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3年前、速く逞しかった「あの人」の背を追う【豊前川崎ウォーク】

2014年4月20日

今年3回目の日田彦山線ウォーク

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↑ 今回のスタート地点、JR西添田駅。初めて来たのが2週間前。同じ月に2回も来ることになるとは思わなかった

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↑ 前回同様、ウォーキング受付前には長蛇の列。1時間に1本しか走らない日田彦山線なので、どうしても集中しちゃうのだ。

3月末の志井編、そして2週間前の西添田編と来て、今回が今年3回目の日田彦山線沿線ウォーキング大会。ここ2年まったく来てなかったのに、今年はシーズン序盤で3回目。不思議なものだ。

またも安全面を考えさせられた光景

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↑ 西添田駅を出発し、まずは日田彦山線の線路に沿って歩く。

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↑ 峠道に入る。途中、舗装されてない山道の一角で、樹が倒れて道をふさいでる。私の胸くらいの高さ。よそ見しながら歩いてた人が樹に気付かず、おもいっきり激突するのを目撃した(写真に写ってる人ではない)。

その人の不注意もあるけど、これってマズイだろ。主催者側は事前にコース確認してないということが判る。樹が倒れてるのを知ってたら山道に誘導するわけがない。後で気付いたが、他にも道はあったんだし。

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↑ その「後で気付いた他の道」、舗装された峠道に入る。上りと下りの連続。最初からなかなかハードで呼吸が乱れた。

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↑ 峠道が終わり平坦になった。残りはほぼ平坦なコースのはず。スピードを上げつつ呼吸を整える。

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↑ 中元寺川に沿ってしばらく歩く。

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↑ この辺りから川崎町に入った。風景は変わらない。

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↑ のどか。

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↑ 地方部のウォーキング大会でよくある「どこまで歩いても同じ景色」。地平線が見えるんじゃねえかってくらい、ひたすら直線。

3年前の道に戻ってきた

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↑ 中元寺川を離れ、住宅が少しだけ密集したエリアに入る。

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↑JAの建物を見て記憶が蘇る。3年前にここを通った

今回のウォーキング、スタートから中元寺川沿いまでは初めて歩いたコースだけど、JA辺りからは3年前に歩いた「知ってるコース」。

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↑ 遠くに「雪舟ロード」が見え始める。3年ぶり。懐かしい。

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↑ 昔はテレビCMもバンバン流れるほど繁盛していた英彦山湯~遊~共和国(ひこさん・ゆーゆーきょうわこく)。2007年頃に破産・閉鎖したらしく、現在は廃墟と化している。結婚前に嫁と1回だけ来たことあるけど温泉には入ってない。

雪舟ロード再び

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↑ 遊歩道「雪舟ロード」に入る。すぐ脇を流れるのは安宅川。

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↑ 最後まで残ってた桜の花びらが路面に落ちている。満開時は桜並木になって綺麗だったんだろうな。

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↑ ひたすら雪舟ロードを南へ進む。

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↑ 国指定名勝・魚楽園。

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↑ 3年前と雰囲気ちょっと変わったな。

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↑ 魚楽園から雪舟ロードへと戻る下り坂。この風景は3年前と変わってない。

根性が試される直線コース

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↑ 魚楽園で折り返し、雪舟ロードを今度は北へと進む。長い長い直線コースの始まり。

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↑ 魚楽園に今から向かう人たちとすれ違いつつ進む。

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↑ 気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼり。

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↑ 川崎町農産物直売所「De・愛」。

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↑ オレンジの屋根も久しぶり。3年前は、ここに到着した時点で疲れ果ててた。自販機で買ったジュースが感動的に美味しかったことを覚えてる。今回は何も買わずに通過。

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↑ 3年前は、左側を走る新しい道路が一部工事中だった記憶がある。

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↑ 川崎町立病院。歩いても歩いてもゴールが近付かない直線道路の途中にあるので、3年前はこの付近で泣きそうになってた。

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↑ 今年は余裕シャクシャクなので、「なひこ畑」の看板も撮っちゃったり。

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↑ 住宅街を少しだけ歩く。小川の流れる音が心地良かったし、風景が変化したので気が紛れた。

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↑再び直線道に戻る。まだまだ直線は終わらない。

慣れない頃は、延々と歩いても景色が変わらなかったり、コースマップを見てゴールまでの距離が想像以上に遠いと分かったり、あるいはマップ上にあるランドマークが遙か遠くに見えたりすると、「まだこんなに距離残ってるのか」などとガックリきて、それで心が折れ、疲れが増す。

だから、残り距離のことを意識から消せばいいのだ。1歩進めば1歩分ゴールに近付いてるんだし、歩けば必ずゴールはやって来る。それだけ意識してれば疲れなど感じない。3年歩いて会得したコツ。

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↑ ひたすら歩いて、ようやく直線からカーブになる。曲がり終えたら川崎町役場、そしてゴールが待っている。

どこのアナウンサーだろう

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↑ 川崎町役場。3年前は間違って違う建物を撮影してしまったが、今回はガードマンさんに確認したので間違いない。

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↑ 敷地内に入ると大行列。

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↑ 「かわさきパン博2014」というイベントが開催されていて、有名なパン屋さんのパンがたくさん販売されてるんだとか。今年で3年目になるんだって。4月19日(土)〜20日(日)の2日間開催されてる。(豊前川崎駅から臨時バスも運行してたみたい)

テレビカメラが来てるところを見ると、けっこう有名なイベントなのかな。

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↑ おお。こっちにもテレビカメラ。並んでる人にインタビューしてるぞ。

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↑ スラーっと背の高い美人女性がインタビュアー。どこかの局の女子アナウンサーだろうか。笑顔がステキだった。インタビューされてた女性も美人さんだった。

今日のニュースで流れたのかな。確認はしていない。

苦しかった記憶が蘇る

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↑ 川崎町役場を過ぎ、駅へと向かう。

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↑ 独特の立体交差が見えた。あの向こうが駅になる。

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↑ JR豊前川崎駅に到着。3年前、ゼエゼエ言いながらゴールしたのを思い出した。

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↑ 歩行時間は2時間11分。歩行距離は13.84km。

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↑ 1時間に1本の日田彦山線。今回は帰りの電車の時刻を把握しており、しかも一度歩いて知ってたコースなので距離感も予測がつき、歩きながらスピードを調整した。しかし予想より早く到着してしまい、結局15分待った。

豊前川崎編はウォーキング通算4戦目だった

3年前の豊前川崎編はブログにもエントリーを書いてるが、当初書いてた「疲労困ぱいのエピソード」の大半は長くなったので後日削ってしまった。

2011年4月、初めて歩いたウォーキング大会が東郷編。12kmという距離が長すぎて絶望しそうだったけど、完歩できて自信にもなった。

その後、2戦目と3戦目を諸事情により途中リタイア。4戦目となったのが今回歩いたのと一部同じコースの豊前川崎編だった。

スタート直後から魚楽園まで、私より年上の女性が猛烈に速くて、どんどん引き離されていくのが哀しかった。しかも更に速く歩く数名の男性に軽々と追い抜かれた。その速さに冗談抜きで唖然とした

タイムや順位を競うのではないと分かっていたけれど、自分が必死に歩いてる後方からアッサリ追い抜かれていくのは悔しかったし、ショックだった。今は慣れたから気にならないし、自分自身も高速で歩けるようになったから、よっぽど速い人じゃないと追い抜かれることもなくなった。

魚楽園で折り返し、雪舟ロードから延々と数キロ続く直線道路では、疲れ切って心も折れそうだったし、足はつってたし、足の裏はマメが出来てたし、右足中指の爪が人差し指に刺さって出血してた。

「歯を食いしばって」という表現があるけれど、たぶんそんな感じの悲壮な表情で足を引きずりながら歩いてたんだと思う。

そんなギリギリな私を、これまたとても軽々と追い抜いていった男性がいた。もう10km以上歩いてるはずなのに、なんでそんなに高速で歩けるのだ。しかも自宅近所を散歩してるかのような涼しい表情と軽いステップで。ただただ、ビックリした。

どんだけ鍛えたら、あの人みたいに颯爽と軽やかで涼しげに、そして力強く歩くことができるんだろう

悔しさを超えた、尊敬の念というか憧れのような感情を、どんどん遠のいていく男性の背中を眺めながら感じた。3年経った今も鮮明に覚えてるし、名前も知らない男性に「いつか追い付きたい」という思いは、今も歩く際の原動力になっている。

今回14km近く歩いたが、3年前にあれほど疲弊しまくったコースを今回は余裕で、無傷で、目標時間よりも速く歩くことが出来た。長い直線道を歩きながら、あの時ずっと前方を歩いてた男性の背中を思い出してた。

3年経って、自分はどれだけ速くなれただろう。強くなれただろう。ただ、自分がどれほど速く強くなっても、あの男性はそれよりも常に速く強く、いつも自分の前方を歩くだろう。それは今後もずっと変わらない。

初めて歩いた東郷編のコースは一昨年も昨年も歩いたし、今年も参加する。一方、同じく思い入れのあった豊前川崎編のコースは、他に用事が入ったり、天候が悪かったりして、この2年は参加できなかったのだけど、ようやく3年ぶりに来ることができた。

ウォーキングに限ったことじゃないけれど、この3年間、楽しいことばかりじゃなく、悔しいことや哀しいこともたくさん経験した。

それらが糧になって今の自分があると思いたいし、それを思い起こすため、初心に還るために、ウォーキング1年目で辛かったコース、苦しかったコースは可能な限り毎年歩くし、歩くことで前進してることを実感しようとしている。

豊前川崎編も、またいつか。それまでに電車の運行本数が増えてたらいいなぁ。

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今回のウォーキングコース地図

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