2017年12月31日をもって閉園となった、北九州市八幡東区東田のテーマパーク「スペースワールド」。
その跡地には大型商業施設「ジ・アウトレット北九州(THE OUTLET KITAKYUSHU)」が現在、建設工事の真っ最中です。
このジ・アウトレット北九州、2022年4月28日(木)に開業されることが正式にアナウンスされました。当初は2022年3月開業とアナウンスされていたので1ヶ月ほど遅れたことにはなりますが、いよいよ開業日が正式決定となりました。
一度は荒野となったスペースワールド跡地に再び人流と生活の息吹が注入される。北九州市民として胸も躍るというものです。
当ブログではこれまでスペースワールド跡地の変遷を撮影し、紹介してきました。今回は2022年2月時点の現地写真を紹介します。
施設や連絡橋の工事がさらに進んでいた
施設には屋根が設置された
エリア南側、連絡橋の右側に広がる「アウトレットゾーン」。
前回2021年10月の訪問時、建物群はコンクリートや鉄骨部分がまだむき出し状態だったのですが、今回は屋根が設置され、見た目はほぼ完成した状態となっていました。
ジ・アウトレット北九州とイオンモール八幡東とを繋ぐ連絡橋も前回訪問時より工事が進み、外観がキレイになっています。
エリア南側「エンターテイメントゾーン」。写真左端に写る「スペースLABO」の外観は前回訪問時とほとんど変わりません。
その右の建物は、こちらも前回訪問時にはまだ設置されていなかった屋根が今回完成していました。
連絡橋の周辺が通行OKになった
イオンモール八幡東の駐車場から連絡橋に繋がる階段部分はまだ鉄骨が見えていて未完成。
連絡橋の下にある駐車場の出入口。少し前までは工事のため立入禁止状態でしたが、通行可能となっていました。
駐車場の舗装も着々と進行中
絶叫マシーン「タイタン」の跡地も駐車場工事が進む
エリア南側(=イオンモール八幡東に面した側)は白い柵に覆われているので、道路から中をうかがうことはできません。これは今に始まった話ではなくスペースワールド時代から。
エリア東側。スペースワールド時代には絶叫マシーン「タイタン」が鎮座していた場所です。
まだ土が露出するところもあるものの、コンクリート舗装済みの場所がずいぶん増えていました。
「枝光一丁目」交差点のすぐ前。この辺りが駐車場の東側出入口になるのかな。
右端に写っている灰色の壁にはスペースワールド時代から前回訪問時まで、浮世絵などの絵が展示されていました。その絵が現在は外されています。
駐車場はかなり広いです。連絡橋を経由してイオンモール八幡東とも往来できるため、かなりの台数が駐車できそう。
さらにはすぐ近くにJRの駅もあるし、きっとバス路線も復活するでしょう。
賑わう条件は整っているのだけど、それはスペースワールド時代も同じだったわけで…。賑わってくれるといいなあ。
高台のホテル「アクティブリゾーツ福岡八幡」が閉館する
かつてはタイタンを見下ろせた好立地に建ち、スペースワールドと共に八幡東の歴史を紡いでくれた「アクティブリゾーツ福岡八幡(旧名称は北九州八幡ロイヤルホテル)」。
昔々には妻とまだ幼かった子供たち、そして両家の両親と一緒に宿泊したこともある、個人的にも大変思い入れの深いホテルです。
このアクティブリゾーツ福岡八幡、2022年9月30日(金)をもって閉館することが発表されました。大変残念。
別の企業が営業を続けるのか、それともホテルが取り壊されるのかは分かりません。建物が消えるのはなんとも寂しい。
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アクティブリゾーツ福岡八幡の跡地には何ができるのか
北九州市八幡東区、旧スペースワールドを見下ろせる高台に建っていたホテル「アクティブリゾーツ福岡八幡」。2022年9月末で閉館し、その後解体されたホテル跡地が現在どうなっているのか、現地に行って写真を撮ってきました。
西エリア、商業施設らしき建物が次々と建設中
プール跡地は何ができるのだろう
エリア北西の角、スペースワールド時代はプールエリア「ウォーターパーク ミューナ」があった辺り。
コンクリートの柵のようなものが建造され、少しだけ高台になっていました。
道路からは高台に何が出来つつあるのかは見えません。完成後の楽しみにしておこう。
道路の車線規制は解除された
前回訪問時、工事のため片側2車線のうち1つが規制されていた「西本町枝光1号線」の下り方面は、工事が終了したらしく規制が解除されていました。
スペースワールドの正面ゲートがあった辺りへと向かいます。
正面ゲート跡地や元バス停にも変化あり
ジ・アウトレットでも正面ゲートとなるのか
「北ウイング(NORTH WING)」と書かれた区画。イオンのロゴが付いている建物もあります。
この辺りはスペースワールド時代に正面ゲートがあった辺り(ゲート左端辺り)。
旧正面ゲート前の歩道橋から見て正面に位置する辺り。ジ・アウトレット北九州の正面入口がここになるのかな。
それはともかく、正面の一角に謎のオブジェ。やけに細いモミの樹か、それとも成長し過ぎたトウモロコシか。
いったんクリアされたバス停跡地が舗装開始
そういえば、スペースワールド時代に西鉄バスのバス停だった区画は、他のエリアと同様にいったんリセットされ、キレイに整地されました。
今回見てみると、旧バス停付近は新たに舗装されているのが分かります。
道路への出入口もあそこしかないし、やはりあの辺りが再びバス停になるのかもしれません。
JRスペースワールド駅方面へと向かいます。
JR駅からスペースLABOまでの連絡路、復活の予兆
入口ゲートの看板がチラ見え
ジ・アウトレット北九州のエリア南西部、かつてスペースシャトルの巨大模型があった辺りに新しく建設された「スペースLABO」。
北九州市立児童文化科学館が移転し、国内最大級のプラネタリウムを擁するそうです。楽しみ。
前回来訪時にはまだ工事初期の段階で存在していなかった入口の白いゲートがほぼ完成しています。
ゲートの天井から吊される形で何やらロゴらしき文字。今は大半が布に覆われて隠されているが、右端の「S」という文字だけ見えている状態。
封鎖されていた連絡路は復活しそう
前回来訪時、連絡路の手前には背の高い柵が設置されていたのですが、その柵が撤去され、現在は緑色の低い柵のみが設置されている状態。
背の高い柵が撤去されて視界が開けたことにより今回気付いたのですが、写真左上に写ってる通り、世界遺産「官営八幡製鐵所旧本事務所」への案内板が現在も撤去されず残ったままになっています。
ということは、この地点から旧正面ゲート付近までの連絡路もいずれは復活するということなのでしょうね。地味に嬉しい。
スペースワールド閉園と共に閉鎖されて立入禁止となり、以降は雑草の生い茂る状態になっている連絡路。今度はJRスペースワールド駅からジ・アウトレット北九州へと繋がるメインの連絡路になってくれそうです。
開業まであと2ヶ月半。次にここを訪れるのは完成直後か、それとも開業直後か。
また来ます。