今年も堀川は故高倉健さんをしのぶ黄色いタオルが飾られている
スタート地点、JR折尾駅。
旧駅舎が解体され、新駅舎が開業し、駅の北口が完成するまでの長い過程を当ブログではずっと追い続けている。
「折尾駅前再開発シリーズ」でいろんな写真を紹介しているので、興味のある方はそちらもどうぞ。
今年9月に開業した「えきマチ1丁目折尾」。この日は朝早かったため、まだ開店していなかった。
折尾駅の旧東口、堀川の飲食店街沿いには、今年も「幸福の黄色いタオル」が飾られている。
2014年に亡くなった故高倉健さんの命日(11月10日)に合わせ、健さんの代表作のひとつ「幸福の黄色いハンカチ」の名場面を再現するかのように、黄色いタオルを飾って健さんをしのぶという催し。
折尾駅の近くにある東筑高校が健さんの母校であり、堀川は通学路のひとつであるため、この場所に黄色いタオルが連なっている。
2023年の飾り付けは11月17日(金)まで。
なお2023年11月現在、折尾駅の旧東口エリアは再開発工事が本格化したため、車だけでなく人も進入・通行できなくなっている。
「幸福の黄色いタオル」が飾られている堀川への行き方や、現在の旧東口の状況などは、2023年11月現在の折尾駅前再開発記事にてまとめている。
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折尾駅・旧東口は全面封鎖され人も通行できない(2023年11月)
北九州市八幡西区・JR折尾駅周辺の再開発工事。旧東口では工事が本格化し、前月の車両侵入禁止に続いて今回訪問時は全面封鎖となり、人も通行できなくなっていました。堀川橋撤去工事の様子も合わせて写真付きで紹介します。
折尾駅前の国道199号線は2車線化が完了している
折尾駅の旧東口や堀川周辺を散策後、回り道をして旧西口に出る。
旧西口のホーム跡や線路跡も再開発工事がいよいよ始まったため、緑色の柵で覆われている。
道路の左側に建っているビルは、うどんや駅弁「かしわめし」で有名な東筑軒の折尾本社。
国道199号線に入り、進路を東へ。「折尾駅北口」交差点の横断歩道を渡って反対側へと移る。
いつだったかの記事で「折尾駅前の国道199号線は片道2車線化の工事が延々と続いている、いつ終わるのか」みたいなことを書いて、そのまま放置していた。
ふと気付けば、駅前の片道2車線化工事は完了し、道路はすっかり広くなっていた。いつ終わったのか正確には把握していないが、ずいぶん前には気付いていた。
当ブログで書くのを忘れ続けていたので、今ここで触れておく。
「光明二丁目西」交差点を左折し、進路を北東へ。
「楠木一丁目」交差点で再び左折し、進路を北へ。ここからしばらく、北へ向かって直進することになる。
折尾にはよく来るが、この道から北側は滅多に歩かない。もしかすると初めて歩くのかもしれない。
禁煙と15kg減量ができた産業医科大学病院
吉野屋から続いていた長い上り坂が終わり、坂が下り始める。前方に巨大な茶色の建物が見え始める。
その巨大で茶色い建物の正体は「産業医科大学病院」。名前から分かるとおり、敷地内には同名の医大もある。
2006年、原因不明の高熱が続き、約1ヶ月ほど入院したことがある。
当初は(産業医大病院ではなく)別の総合病院に入院したのだが、その病院がとにかくヒドかった。
内科の医師たちは毎日の検査結果に「(高熱の原因は)分からない」と繰り返すばかり。人体実験でもしてるかのように様々な検査が毎日おこなわれ、注射もアホみたいに打たれたが、何の結果も出せない医師たちだった。
病状は改善せず、熱は下がらず、逆にストレスは増え続け、こんな病院はすぐに出たいと切望し、転院したいと毎日言い続け、2週間後にようやく許可が出て産業医大病院に転院した。
転院する際、ナースセンターに預けていた睡眠導入剤(別の心療内科で処方されたもの)を返してもらうはずが、9割近く盗まれていた。猛抗議しても看護師たちは「盗んでない」と全否定し、すっとぼけ続けた。売りさばいたのか、自分たちで服用したのか。
産業医大病院に転院できたのはいいが、原因不明の高熱は下がってしまっており、検査しても熱がないので当然ながら原因は分からない。
結局、様子を見るため1週間、病室のベッドに寝ていただけ。熱は上がることがなく再現しなかったため、「治っちゃったね」ということで原因不明のまま退院した。1ヶ月の入院生活で15kg痩せていた。
入院当時、まだ喫煙者だった。熱が下がっているならタバコを吸っても良いと医師から許可をもらったが、喫煙スペースは屋外の広場の一角、それなりに遠いところにあった。
建物の高い階にあった病室から1階屋外の喫煙スペースまでの距離を往復するのが面倒臭くて、結局入院中はタバコを吸わなかった。
退院後、「このままタバコを辞め続けられそうだな」と思い、自宅にあったタバコと灰皿とライターをすべて捨てた。それが2006年。
禁煙は自分の意志で決めたことだし、15kg痩せたのも食欲が全然なくて食べなかっただけ。病院側は特に何の治療もしていないのだが、産業医科大学病院には今も感謝している。
ちなみに、最初に入院した某総合病院のナースステーションから転院の1ヶ月後に電話がかかってきた。「睡眠導入剤が見つかりました」と。
「盗んだなんてとんでもない! あなたが全部飲んだのを忘れてるだけじゃないですか!」と全否定していたはずだが、何を今さら、とは思いつつ病院に取りに行ったら、もともと預けていた量の1割ほどしか返ってこなかった。
「見つかったのはこれだけです」と申し訳なさそうに謝罪する看護師に軽く返事だけして、再抗議もせず、すぐに帰った。
その総合病院は二度と利用していないし、家族全員にも行かないよう伝えている。
学術研究都市ひびきの、今回は立ち寄らず
「光貞台」交差点で左折。進路を北西へ。
道路の反対側には「本城西団地」の棟が連なっている。
「浅川中学校東」交差点で左折し、進路を南西へ。
上の写真は交差点を右折する方向。反対側の北東へ少し進めば、「学術研究都市ひびきの(学研都市)」がある。
学研都市には北九州市立大学、九州工業大学など地元の大学だけでなく、早稲田大学のキャンパスも入っている。
2012年に1回だけ学研都市をウォーキングで巡ったことがあるものの、あれから行っていない。
今回少し立ち寄ろうかとも思ったが、時間の余裕があまりなかったため断念した。近いうちにまた歩きに行ってみるつもり。
長い上り坂がしばらく続く。
資さんうどん 浅川店。「浅川」交差点の角にある。
ちょうど昨年の今頃、長女と二人でこの店に入り、うどんを食べたのを思い出した。
長女は今年の春から就職し、同じ北九州市内ではあるが一人暮らしを始めている。
九州共立大学、九州女子大学を通過
九州共立大学。福原学園が運営している私立大学で、奥には自由ヶ丘高校もある。
スポーツの強い大学で、陸上部が有名。プロ野球選手も多数輩出しており、福岡ソフトバンクホークスだけでも馬原孝浩、新垣渚、田上秀則など。
昔、仕事の流れで簿記3級の資格を取得するよう業務命令が出た際、試験会場がここ九州共立大学だったのを思い出した。(試験は満点で合格した)
そういえば、第二種情報処理技術者試験(現在の基本情報技術者試験)の試験会場もここだった。(試験はもちろん合格した)
九州共立大学の前にある「ハローデイ共立大前店」。
建物の右側には以前、「TSUTAYA共立大前店」があった。2023年9月30日で閉店している。
TSUTAYAではないが、近くのDVDレンタルショップにアルバイトの面接を受けに行ったことがあった。(不採用だった)
九州共立大学と同じく福原学園が運営する「九州女子大学・九州女子短期大学」。
今年の1月、次女が大学入試センター試験を受け、その試験会場がここ九州女子大学だった。
そのときに娘を送るため、初めて九州女子大学の施設内に入った。(娘は第一志望の大学に合格した)
学園大通り広場、まだ工事をしている?
「九州女子大学前」交差点を過ぎ、折尾駅に向かって南下。
この道路は多くの大学へと繋がるため、「学園大通り」と名付けられている。
八幡西区の折尾エリア近辺だけでも大学がたくさんある。
- 産業医科大学
- 九州共立大学
- 九州女子大学
- 九州女子短期大学
- 北九州市立大学
- 九州工業大学
- 早稲田大学
もっといえば高校も、
- 東筑高校
- 自由ヶ丘高校
- 折尾愛真高校
- 折尾高校
これだけある。
折尾が「学園都市」と名付けられたのも納得してもらえるのではないだろうか。
「折尾四丁目」交差点。
折尾駅の旧駅舎時代、鹿児島本線と福北ゆたか線(若松線)の線路は上下に交差しており、若松線の線路は地上を通っていた。そのため駅前には踏切があった。
新駅舎が完成するよりも前にJRの2つの線路は共に高架化され、折尾駅では並行している。
上の写真、手前に写っている高架が福北ゆたか線(若松線)。奥に鹿児島本線の高架がある。
高架下に完成した「学園大通り広場」。
完成したはずだが、何やら重機が入っており、工事をしているようだった。まだ完成していないのだろうか?
JR折尾駅に戻ってきた。ここで散策は終了。
歩行時間は1時間25分。歩行距離は6.6km。