今回はスピード重視で歩こうと最初から決めていた
5時半に起床し、JRに揺られて小倉北区にやってきた。
早朝の小倉城を眺めながらスタート地点に向かう。
スタート地点の勝山公園に到着。スタートの40分ほど前に到着したので、まだそれほど人は集まってない。
昨年が第1回だった長崎街道歴史発見ウォーク。第2回の今年も昨年に続き27kmコースに申し込んだ。
開会挨拶などが行われた仮設ステージ。
受付でもらったコースマップ。裏側がスタンプラリーの台紙になっていた。
他にゼッケンやコースマップをもらう。
昨年と同様、今回の大会もスタンプラリーを兼ねており、全27kmコースには複数のチェックポイントが設置されており、スタンプをすべて押せた人には参加記念の副賞がもらえるという仕組みになっていた。
昨年に第1回大会の散策記を公開した際、同じく大会に参加した方々からSNSなどで感想をいただいたのだが、その中で
「スタンプを全部押せなかった」
「どこにチェックポイントがあるのか分からなかった」
という話を複数の人から聞いた。それもあり、今回の散策記ではチェックポイントの写真を多めに撮影している。
もうひとつ、前回大会は少し観光気分で歩いており、風景写真もたくさん撮った。
今回は「昨年よりも早いタイムで完歩しよう」という目標を立てたので、スピード重視で歩いている。
したがって風景写真は(うちのブログの他の散策記と比較すれば)少なめかもしれない。
午前8時30分。勝山公園をスタート。紫川沿いを北へ進む。
長崎街道の起点、常磐橋から西へ
長崎街道の始点、常磐橋。
第1チェックポイント、「常磐橋」。
常磐橋を渡ってすぐ左側、「常磐橋室町広場」というところに設置されていた。
2km通過。小倉北区田町付近。北九州都市高速の下をくぐる。
4km通過。小倉北区清水付近。国道3号線の交差点で信号待ち。
第2チェックポイント「水かけ地蔵」。九州歯科大学附属病院の南側にあった。
5km通過。小倉北区を抜けて八幡東区に入る。
第3チェックポイント「茶屋川橋」。橋を渡ってすぐ左手の公園に設置されていた。
高見神社から東田遊歩道へ
6km通過。県道296号線「六条橋」交差点で信号待ち。
昔は道路の中央を路面電車が走っていた通りで、昔を知る人は国道ではなく「旧電車通り」という愛称で呼んだりもする。
現在は拡張工事も済み、片側3車線の広い道路に生まれ変わった。
前方正面に八幡のシンボル「皿倉山」が見える。
ここすぐ近くには、2年連続「無法松40kmウォーク」で両脚がつった因縁の「高見神社」がある。
7km通過。第4チェックポイント「三条国境石」。高見エリアの住宅街の中、小さな公園のような一角にある。
ここは江戸時代に豊前国と筑前国の国境だった地点で、それを記した石碑(三条の国境石)が立っている。
9km通過。国道3号線戸畑バイパスに合流。車両同士の追突事故なのか、警察が現場検証をしていた。
「ベスト電器 八幡本店」を越えてすぐのところから東田遊歩道に入る。上を走るのは北九州都市高速の5号線。
第5チェックポイント「東田遊歩道」。文字通り、東田遊歩道の途中に設置されていた。
東田遊歩道からはテーマパーク「スペースワールド」や「いのちのたび博物館」が見える。
今回も昨年に続き、東田遊歩道に休憩スペースが設けられていた。
冷たいお茶をいただく。おいしくて気分転換ができた。
昨年はここで明るい女性スタッフ陣と意気投合し、即席漫才を繰り広げたのだが、今回はスピード重視で歩いていたため、お茶をいただいてすぐ出発した。
八幡東区から八幡西区、黒崎宿へと入る
11km通過。第6チェックポイント「前田一里塚」。前田三丁目南公園の一角に一里塚の案内板がある。
12km通過。再び国道3号線の「桃園2丁目」交差点。長い長い信号待ち。
14km通過。八幡東区を抜け、八幡西区に入る。
第7チェックポイント「黒崎東構口」。構口(かまえぐち)とは宿場町の入口のことを意味する。つまり、この辺りからは以前の宿場町「黒崎宿」だったということになる。
JR鹿児島本線の踏切待ちが猛烈に長い。JR黒崎駅が近いので、電車が踏切を通過するまで莫大な時間を要する。
やたらと待たされ、やっと踏切が開いたと思ったら5秒後にまた警報が鳴り始めた。
第8チェックポイント「春日神社」。
春日神社は「黒田神社」とも呼ばれ、黒田長政や黒田官兵衛などが祀られている。
熊手通りに入る。商店街の入口には、坂本龍馬など長崎街道を歩いたと言われる人達の似顔絵を描いた看板が設置されている。
第9チェックポイント「興玉神」。商店街の中にある。
昨年、多くの人がここに気付かず、スタンプを押し忘れたという。今年は大会スタッフが立っていてくれた。
曲里の松並木から町上津役エリアへ
15km通過。黒崎エリアの市街地の中に整備された「曲里の松並木」に入る。
第10チェックポイント「曲里の松並木」。
16km通過。第11チェックポイント「幸神」。
曲里の松並木を過ぎてからは上り坂の連続。このあたりで脚の調子がおかしくなり始める。
19km通過。第12チェックポイント「涼天満宮」。スーパー「マックスバリュ上の原店」の道を挟んで反対側にある。
20km通過。第13チェックポイント「八児地蔵様」。八児小学校の近く、藤棚の下にある。
ここは昨年「どこにチェックポイントがあったのか分からない!」という意見が最も多かったところ。私自身も昨年は気付かずに一旦は通り過ぎている。
同じく「分かりづらい!」と不評だった第9チェックポイント「興玉神」と同様、今回は大会スタッフの方が立っていたので、初めて歩く人でも分かりやすかったのではないかと思う。
小嶺エリアを抜けて木屋瀬宿へ
21km通過。北九州都市高速の小嶺インター入口。
スピード重視で歩いてきたツケで、ついに両脚のふくらはぎがおかしくなってきた。
上り坂はまだ続くため、このあたりから歩くスピードを緩め、完歩するために少しでも脚力を温存するよう努める。
22km通過。第14チェックポイント、立場茶屋(銀杏屋)。町上津役エリアを抜け、小嶺エリアに入っている。
24km通過。第15チェックポイント、大日堂。北九州都市高速・馬場山インターチェンジの近く。
26km通過。八幡西区楠橋付近。このあたりになると脚が痛すぎて完全に観光モードと化す。
27km通過。ゴールの木屋瀬宿記念館が見えた。
ようやくゴール。これほど脚が痛むのはいつ以来だろう。
最後のチェックポイント「木屋瀬宿記念館」。
今年も全てのチェックポイントでスタンプを押すことができた。右側にある赤いのは参加記念バッジ。
完歩証明書も2年連続でもらえた。
歩行時間は4時間35分。歩行距離は27.11km。
昨年の同大会が5時間01分だったので、25分ほどタイムを短縮できた。