かったので、「ほらアンタ、それじゃ足りんやろ、もっと食べなさい」と言って、ただでさえ他店の大盛りくらいはあるボリュームなのに、さらに麺を足されるんですよ。いやーもういいです、と断っても「遠慮しなさんな! 麺は幾らでもある! 心配せんでいい!」って。心配なのは麺の在庫じゃなくて俺の胃袋なんだよ。

今回は忙しい時間帯だったのもあってか、大将はつゆだけを追加して回ってましたが、もしかしてお客さんの少ない時間帯だと「強制麺増しサービス」やってるのかもしれません。

福岡市に「牧のうどん」という、「麺が増えるうどん」とテレビで紹介されるほど有名なうどん屋さんがあるのですが、更新うどんは「麺を無理やり増やされるうどん」ですからね。怖いぞお。

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昔はペロリと食べてたのに、さすがに胃袋が小さくなったか、お腹がパンパンになるほど満腹になりました。精算時にレジ横を眺めると、いなり・おにぎり・うどん具材の販売もしてました。ここのいなりも美味しいですよ。昔はうどんプラスいなりも食べてたな。よっぽど大食いだったんだな。

帰り際、大将に「ありがとうございました」と伝えたら、「またいらしてくださいね」とニッコリ笑顔。昔は「来週も来るんよ!」でしたけどね。

でも懐かしかった! また来ます。大将ありがとうございました。

※私が「更新うどん」の常連客だった当時に修行をされていた方が、八幡西区里中に「和田や」というお店を開業されています。和田やさんの開業当初の店名は「更新うどん」でした。

麺処和田や

2022年6月追記:残念ながら閉店しました

大将が体調不良のため「更新うどん」がしばらく休業されていたのは知っていました。途中少しだけ復帰され、店が営業していたという話もネットで見たりしていたのですが…。

2022年6月、「更新うどん」は閉店されたことが判明しました。大将が亡くなられたことによる閉店だそうです。

まだ20代の頃、何度も通いました。福岡のうどんを大好きになったのは「更新うどん」があったからなのです。

この記事は2013年12月末に執筆したのですが、残念ながらこの時が最後の訪問となってしまいました。

更新うどんの大将のご冥福を心よりお祈りいたします。おいしくてボリュームたっぷりのうどん、ありがとうございました。

※2022年6月初旬、閉店後の更新うどんに行ってきました。偶然お会いした大将の親族の方と少しお話しが出来たので、一部を紹介しています。

更新うどん

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