上村敏行商店を再訪(10日ぶり2度目)
福岡市博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」、その5階にある「ラーメンスタジアム(愛称:ラースタ)」は全国各地のラーメン店が出店し、様々な味を楽しむことができます。
今回は「上村敏行商店」に再び行ってきました。通算2回目の訪問で、前回はわずか10日前でした(笑)
そもそも10日間で2回も北九州市から福岡市に遠征するというのが珍しいことなのですが、その10日間で2回も同じ飲食店で食事をするというのは今回が初めてかもしれません。それくらい大好きになってしまった上村敏行商店。
前回食べた「油そば」の食レポや店長さんへのインタビューなどは、前回訪問時の記事にて詳しく載せています。
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【閉店】上村敏行商店:ラースタの期間限定店舗で絶品油そばをいただく
キャナルシティ博多内「ラーメンスタジアム」にオープンした「上村敏行商店」を訪問。初めて食べる「油そば」は今まで食べたことのない感動的な美味しさでした。店長・梅本さんへのインタビューも掲載しています。
上村敏行商店もうひとつのオススメ、まぜそば
前回は「油そば」をいただいたので、今回はもうひとつのおすすめ「まぜそば」を食べよう、と事前に決めていました。
前回訪問時に少し戸惑ってしまった券売機ですが、今回は迷うことなくスムーズに食券を買うことができました。
券売機の「まぜそば」のところに吹き出しでコメントが掲載されていました。
まぜそば…
濃厚魚介ダレのかかったガツンと来る「ジャンキー」汁なし麺です!
試食会で抜群に評判の良かった一杯です!
そもそも「ジャンキーな味」とは?
「ジャンキーな汁なし麺」というお店側の宣伝文句を見て、そもそもジャンキーな味って何だろう、となった人がいるかもしれません。
詳しく解説されている記事があったので引用します。
ハンバーガーやポテトフライなどのジャンクフードのような、濃い味のことを「ジャンキーな味」と表現することがあります。
油が多く使われていたり、脂質の高い食べ物の味を「ジャンキー」と表されるのです。
この「ジャンキー」は、「ジャンクフード」の「ジャンク」を形容詞化して使うようになったものです。
「ジャンクフード」の「ジャンク」の語源は、英単語の “junk” です。
英単語の “junk” は、「がらくた」「屑(くず)」という意味です。「ジャンクフード」は、栄養価のバランスを著しく欠いた食品であるため、このように呼ばれるようになりました。
そのため、 ジャンクフードの味を指すときに使う「ジャンキー」は、「麻薬中毒者」や「何かに夢中になっている人」という意味の「ジャンキー (junkie)」とは異なるので、注意しましょう。
引用元:「ジャンキー」の意味とは?使い方から英語や語源や類義語まで解説
参考「ジャンキー」の意味とは?使い方から英語や語源や類義語まで解説
というわけで、今回はその「ジャンキーな」まぜそばをいただきます。お値段は700円。
まぜそばのおいしい食べ方・4箇条
前回の訪問時、とてもフレンドリーで明るく接客してくれた女性店員さん、そして店長の梅本さん、共に今回は不在でした。
梅本さんは同じラーメンスタジアム内にある「らーめん二男坊」の店長もされているので、今回はそちらの店舗に行かれていたのかもしれません。
今回は若い男性店員さんが厨房で作業されていました。前回と同じく「写真を撮らせてもらっていいですか?」とお願いすると、「はい」とOKをもらったものの、少し戸惑われてる印象だったので、申し訳なく思い横からのお顔を撮影させてもらいました。
そうですよね、知らない人からいきなり「写真撮らせて」って言われたら普通は戸惑いますよね。申し訳ありませんでした。
写真撮影だけでなく、ブログ掲載の許可もいただいています。
前回の「油そば」食レポ記事では「油そば」のおいしい食べ方・3箇条を紹介しました。
今回注文した「まぜそば」にもおいしい食べ方が解説されていました。しかも油そばより1つ多い、4箇条です。
- 「まぜそば」は「油そば」と違い、激しくジャンクな麺である!
- よく全体をかき混ぜて、ジャンキーを体験する!
- 後悔の無いよう、トッピングバーで自分好みにカスタマイズする!
- 豪快にすするべし!
「油そばとは違う」と強調されてることや、解説の下に「ハマる!!ジャンク麺」と書かれているのも大変興味深いです。
油そばには猛烈にハマった私。今回のまぜそばはどうか。
無料トッピングで好きな味を加える
「まぜそば」が到着しました。油そばの時と同じく「NO SOUP(=汁なし)」と書かれた器に入っています。
具材としては「生卵」「海苔」「もやし」「水菜」「ネギ」、それからベビースターラーメンのような乾麺もありました。マヨネーズも最初から入っています。
「後悔の無いよう、トッピングバーで自分好みにカスタマイズする!」と案内されていた無料トッピングバー。
前回の訪問時、女性店員さんに教えてもらっていたおかげで存在を知っていたので、今回は自ら足を運びました。なんだかすでに常連さんのような振る舞い。(来たのは2回目です)
前回の油そばでは、柚子胡椒が見事にドンピシャで、味が劇的に変わって感動しました。今回もトッピングで柚子胡椒を追加。
柚子胡椒の他には「紅ショウガ」と「かつおぶし」をトッピング。すべて好きなもので、無難とも言えます。
トッピングバーの解説に「まぜそばは、カレー粉がおすすめ」と書かれていて、直前まで入れるか辞めるか迷いましたが、最終的にはカレー粉を入れないことに決定。
カレー粉を入れると、おそらく味はガラッと変わるだろうなと思ったので、まずは本来の味を食べてみたかったのです。カレー粉を入れる方が「ジャンキー」なんでしょうけどね。
上村敏行商店「まぜそば」を実食!
トッピングも完了し、混ぜる作業を開始します。
数分ほど混ぜ続け、具材も十分に混ざりました。
「油そば」のときは固形の豚骨スープが入っており、混ぜていくにつれてそれが溶け、麺と馴染むことで「スープはないけど豚骨風味」を味わえるという、とても面白い味でした。今回の「まぜそば」はその固形豚骨がありません。
最初にひとくち食べて、まず感じたのは「マヨネーズの存在感」でした。
実は普段、マヨネーズを積極的に食べません。たとえばハンバーガーなど「最初から少しだけ入っている料理」の時は食べますが、野菜サラダやお好み焼きなど「後から自分の好みでマヨネーズを付け足す料理」のときはマヨネーズを一切つけません。
嫌いではないんですけど、「マヨラー」と呼ばれる人ほどマヨネーズを愛していませんし、激太りして以降はむしろ意識的にマヨネーズを遠ざけていたりもします。
そういう「普段ほとんどマヨネーズを食べない人が、久々にマヨネーズのたっぷり入った料理を食べた」と想像してください。
前回の「油そば」ではおいしくて感動した柚子胡椒のトッピング、今回も入れたのですが、マヨネーズの味が勝ってしまい、柚子胡椒の風味が完全に消されていました。
少し食べてからさらに柚子胡椒を追加でトッピングしたのですが、さほど味は変わらず。マヨネーズの味ってこんなにも強いのか、と驚いてしまいました。
「油そば」では固形豚骨スープがあったおかげで、スープがない料理にもかかわらず最後は「サラッ」という食感でした。しかし今回のまぜそばはスープがないのに加え、マヨネーズが入ってたので、「ネチョッ」感がとても強かった。混ぜ系パスタによくある食感です。
マヨネーズが好きな方だと、かなりイケるのかなと感じました。しかしマヨネーズが得意ではない私は「マヨネーズを最初に外してから混ぜれば良かったな」と正直後悔してしまいました。そのくらいマヨネーズの主張が大きいです。
残念ながら「まぜそば」は「油そば」ほどハマりませんでした。そして食べ終えてから改めて「ジャンキーな味」の意味が分かりました。確かに味は濃いです。マヨネーズを混ぜなかったらどうなっていたのだろう。
トッピングでおすすめされていたカレー粉を入れた「まぜそば」の味がどうなるのか、ということにも興味は湧きましたが、次に来た時はやっぱり油そばを注文するかな、という気がしています。
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追記:上村敏行商店は閉店しました
上村敏行商店は、2012年(平成24年)6月10日でラーメンスタジアムを卒業(閉店)しました。
私の住む北九州市にはラーメンの有名店が多数あります。その中でも特にオススメできるお店を厳選し、別記事にまとめました。参考にしていただければ幸いです。
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