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保存修理工事中の門司港駅に見学専用デッキが新設されました

2013年11月26日

現在は工事中のため駅舎が見えません

福岡県のみならず九州の玄関口と称される、北九州市門司区にある九州最北端の駅、JR門司港駅

国の重要文化財にも指定され、一大観光名所となった門司港レトロの象徴の一つでもあった門司港駅舎ですが、2013年9月29日より保存修理工事が始まっています

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↑今年5月にウォーキング大会で門司港に行った時は、駅前広場に柵が設けられていたものの、かろうじて駅舎を眺めることは出来ていました。

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↑これは先日(11月24日)のウォーキング大会時に撮った写真。現在は白い「素屋根」というもので駅舎が覆われており、風情のある駅舎は完全に隠れてしまってます。

工事見学用の専用デッキが新設されました

先日、門司港駅に関するニュースを発見。引用します。

 大規模改修工事が進められている国指定重要文化財のJR門司港駅(北九州市門司区)で、工事中の駅舎を見学できる専用デッキが完成し、23日から一般開放される。

 デッキはL字形で、全長73・5メートル、高さ4・5メートル。北九州市が整備したもので、総事業費は6500万円。

 駅舎は工事中、雨風を防ぐ「素屋根」で覆われているが、デッキからは、素屋根の透明なアクリル板の部分から、修復が進む駅舎や工事の作業の様子を見学できる。

 また、デッキ入り口では、工事現場の中継映像を見ることができるタブレット端末(計40台)を無料で貸し出す。

 見学時間は、午前9時~午後5時。改修工事は2018年3月まで続く予定で、デッキからの見学は17年9月まで。

via:『改修工事中の門司港駅 見学デッキが完成』(2013年11月15日 読売新聞)

上記ニュースの通り、見学デッキが完成して11月23日から開放され、見学できるようになりました。

とても幸いなことに、門司港でのウォーキング大会が開放翌日の24日にあったので、歩き終えてから見学してきました。

無料貸し出しのiPadが工事の様子を映してくれます

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↑見学は午前9時からのはずだけど、この日は午前8時の時点で既にデッキ入口付近に係員さんが待機してました。「見学いかがですかー!」と笑顔で語り掛けられたので、ウォーキング終わってから必ず来ますねー、と私も笑顔で即答。

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↑入口の階段。

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↑ウォーキングのゴール後、再び門司港駅。歩道横の白い柵には、改修工事前に開催された写真撮影コンテストの入賞作品が展示されています。

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↑どれも素敵な写真ばかり。写真撮影、上手になりたいなぁ。

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↑入口前のブースで、工事見学用のiPadを無料貸し出ししてくれます。自分の名前を用紙に記入後、iPadに連絡先の電話番号を登録してから、iPadを受け取りました。当たり前ですが、iPad Airでもないしmini Retinaでもありません。

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↑右手に自分のiPhone5、左手に貸してもらったiPadを持って、いざ見学開始。

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↑久々に駅舎の正面側へ接近。

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↑見学デッキの数カ所に案内板が設置されており、iPadのメニュー画面にあるアイコンが表示されています。

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↑案内板と合致するアイコンをタップすると、詳しい解説を読めたり、工事現場のカメラ映像が映し出されてリアルタイムに工事の様子を見学することも出来る。ユニークな試みですね。

写真だと反射してしまって、駅舎が上手く写ってないのですが(私の撮影が下手なのもあるけど)、最接近すると薄暗い中に門司港駅舎の姿を確認することができます。

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↑この日は日曜日の午前だったこともあり、工事がお休みだったのかな? 特に工事現場の動きもなく、映像も止まったままでリアルタイムな感じがしなかった(笑) 平日だといろいろ見られて面白いかもしれません。

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↑コンテストの入賞写真が展示されてる柵のちょうど上あたり。

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↑見学デッキの上から眺めた門司港レトロと海。

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↑以前の噴水広場は今こんな感じで、工事用のプレハブ小屋が複数建ってます。あの噴水広場、とても好きだったんだけど復活するのかな。して欲しいな。

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↑私と同じくウォーキング帰りの方々や、親子連れの方々も見学されてました。

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↑iPadで工事の生中継を見ながら見学ってのは初体験だったので、なかなか興味深かったです。デッキの階段を降り、出口でiPadを返却して見学終了。

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↑工事終了は平成27年と書かれてますが、引用したニュース記事には平成28年と書かれてるし、門司港レトロ倶楽部のサイトには平成30年3月に終了予定と書かれています。どれが本当なのか分からないけど、あと5年も工事するのは長いなぁ。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

工事は「取り壊し」ではなく、あくまで「保存終了工事」とのことなので、大好きな門司港駅の駅舎が二度と見られなくなる、という不安は無さそう。

そうは言っても、柵などで完全に覆われちゃってる状態ですから、駅舎が現在どんな状態になってるか、多少不安ではありました。

福岡県内では他に直方駅や折尾駅といった、歴史のある古い駅舎がここ数年で立て続けに取り壊され、再開発工事が進んでいます。

歴史的価値のある文化遺産を保護しようということで、取り壊し反対運動も盛んに叫ばれてましたが、私は個人的に、どちらかと言えば再開発に賛成の立場でした。JRの利便性を考えると、古いままではどうしてもデメリットがある。

でも、実際に直方駅や折尾駅の駅舎が取り壊されて消失してしまい、今また門司港駅の駅舎が見られなくなるという現実に直面すると、やっぱり寂しいんですよ。最近はそういう感情が少しずつ心の中で広がり始めています。

今回ニュース記事を読んで「行きたい!」と感じたのは、工事してる風景をリアルタイムで見たいというよりは、大好きな門司港駅の駅舎がどうなってるかを確かめてみたかったから。ガラス越しではあったけど、懐かしい駅舎がキチンと残ってるのを自分の目で確認できたのでホッとしました。

何年後になるかは分からないけど、レトロな雰囲気を保ったまま、門司港駅の駅舎が素敵にリニューアルしてお目見えする日を楽しみにしています。

なお、引用したニュース記事内にも記載されていますが、今回紹介した工事見学デッキは2017年9月まで無料開放されています。興味のある方は門司港レトロ観光の途中にでもブラリと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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