福岡の世界遺産紹介③:新原奴山古墳群(福津市)の場所・駐車場情報まとめ

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どこにあるのか誰も知らなかった謎の古墳群

2017年7月9日、福岡県宗像市を中心とする「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」がユネスコ世界文化遺産に登録されました。

世界遺産に登録されたのは全8箇所。

◆沖ノ島
◆小屋島
◆御門柱
◆天狗岩
◆宗像大社沖津宮遥拝所
◆宗像大社中津宮
◆宗像大社辺津宮
◆新原・奴山古墳群

紹介エントリー第1弾では宗像大社及び周辺施設について、エントリー第2弾では中津宮と沖津宮遥拝所がある「大島」への玄関口となる神湊についてまとめました。



今回の第3弾では、「新原・奴山古墳群」を紹介します。

読みは「しんばる・ぬやま・こふんぐん」。宗像大社や神湊は「福岡県宗像市」なのですが、今回紹介する新原・奴山古墳群は「福岡県福津市」にあります。

福津市は2005年に「宗像郡福間町」と「宗像郡津屋崎町」が合併して出来た新しい街。私もウォーキング大会で毎年訪れている大好きな街です。

今回の世界遺産登録ニュースで初めて「新原・奴山古墳群」という名前を耳にした人、多かったのではないでしょうか。私も今回初めて知りました。

いろんな人に聞いて回ったところ、私が聞いた範囲では「名前も知らなかった」が7割、「名前は聞いたことあるけど場所がどこなのか知らない」2割、「福津市にあると聞いたけど具体的にどの辺りか分からない」1割、という感じでした。

つまり、行ったことのある人や場所をキッチリ把握してる人は誰もいなかったんです。SNSでも訪問当日に写真をアップしてフォロワーさんと話す機会があったのですが、福津市在住の人ですら「どこにあるのか知らない」とおっしゃってたり。

そんな「地元の人でさえ詳しく知らない謎の古墳群」に行ってきました。

高台の赤い屋根を探せ

「謎の古墳群」と書きましたが、Googleマップなどで検索すればすぐ場所は分かります。

第2弾エントリーで紹介した神湊を出発。神湊は宗像市と福津市の境付近にありますので、港町を出て右折するとすぐ福津市に入ります。

神湊から新原・奴山古墳群までは車で所要約10分。途中の交差点手前にある道路標識にも新原・奴山古墳群の行き先が大きく反映されているので分かりやすかったですよ。

新原・奴山古墳群

▲ カーナビの言う通りに運転し、田園の広がるのどかな景色の中を進んでいると、道路脇に広がる田んぼの向こう側にコブのような丘が複数見えてきました。あれが古墳群。

事前にネットで情報収集した際、新原・奴山古墳群を少し高い場所から撮影してるような写真が幾つかあったんですよ。ドローンなどを飛行させて撮影したのかもしれませんが、もしかすると山や高台、展望台などが近くにあるんじゃなかろうかと予想してたのです。

古墳群に到着して周囲を見回してみると、予想的中。高台のような場所がありました。移動開始。

ひまわり畑

▲ 高台への移動途中、綺麗なヒマワリ畑がありました。

新原・奴山古墳群駐車場

▲ 高台へ移動すると、古墳群の展望所を兼ねた駐車場がありました。「近くに高台あるのかな?」「駐車場はあるのかな?」という疑問は現地に着くまで分からなかったのですが、これで疑問は全て解決。

新原・奴山古墳群駐車場

▲ 駐車場には20台ほど駐車できそうなスペースがありました。駐車場入口の立て看板に注意書きがあり、古墳を見学する人は黄色の枠線内であれば駐車可能

黄色以外にもう1つ、青い枠線もあります。こちらはおそらく所有施設の専用スペースだと思われます。青い枠線内には駐車しないようにしましょう

昭和学園前駐車場

▲ 駐車場入口のすぐ前には「昭和学園」という施設があり、この建物の赤い(オレンジ?)色の屋根が目印になります。

古墳群に到着した際は、まず赤い屋根を探してみてください。そこが駐車場ですので。

高台の展望所と古墳群は連結している

新原・奴山古墳群駐車場

▲ 駐車場のいちばん奥へと移動していくと、正面にお墓と石碑があり、その左側に案内板のようなものが見えます。それらの向こう側には広大な田園風景。

新原・奴山古墳群案内板

▲ 案内板を見てみると、今回世界遺産に登録された各遺産群が描かれている図があります。各遺産群の位置関係が一目で分かります。

「旧入海」というエリアを見てみると、新原・奴山古墳群がある位置のすぐ前は、大昔には陸地ではなく海だったんだなということが分かります。

現在の神湊がある場所は沖ノ島に向かって突き出るような形になってたようです。不思議というか、これぞ「自然の神秘」ですね。

新原・奴山古墳群案内板

▲ 高台の展望所から見える古墳群の解説も載っています。

これはあくまで「展望所から見える古墳群」というだけで、古墳の数がこれで全部という意味ではありません。後で分かりましたが古墳はもっともっと沢山あります。

その古墳群の写真、一番右端に「大島(宗像大社中津宮)」という表記があります。

おお? この展望所から大島が見えるの?

大島

▲ 視線を正面に移すと、海の中にドドーンと大きく鎮座している大島が。大島ってこんなにデカかったんか

直前までいた神湊から大島を見た時は、ちょうど岬のような部分で島が隠れてしまい、島の右端部分しか見えなかったのです。

ちなみに上の写真、海の右側にコブのような島が2つ見えます。左側の島は勝島(無人島だそうです)、右側の島は直前までいた港町・神湊です。神湊と新原・奴山古墳群の距離感、お分かり頂けるでしょうか。

新原・奴山古墳群

▲ 案内板に載ってる写真と同じ古墳群の景色が目の前に広がっています。当たり前なんだけど。

新原・奴山古墳群のため池

▲ 展望所の左側には溜め池があり、堤防部分には柵と共に通路が設置されています。

新原・奴山古墳群

▲ 通路を進むと、古墳群に下りていける階段も設置されています。

古墳群を散策

新原・奴山古墳群

▲ 階段を下りた先に、何やらバス停のような立て看板。展望所からも見えていて、何だろうと気になってました。バスではなくて馬車の停留所だと書かれてます。

ふくつ古墳馬車

▲ 土日限定で予約した人だけ利用できるみたいです。お値段ちょっと高めですが(中学生以上の大人が2,000円)、いろんな古墳を馬車に乗ってラクチンに、しかも観光案内付きで巡ることが出来るのはイイかもしれません。歩いて全部巡るのは相当大変ですよ。

新原・奴山古墳群

▲ この日は気温32度でメチャクチャ暑かったのですが、せっかく来たので行ける範囲で散策してみました。いろんな形状の古墳があるし、福津市特有の涼しい潮風が時々ピューっと吹き抜けて大変心地良い。

新原・奴山古墳群

▲ 中間部分にも案内板があります。現在地を見てみると、まだ半分も来ていない…。高台の展望所から見える古墳群は半分にも満たないことが図からも分かります。

古墳群の左上にある箇所、中央を白い線が縦断してますが、これは車道(県道)です。

古墳群の全部を歩いて巡るのはおそらく体力的に厳しいので、右下の半分は高台の駐車場に車を停めて散策し、左上の半分は別途車で移動して見物したほうがいいかもしれません。今回私はそうしました。

そういう意味でも、馬車で古墳群を巡るのはアリかもしれないです。

新原・奴山古墳群

▲ 世界遺産登録が発表されてから4日後に訪問したのですが、古墳群を見物していたのは私を含めて3人しかいませんでした。

田園の中に古墳群がドーンと広がってるだけだし、景色も単調と言えば単調なので、メジャーな観光地には成り得ないでしょうね。でも、こういう歴史遺産を巡るのが大好きな方々は行ってみると楽しいですよ。

周囲が広い田園風景なので、歩きながら「おおー、なんか楽しいぞ」と私はワクワクしました。体力が残ってたら全部歩いて巡ったかもしれません(宗像大社と神湊を散策した後だったので疲れてた)。天気が良い日は景色も格別なので、ぜひ眺めに行ってみてください。

宮地嶽神社

▲ 福津市といえば、有名な「宮地嶽神社」があります。以前はウォーキング大会で年に何度も訪れていた大好きな神社ですが、約2年ほど訪問してなかったので、今回せっかく福津市に行ったことだし、宮地嶽神社にも立ち寄ってきました。

新原・奴山古墳群から宮地嶽神社までは車で15分ほど。こちらの道路標識にも新原・奴山古墳群の案内が反映されていました。

分かっているとは思いますが念のため書いておくと、宮地嶽神社は今回の世界遺産と関係ありません。

宮地嶽神社・光の道

▲ 某男性アイドルグループが某航空会社CMで紹介したことにより一躍有名になった、宮地嶽神社から玄界灘まで一直線に伸びる通称「光の道」。一時期、とんでもない数の女性が訪れて階段を埋め尽くしたらしいです。私はその期間に訪れてなかったので直接は知りませんが。

宮地嶽神社本殿

▲ 宮地嶽神社の本殿にあるしめ縄は日本最大だそうです。出雲大社のしめ縄のほうが大きいという説もあるんですが、いずれにせよ巨大なしめ縄は必見です。

また、本殿の奥には「奥の宮(奥之宮)」というエリアがあり、8つの社を参拝すれば大願成就するという言い伝えがあります。歩いて散策するのも楽しいので、宮地嶽神社の本殿しか知らない方々にはぜひとも奥まで足を運んで頂きたいです。


【参考】奥之宮八社とは – 宮地嶽神社

私、福津市の回し者ではありません。でも福津市はウォーキング大会を通じて大好きになったし、「ウォーキング原点の地」である宗像大社と共に、福津市の宮地嶽神社にも深く大きな思い入れがあるので紹介させていただきました。

あ、福津市の関係者の皆様、もし何か取材できることがありましたら喜んで馳せ参じますのでよろしくお願いいたします。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

福津市のうち、合併前の旧津屋崎町エリアには広大な「津屋崎古墳群」があり、今回紹介した新原・奴山古墳群も津屋崎古墳群の一部となります。

津屋崎小学校というところでは、校舎の建て替え工事をしてる際に土器などが発掘され、日本でも珍しい「学校校舎内の遺跡展示館」があります(在自唐坊跡展示館)。私も以前ウォーキング大会の際に見物してきました。

福津市は言い換えれば「古墳の街」でもあるってことなんですよ。だからこそ、同じように多くの土器などが発掘されている宗像市と共に今回世界遺産として登録されたことは大変喜ばしいことだと感じます。私は関係者ではないんですが、ウォーキングを通じて宗像市や福津市を大好きになったファンとして喜んでおります。

今回紹介した新原・奴山古墳群はニュース映像や資料で見る限り「広い田園の中にある古墳」というイメージしか得られなかったので、車で行った際にどこ停めればいいんだ? というのが疑問だったので、現地に行ってみて発見・確認できたのは良かったです。

同じように「車で行っても大丈夫なんだろうか?」と思う方々がいらっしゃると思いますので、参考になれば幸いです。

名称 新原・奴山古墳群
住所 福岡県福津市奴山616

名称 社会福祉法人昭和学園
住所 福岡県福津市奴山616
駐車場 駐車場は学園の敷地内ではなく、道路を挟んだ反対側にあります。学園内には絶対駐車しないようお願いいたします。
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